料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、冷凍室に余りがちな食パンの耳を使ったおやつレシピです。クルクルと巻いて甘い卵液に浸して焼き、最後にシナモンシュガーをたっぷり振るうだけでできるので、子供と一緒にできるのも嬉しいレシピです。では、早速作りましょう。
食パンの耳のシナモンロールの材料(2人分 )
具材
食パン6枚切り | 6枚 |
調味料
卵 | 1個 | |
三温糖 | 大さじ1 | |
牛乳 | 80ml |
その他
シナモンパウダー | 小さじ1/2 | |
砂糖 | 小さじ1 | |
無塩バター | 10g |
食パンの耳のシナモンロールの作り方
クラムと食パンの耳が切り離したら、クラムは今回使わないため、他の料理に使用してください。 切れ込みを入れて切り離す時、食パンの耳はできるだけ1本になるようにします。細かくちぎれてしまうと後ほど作業する時にうまく巻けなくなるので、気をつけてください。
巻いたらつまようじで固定する
最後まで巻いたら、ほどけないようにつまようじで巻き終わりや、ほぐれそうな箇所を刺して固定します。 これを食パン1枚分ごとに1個、合計6個作ります。ほどけるのが心配であれば、つまようじは四か所(上下左右)さしても構いません。
途中で生地がちぎれた時は反対側から巻く!
どうしても、巻いていくと生地が途中で切れてしまう場合があります。そういう時は、ちぎれた生地(できれば長いもの)で切れた部分を覆うようにして反対側から巻きます。これは、最後の巻き終わりにすることで、ほぐれずに形を整えながら仕上げることができます。
逆に、短く切れてしまった場合は、一番長いものを残し、短い耳をつないで巻いてきます。短い生地でつなぎ、最後に一番長い生地で覆うので、同じように形を整えて仕上げることができます。
卵は個別に溶いてから加える
卵は、いきなり他の調味料と混ぜず、小さめの容器などに割り入れて菜箸で白身を切るように溶きます。事前に溶いておくことで、白身がかたまりになりにくく、パン耳にも浸透しやすくなるからです。
砂糖、シナモンのかたまりは崩す
湿気などがあると、砂糖もシナモンパウダーも小さなかたまりになる場合があり、使う時に不便さを感じることがあります。そんなときは、泡だて器(小さいタイプがおすすめ)を使って押しつぶすようにして小さなかたまりを潰すと、サラサラの状態に戻ります。
焼き色がついたら、再び上下を返して焼く
ふたを取り、再び生地の上下を返して中火~強火で一気に水分を飛ばして表面をカリッと仕上げます。 ふたをしていたことで、表面がしっとりとした状態なので、ここでカリッとさせることで、食べる時の食感が格段に良くなります。
食パンの耳ならではの断面も楽しめる!
表面はカリカリに対して、生地の中は少ししっとりとした食感が残り、そこに表面にたっぷり振るったシナモンシュガーの甘さと香りが加わり小さめのお菓子というより、立派なシナモンシュガーパンです。
クルクル食パンの耳を巻いたことで、その断面も面白く、パンの耳の茶色い部分が層になって見た目にも面白いです。巻く時にこの部分にもシナモンシュガーを振るいたい気持ちになりますが、あえて表面だけに使ったことで、くどさのない甘さで食べやすいです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。