
こんにちは、ハーブ料理研究家の桑村です。今回は、濃厚で塩気の強いアンチョビと爽やかなディルの香りを活かした一品。ぷりぷりの食感がたまらない「えびのガーリック炒め」の作り方を紹介したいと思います。 フレッシュディルの葉は、スーパーでも比較的手に入るハーブの1つです。どうしても手に入らないという方は、味と風味が変わってしまいますがスーパーのスパイスコーナーにある乾燥のディルシードでも作れます。ディルシードを代用する際の注意点は、記事の中で説明していきますので参考にしてみて下さいね。
エビのガーリック炒めの材料(2人前)

エビの下処理用
塩 | 小さじ1/2 | |
片栗粉 | 大さじ1 |
具材
エビ バナメイエビなど、お好みのエビ | 10匹程度 | |
フレッシュディル | 適量 | |
アンチョビ | 3切れ | |
赤唐辛子 | 1本 | |
白ワイン | 50cc | |
レモン | 1/4個 | |
ピュアオリーブオイル | 大さじ3 | |
塩 | ひとつまみ |
エビのガーリック炒めの作り方
レモンをしぼって、爽やかさをプラス

エビのぷりぷりの食感に、アンチョビの旨味と塩味がきいたガーリック炒め。爽やかなディルとにんにくの香りと共に口に広がります。レモンを回しかけると酸味が加わり、さっぱりとした味わいに、特にエビが好きな人には食べてもらいたい一品です。

ディルシードを使っても作れます
ディルは「魚のハーブ」と呼ばれるほど、魚介類と相性のよいハーブです。エビだけでなく、ほたてや白身魚、鮭などでも美味しく作れます。
また、フレッシュディルが手に入らない場合は、スーパーのスパイスコーナーに売っているディルシードを使って作ってみましょう。その場合は、エスニック風の仕上がりでまた違った味わいを楽しめます。ワインを飲むならフレッシュディル、ビールならディルシードなど使い分けても楽しいですよ。
ぷりぷりの食感が楽しい「爽やかな香りのエビのガーリック炒め」

ぷりぷりの食感にするためには、エビは焼き過ぎないこと。ハーブの香りを楽しむためには、フレッシュディルの半分はソースに、残りはソースをかけた後に散らしてあげるのがコツになります。
また、ハーブ料理はハーブの味が苦手。育てないと手には入らないなどの声をよく聞きます。その場合は、育てているハーブや家にあるスパイスなどを使ってみましょう。ハーブ料理は、他のハーブやスパイスで代用しても美味しく作れる物が多くあります。自分なりにアレンジを楽しんでみて下さいね。
ハーブ料理研究家、ハーブ講師。私たちの健康や食文化に欠かせない植物「ハーブ」の魅力を発信中。ハーブ料理教室「手作り香房なごみ」を主催し、ハーブ活用術講座など多数開催。