薄切り肉で簡単に！豚肉のリエット【時短フランス料理】

1豚バラ肉以外の材料をカットしよう

まず、にんにくは皮をむき、手のひら、もしくは包丁の面の部分でつぶします。包丁の刃は危ないので反対側に向けてくださいね。潰して傷つけることによってにんにくの香りがたちやすいです。

にんにくが潰れたら芽を除き、みじん切りにしていきましょう。玉ねぎも同様に皮をむき、粗みじんにカットしていきます。

次に、黒オリーブとケッパーも粗みじんに切りましょう。黒オリーブは、粗みじんにするので、種抜きでも種付きでもかまいません。種付きの場合は種の周りについている実を削ぎ落して粗みじんに切っていきましょう。

煮込んだ後にフードプロセッサーにかけて攪拌するので粗くでOKです。

2豚バラ肉薄切りをカットしよう

リエットは、本来豚肉の塊で作るお料理ですが、煮込み時間を短縮するために今回は豚バラ肉薄切りを使用しています。薄切り肉のほうがスーパーでも手に入りやすいですよね。

では、豚バラ肉を粗くカットしていきましょう。脂身が多く切りにくいと思いますが、こちらも最後に攪拌するので粗くでＯＫですよ。

3玉ねぎとにんにくを炒めよう

まず、フライパンにオリーブオイル小さじ1(分量外)を温め、玉ねぎとにんにくを弱火でじっくり炒めましょう。ここでじっくり炒めることによって、玉ねぎの甘さが引き出されます。ただ、にんにくは焦げやすいので注意してくださいね。

にんにくの香りが出てきて、玉ねぎが透明になってきたら豚バラ肉を加えましょう。中火でさらに炒めていきます。豚肉の臭みを消すためにもここでよく炒めてくださいね。

豚バラ肉に火が通ったら、黒オリーブとケッパーを加えてサッと炒めましょう。

4調味料を加えて煮込んでいこう

次に、白ワインを加えて一煮立ちさせ、アルコールをとばします。そこにトマトピューレ、塩、黒胡椒、顆粒コンソメ、水、ローリエを加えましょう。ローリエは切り込みをいれるなど傷をつけるとより香りが際立ちます。

蓋をして中火で15分程煮込んでいきましょう。豚肉の塊で作る際は1時間程煮込む必要がありますが、今回は薄切り肉を使っているので15分程でＯＫです。かなり時間短縮できて助かりますね。

15分程煮込んだら、ローリエを取り出して、粗熱をとりましょう。急いで冷ます場合は氷水を入れたボウルの中に鍋ごと入れてかき混ぜながら冷ましてください。

5フードプロセッサーにかけて攪拌しよう

煮込んだ豚肉の粗熱がとれたら、食感をなめらかにするために、フードプロセッサーやミキサーで攪拌していきます。

フードプロセッサー、ミキサーがない場合は、粗熱をとってからまな板の上に取り出し、包丁で細かくたたいていきましょう。ペースト状よりも食感がある方がお好みの方はこちらの方法をおすすめします。

また、フードプロセッサーにかけるのも包丁で叩くのも面倒という方は、豚バラ肉の代わりに挽肉を使ってもOKです。挽肉は脂身が豚バラ肉より少ないのでバターたっぷりで炒めてから煮込むとコクが出て美味しくなりますよ。

早速食べてみました。今回はバゲットにつけて実食。豚バラ肉の脂のおかげでコクが出て美味しいです！黒オリーブとケッパーの風味も合いますね。お酒が進んじゃいます。 バゲット以外でも、野菜をつけて食べたり、パスタのソースやグラタン・・・ アレンジがたくさんできて便利ですね。一度に大量に作って小分けにして冷凍すると使いたいときに使えて便利です。急な来客でもリエットのストックがあると安心ですよね。