このページではピュアココアのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ピュアココアのカロリーは386kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ピュアココアの可食部100gあたりのカロリーは、386kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中149位です。これは多い順にすると上位9%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルのでピュアココアのカロリーを評価すると、58件中2位です。これは上位から3%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 386Kcal |
全体での評価 | 149位 / 1592件中(上位9%…高い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 2位 / 58件中(上位3%…高い) |
ピュアココアはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜピュアココアのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
ピュアココアのカロリーが高い理由
ピュアココアは、可食部100gあたり386kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データから考えてみましょう。
糖質の量は普通
ピュアココアの糖質は23.5gで、他の食材と比較すると普通の量です。糖質はエネルギー源となるため、カロリーに直結する要素ではありますが、ピュアココアのカロリーが高い理由とは言えません。
食物繊維の量は多い
ピュアココアには23.9gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。しかし、食物繊維自体がカロリーを多く含んでいるわけではないため、ピュアココアのカロリーが高い理由ではありません。
タンパク質の量は多い
ピュアココアには18.5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の構成成分であり、エネルギー源としても利用されます。ただし、タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っているため、ピュアココアのカロリーが高い一因となっている可能性があります。
脂質の量は多い
ピュアココアには21.6gの脂質が含まれています。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持っており、他の栄養素と比較して高いエネルギー源となります。したがって、ピュアココアのカロリーが高い理由の一つとして、脂質の多さが挙げられます。
以上のように、ピュアココアのカロリーが高い理由は、タンパク質と脂質の量が多いことが考えられます。これらの栄養素がエネルギー源となり、カロリーを高めているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ピュアココア」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 23.5g | 4 | 94kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 23.9g | 2 | 47.8kcal |
たんぱく質 | 18.5g | 4 | 74kcal |
脂質 | 21.6g | 9 | 194.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ピュアココア」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、194.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ピュアココアは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ピュアココアは低糖質ダイエットに不向き
嗜好品として人気のあるコーヒーやココア。その中でも「ピュアココア」という商品は、一部の人々にとっては特に魅力的な存在です。しかし、低糖質ダイエットを目指す方々にとっては、注意が必要な飲み物と言えます。
ピュアココアの糖質量が高い
まず、ピュアココアの糖質量はなんと23.5gもあります。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、この量はその制限を大きく超えてしまいます。
糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇や体重増加の原因となります。低糖質ダイエットでは、血糖値の急上昇を避けるために糖質の摂取を抑えることが求められます。そのため、ピュアココアのように糖質量が高い飲み物は避けるべきです。
糖質以外の成分も注意が必要
ピュアココアには糖質以外にも様々な成分が含まれています。例えば、脂質やたんぱく質、食物繊維などが含まれていることがあります。
低糖質ダイエットでは、糖質だけでなく脂質やたんぱく質の摂取量も制限することが一般的です。そのため、ピュアココアに含まれるこれらの成分も注意が必要となります。
代替品を選びましょう
低糖質ダイエットを行う際には、ピュアココアの代わりに糖質量の少ない飲み物を選ぶことが重要です。例えば、無糖のコーヒーやハーブティーなどがおすすめです。
また、ピュアココアを飲む際には、摂取量にも気を付ける必要があります。糖質量が高いため、適量を守ることが大切です。
まとめ
ピュアココアは、低糖質ダイエットを目指す方々にとっては不向きな飲み物です。糖質量が高いだけでなく、他の成分にも注意が必要です。代わりに、糖質量の少ない飲み物を選び、摂取量にも気を付けることが重要です。健康的なダイエットを目指す方々は、ピュアココアの摂取には慎重になるべきです。
ピュアココアは、低脂質ダイエットに使える!?
1. ピュアココアの脂質含有量
ピュアココアは、1杯あたり21.6gの脂質を含んでいます。低脂質ダイエットを実践している方にとって、この量はかなり高いものとなります。脂質はエネルギー源となりますが、摂り過ぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、低脂質ダイエットを目指している方には、ピュアココアは適していないと言えます。
2. ピュアココアの糖分含有量
ピュアココアには、糖分も含まれています。糖分はエネルギー源として利用されますが、摂り過ぎると血糖値の上昇や肥満の原因となります。低脂質ダイエットでは、糖分の摂取量も制限されることが多いため、ピュアココアの糖分含有量も考慮しなければなりません。ピュアココアの糖分含有量が高いため、低脂質ダイエットには不向きと言えます。
3. ピュアココアのカロリー
ピュアココアは、脂質や糖分の他にもカロリーが含まれています。1杯あたりのカロリーは、脂質や糖分の含有量によって変動しますが、一般的には高い傾向にあります。低脂質ダイエットでは、摂取カロリーも制限されることが多いため、ピュアココアの高いカロリーも考慮しなければなりません。カロリー摂取量を抑えたい方には、ピュアココアは適していないと言えます。
まとめ
ピュアココアは、低脂質ダイエットには不向きな飲み物です。脂質含有量や糖分含有量、カロリーが高いため、低脂質ダイエットを実践している方には適していません。低脂質ダイエットを目指す方は、ピュアココアの摂取を控えるか、代替品を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを実践するためには、栄養バランスの取れた食事や適度な運動が重要です。
最後に、ピュアココアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ピュアココア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 386 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 42.4 | g | |
└糖質 | 23.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 23.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 18.5 | g | 多い |
脂質 | 21.6 | g | 多い |
「ピュアココア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 4.0 | g | 低い |
有機酸 | 0.7 | g | 多い |
灰分 | 7.5 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ピュアココア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 16 | mg | 普通 |
カリウム | 2800 | mg | 多い |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 440 | mg | 多い |
リン | 660 | mg | 多い |
鉄 | 14.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 7.0 | mg | 多い |
銅 | 3.80 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 30 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 4.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.22 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 純ココア/粉末製品/(100 g:222mL、100 mL:45g)/テオブロミン: 1.7 g、カフェイン: 0.2 g、ポリフェノール: 4.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ピュアココアと同じ嗜好品のコーヒー・ココアジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
コーヒー | 4 | 0.8 | 0.2 | Tr | - |
インスタントコーヒー | 287 | 65.3 | 14.7 | 0.3 | - |
コーヒー飲料(加糖・乳入) | 38 | 8.3 | 0.7 | 0.3 | - |
ピュアココア | 386 | 23.5 | 18.5 | 21.6 | 23.9 |
ミルクココア | 400 | 75.1 | 7.4 | 6.8 | 5.5 |
缶コーヒー(無糖) | 3 | 0.5 | 0.1 | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。