このページではコーヒーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
コーヒーのカロリーは4kcal(100gあたり)!これってどうなの?
コーヒーの可食部100gあたりのカロリーは、4kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1569位です。これは多い順にすると上位98%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルのでコーヒーのカロリーを評価すると、58件中48位です。これは上位から82%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 4Kcal |
全体での評価 | 1569位 / 1592件中(上位98%…かなり低い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 48位 / 58件中(上位82%…低い) |
コーヒーはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜコーヒーのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
コーヒーのカロリーはなぜかなり低いのか?
コーヒーは嗜好品の一つであり、そのカロリーは可食部100gあたり4kcalと非常に低いと評価されています。では、なぜコーヒーのカロリーは他の食材と比較してかなり低いのでしょうか。以下にコーヒーの栄養データをご紹介します。
コーヒーの栄養データ
- カロリー:4kcal(かなり低い)
- 糖質:0.8g(かなり低い)
- 食物繊維:0g(無し)
- タンパク質:0.2g(かなり低い)
- 脂質:0g(無し)
まず、コーヒーのカロリーが低い理由としては、糖質や脂質が非常に少ないことが挙げられます。可食部100gあたりの糖質は0.8gであり、他の食材と比較しても非常に低いです。また、脂質も0gであり、脂肪分を気にする方にとっては嬉しい特徴です。
さらに、コーヒーには食物繊維も含まれていません。食物繊維は消化を助けたり、便通を促進する役割がありますが、コーヒーにはその効果を期待することはできません。
タンパク質もコーヒーにはほとんど含まれていません。タンパク質は体の成長や修復に必要な栄養素であり、他の食材と比較しても非常に少ないです。
以上の栄養データからわかるように、コーヒーはカロリーが低く、糖質や脂質、食物繊維、タンパク質の含有量も非常に少ないです。このため、コーヒーはダイエットやカロリーコントロールを意識している方にとって、良い選択肢となることができます。
ただし、カロリーが低いからといって、過剰に摂取することは避けるべきです。また、コーヒーにはカフェインが含まれているため、摂取量には注意が必要です。適度な量を守りながら、コーヒーを楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「コーヒー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 0.8g | 4 | 3.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.2g | 4 | 0.8kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「コーヒー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、3.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
コーヒーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
コーヒーは低糖質ダイエットに特に効果的
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。糖質はエネルギー源として利用されるため、制限することで脂肪を燃焼しやすくなります。その中でも、コーヒーは低糖質ダイエットに特に効果的な飲み物として注目されています。
コーヒーの糖質量はわずか0.8g
コーヒーは、糖質量がわずか0.8gと非常に低いです。このため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては理想的な飲み物と言えます。糖質制限中でも、コーヒーを楽しむことができるのは嬉しいですね。
コーヒーに含まれるポリフェノールが脂肪燃焼を促進
コーヒーには、ポリフェノールと呼ばれる成分が含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用や脂肪燃焼を促進する効果があります。そのため、コーヒーを摂取することで脂肪の燃焼をサポートすることができます。
コーヒーに含まれるカフェインが代謝を促進
コーヒーには、カフェインという刺激物が含まれています。カフェインは中枢神経を刺激し、代謝を促進する効果があります。代謝が活発になることで、脂肪の燃焼も促進されます。また、カフェインには食欲抑制効果もあり、食事量の制限にも役立ちます。
注意点も忘れずに
ただし、コーヒーを過剰に摂取することは避けるべきです。過剰なカフェイン摂取は神経興奮や不眠症の原因となることがあります。また、コーヒーにはカロリーがないわけではありませんので、糖質以外の栄養バランスも考慮しながら摂取することが大切です。
まとめ
コーヒーは低糖質ダイエットに特に効果的な飲み物です。糖質量がわずか0.8gと低く、ポリフェノールやカフェインが脂肪燃焼を促進する効果があります。ただし、適度な摂取量を守り、栄養バランスも考慮しながら利用することが重要です。コーヒーを上手に活用して、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
コーヒーは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
コーヒーは、低脂質ダイエットに使える?
コーヒーは、多くの人々にとって欠かせない朝の一杯です。その香り高い一杯のコーヒーは、目を覚まし、気分をリフレッシュさせる効果があります。しかし、コーヒーが低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物であるということをご存知でしょうか?
コーヒーの低脂質な魅力
コーヒーには、脂質がほとんど含まれていません。実際、コーヒーの脂質は0gです。これは、低脂質ダイエットを実践している人々にとって非常に魅力的な特徴です。脂質を制限することは、体重管理や健康維持にとって重要な要素です。コーヒーを摂取することで、脂質摂取量を抑えることができ、ダイエットの成功に役立つことが期待できます。
コーヒーの代替品としての利点
コーヒーは、低脂質ダイエットにおいても他の飲み物と比較して優れた利点を持っています。例えば、コーヒーはカロリーが低いため、ダイエット中でも気軽に飲むことができます。また、コーヒーに含まれるカフェインは、脂肪燃焼を促進する効果があります。これにより、脂肪を燃焼しやすい体質を作ることができます。
コーヒーの注意点
しかし、コーヒーを低脂質ダイエットに取り入れる際には注意が必要です。コーヒーにはカフェインが含まれているため、摂りすぎると眠気覚ましの効果が逆効果となることがあります。また、コーヒーには利尿作用があるため、過剰な摂取は脱水症状を引き起こす可能性があります。適度な摂取量を守り、水分補給にも気を配ることが大切です。
まとめ
コーヒーは、低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物です。脂質がほとんど含まれていないため、脂質摂取量を抑えることができます。また、カロリーが低く、カフェインの効果により脂肪燃焼を促進することもできます。ただし、摂取量や水分補給には注意が必要です。適度な摂取とバランスの取れた食事と運動と併せて、コーヒーを上手に活用し、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、コーヒーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「コーヒー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 4 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 0.7 | g | |
└糖質 | 0.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「コーヒー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 98.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「コーヒー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 65 | mg | 低い |
カルシウム | 2 | mg | 低い |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 7 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 1.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
浸出法: コーヒー粉末 10 g/熱湯150 mL/カフェイン: 0.06 g、タンニン: 0.25 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
コーヒーと同じ嗜好品のコーヒー・ココアジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
コーヒー | 4 | 0.8 | 0.2 | Tr | - |
インスタントコーヒー | 287 | 65.3 | 14.7 | 0.3 | - |
コーヒー飲料(加糖・乳入) | 38 | 8.3 | 0.7 | 0.3 | - |
ピュアココア | 386 | 23.5 | 18.5 | 21.6 | 23.9 |
ミルクココア | 400 | 75.1 | 7.4 | 6.8 | 5.5 |
缶コーヒー(無糖) | 3 | 0.5 | 0.1 | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。