このページでは、芋の赤こんにゃくを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
赤こんにゃくのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは赤こんにゃくの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 6 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 0.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> こんにゃく 赤こんにゃく」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、赤こんにゃくがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
赤こんにゃくはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
赤こんにゃくとは?どんな食材?
赤こんにゃくは、こんにゃくの一種であり、赤い色が特徴的な食材です。こんにゃくは、山芋の成分を利用して作られる食品であり、赤こんにゃくも同様に製造されます。赤こんにゃくは、健康食品としても知られており、その特徴的な色合いや食感から、料理にアクセントを与えることができます。
赤こんにゃくの特徴
赤こんにゃくは、その赤い色合いが特徴的です。この色は、こんにゃくに含まれる天然の着色料である「紅麹」によって実現されています。紅麹は、米や大豆に対して麹菌を発酵させたものであり、赤みを帯びた色合いを与えることができます。また、赤こんにゃくは、こんにゃく特有の食感を持っており、モチモチとした食感が楽しめます。
赤こんにゃくの使い方
赤こんにゃくは、様々な料理に利用することができます。一般的には、煮物や炒め物、鍋料理などに使用されます。赤い色合いが料理に華やかさを与えるだけでなく、食材としての栄養価も高く、食物繊維やカルシウム、鉄分などを含んでいます。そのため、健康を意識した食事に取り入れることができます。
以上、赤こんにゃくの特徴と使い方について説明しました。赤こんにゃくは、その独特な色合いや食感、栄養価の高さから、料理にアクセントを加えるだけでなく、健康にも配慮した食材として利用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は赤こんにゃくがダイエットにどう役立つか説明します!
赤こんにゃくはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
赤こんにゃくは、可食部100gあたり6kcalという非常に低いカロリーです。この低カロリーな特性から、ダイエット中の方にとっては優れた食材と言えます。赤こんにゃくを食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質が非常に低く、血糖値の上昇を抑える効果がある
赤こんにゃくは糖質が0.2gと非常に低いため、糖質制限をしている方や糖尿病の方にも適しています。炭水化物の代わりに赤こんにゃくを摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。さらに、食物繊維が2.3g含まれており、腸内環境を整える効果も期待できます。
3. 脂質や塩分がほぼゼロで、健康的な食事に貢献する
赤こんにゃくには脂質や塩分がほぼ含まれておらず、健康的な食事に貢献します。脂質や塩分の摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高める要因となりますが、赤こんにゃくを積極的に摂取することで、それらの摂り過ぎを防ぐことができます。
以上のように、赤こんにゃくは低カロリーでダイエットに適しているだけでなく、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果もあります。さらに、脂質や塩分がほぼゼロで健康的な食事に貢献することができます。これらの特性から、赤こんにゃくは健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:赤こんにゃくのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
赤こんにゃくに含まれる無機質の栄養を解説!
赤こんにゃくの特徴
赤こんにゃくは、以下の栄養データを持っています。
1. 鉄分が豊富
赤こんにゃくは、可食部100gあたりにおいて、78.0 mgの鉄分を含んでいます。鉄分は赤血球の形成や酸素運搬に欠かせない栄養素であり、赤こんにゃくを摂取することで鉄分の補給ができます。
2. ナトリウムが控えめ
赤こんにゃくは、可食部100gあたりにおいて、11 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは適量摂取が重要ですが、赤こんにゃくはナトリウムが控えめなため、塩分摂取を気にする方にもおすすめの食材です。
3. カリウムが低い
赤こんにゃくは、可食部100gあたりにおいて、48 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整したり、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。赤こんにゃくはカリウムが低いため、カリウム制限が必要な方にも適しています。
以上の特徴から、赤こんにゃくは鉄分が豊富であり、ナトリウムが控えめ、カリウムが低いという特徴を持っています。これらの特徴を活かして、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
赤こんにゃくに含まれるビタミンを解説!
赤こんにゃくのビタミンの特徴
赤こんにゃくに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンB6の含有量が低い
赤こんにゃくに含まれるビタミンB6の含有量は0.02 mgで、低いとされています。ビタミンB6は体内でタンパク質や脂肪の代謝に関与し、神経伝達物質の合成にも関わる重要な栄養素です。しかし、赤こんにゃくはビタミンB6を多く含んでいないため、他の食材から摂取する必要があります。
2. ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンCは含まれない
赤こんにゃくにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCといった他のビタミンは含まれていません。これらのビタミンは健康維持に重要な役割を果たすため、赤こんにゃくを摂取する際には他の食材とのバランスを考える必要があります。
3. ビタミンB6以外のビタミンの補給が必要
赤こんにゃくはビタミンB6を除いて他のビタミンをほとんど含んでいないため、ビタミンの補給が必要です。ビタミンは私たちの健康に欠かせない栄養素であり、不足すると様々な健康上の問題が生じる可能性があります。そのため、赤こんにゃくを食べる際には他の食材からビタミンを摂取することが重要です。
最後に、赤こんにゃくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「赤こんにゃく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 6 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 0.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「赤こんにゃく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 97.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「赤こんにゃく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 11 | mg | 普通 |
カリウム | 48 | mg | 低い |
カルシウム | 46 | mg | 普通 |
マグネシウム | 3 | mg | 低い |
リン | 5 | mg | 低い |
鉄 | 78.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | (0) | mg | 無し |
ナイアシン | (0) | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
三酸化二鉄を加え、赤色に着色したもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
赤こんにゃくと同じ芋のこんにゃくジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
こんにゃく精粉 | 194 | 5.4 | 3.0 | 0.1 | 79.9 |
こんにゃく | 5 | 0.1 | 0.1 | Tr | 2.2 |
生いもこんにゃく | 8 | 0.3 | 0.1 | 0.1 | 3.0 |
しらたき | 7 | 0.1 | 0.2 | Tr | 2.9 |
赤こんにゃく | 6 | 0.2 | 0.1 | Tr | 2.3 |
凍みこんにゃく(乾) | 192 | 5.8 | 3.3 | 1.4 | 71.3 |
凍みこんにゃく(ゆで) | 42 | 1.3 | 0.7 | 0.3 | 15.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。