このページでは、魚のぶりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ぶりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはぶりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 260 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 9.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.2 | g | 多い |
脂質 | 20.4 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> ぶり 成魚 焼き」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ぶりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ぶりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ぶりとは?どんな食材?
ぶりは、日本料理でよく使われる魚の一つです。その特徴は、白身で脂がのっており、柔らかな食感があります。また、ぶりは日本全国で栽培されているため、新鮮なものを手に入れることができます。
ぶりの特徴1:白身で脂がのっている
ぶりは、白身魚の代表的な存在です。白身の部分は、淡白な味わいでありながらも、脂がのっているため、コクのある風味が楽しめます。この脂が、ぶりの特徴的な味わいを生み出しています。
ぶりの特徴2:柔らかな食感
ぶりは、その身の繊維が細かく、柔らかな食感があります。そのため、食べ応えがありながらも、噛みしめると口の中でほどけるような感触が楽しめます。この柔らかさも、ぶりを人気のある食材にしています。
ぶりの特徴3:栽培が盛ん
ぶりは、日本全国で栽培されているため、新鮮なものを手に入れることができます。特に、青森県や鳥取県などの地域で有名であり、その地域ならではの味わいを楽しむことができます。また、季節によって味わいが変わるのも魅力の一つです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はぶりがダイエットにどう役立つか説明します!
ぶりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が多い
「ぶり」は、可食部100gあたりに26.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や組織の修復や再生に不可欠な栄養素です。十分なタンパク質の摂取は、筋肉の維持や免疫力の向上に役立ちます。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、食事の満足度を高めることができます。
2. 脂質が多い
「ぶり」は、可食部100gあたりに20.4gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素です。適度な脂質の摂取は、体温の調節やビタミンの吸収を助ける役割を果たします。また、脂質は食事の満足感を高めるため、食事の満足度を高めることができます。ただし、摂取する脂質の種類には注意が必要であり、過剰な飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
3. 塩分が低い
「ぶり」は、可食部100gあたりに0.1gの塩分を含んでいます。塩分の過剰摂取は高血圧や心臓病などの生活習慣病のリスクを高めることが知られています。そのため、塩分の摂取量を適切に管理することは健康にとって重要です。塩分が低い「ぶり」は、塩分摂取量を抑えたい方にとって適した食材と言えます。
以上のように、「ぶり」はタンパク質が多く、脂質と塩分が適度な量であるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、個々の健康状態や食事バランスには個人差があるため、適切な摂取量や組み合わせについては、栄養士や医師の指導を受けることが望ましいです。
おすすめ:ぶりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ぶりに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムが多い
「ぶり」は可食部100gあたりに440 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な働きをサポートします。カリウムは心臓の健康を保つためにも重要な栄養素です。
2. リンが多い
「ぶり」には可食部100gあたりに170 mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝やDNA合成にも関与しています。リンは体内の細胞機能を維持するために不可欠な成分です。
3. カルシウムが低い
「ぶり」は可食部100gあたりにわずか6 mgのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。しかし、「ぶり」にはカルシウムが少ないため、他の食材と組み合わせて摂取することが推奨されます。
以上のように、「ぶり」はカリウムが多く、リンが多い一方でカルシウムが低い特徴を持っています。バランスの良い食事を心掛けるためには、他の栄養素との組み合わせにも注意が必要です。
ぶりに含まれるビタミンを解説!
「ぶり」のビタミン含有量の特徴
「ぶり」に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンA
「ぶり」にはビタミンAが含まれており、レチノールの量は42 μgで多いです。また、レチノール活性当量も同様に42 μgで多いです。一方で、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は0 μgであり、含まれていません。
2. ビタミンD
「ぶり」はビタミンDも多く含んでいます。ビタミンDの量は5.4 μgであり、多いです。
3. ビタミンE
「ぶり」にはビタミンEも多く含まれています。α-トコフェロールの量は2.1 mgであり、多いです。しかし、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれておらず、無しです。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はぶりの使用例としてレシピをご紹介します。
ぶりを使ったレシピ20選!
#1 栄養&ボリューム満点丼ぶりメシ!豚肉とニンニクの芽のスタミナ丼
白ごはん、豚こま切れ肉、玉ねぎ、ニンニク、ニンニクの芽、米油、黒胡椒、鶏ガラスープの素、濃口醤油、等
豚肉とニンニクの芽を使った、栄養&ボリューム満点のスタミナ丼のレシピ。玉ねぎ、ニンニク、豚肉を炒めて、ニンニクの芽を加え、調味料で味付けします。…
レシピを見る#2 いつものどんぶりがおしゃれに美味しく変身!まぐろとトマトのイタリアンどんぶり
トマト、まぐろ、オリーブオイル、バルサミコ酢、ごはん、粉チーズ
まぐろとトマトを使った、イタリアン風の丼のレシピ。トマトとまぐろは意外なほど相性が良く、バルサミコ酢の酸味と甘みが決め手です。…
レシピを見る#3 煮崩れない!出汁と旨みがシミシミな基本の「ぶり大根」
ぶり、大根、生姜、昆布、お米の研ぎ汁、上白糖、みりん、濃口醤油
ぶり大根を使った、ぶり大根のレシピ。大根はお米の研ぎ汁で下茹でし、ぶりは塩をふって霜降りさせます。…
レシピを見る#4 木の葉どんぶり
白ごはん、かまぼこ、長ネギ、しめじ、えのき茸、和風顆粒出汁、上白糖、みりん、薄口醤油、等
かまぼこと卵を活用した、主食におすすめの丼ぶりレシピ。切った材料をフライパンで煮込むだけ。…
レシピを見る#5 ぶりでおしゃれにイタリアン♪ぶりのソテーバルサミコソース
ぶり、オリーブオイル、こしょう、片栗粉、バルサミコ酢、砂糖、白ワイン
ぶりを使った、バルサミコソースのソテーレシピ。ぶりに塩こしょうをして、片栗粉をまぶし、オリーブオイルで焼きます。…
レシピを見る#6 豚こま肉で絶品丼ぶり!『韓国風甘辛豚こま丼♡温玉のっけ』
豚こま肉、玉ねぎ、ご飯、片栗粉、醤油、コショー、ごま油、みりん、砂糖、等
コチュジャンベースの甘辛な味付けに箸が止まらなくなる韓国風甘辛豚こま丼です。おろしにんにくと生姜が効いていて食が進む一品です。…
レシピを見る#7 定番の和食! 基本のぶりの照り焼き
サラダ油、砂糖、みりん、しょうゆ
和食の定番であるぶりの照り焼き。甘辛いタレと絡めたぶりは、白いごはんによく合います。…
レシピを見る#8 野菜と食べる!ぶりのカルパッチョ
ぶり(刺身用短冊)、にんじん、きゅうり、セロリ、粗挽き黒こしょう、EXバージンオリーブ油
ぶりのカルパッチョのレシピ。お好みの野菜を細く千切りにし、ブリに挟んでお召し上がりください。…
レシピを見る#10 ぶりのねぎまおでん
ぶり(切り身)、ねぎ、大根、ちくわ(焼き)、ゆで卵、練り辛子、めんつゆ
魚を使った創作おでんのレシピ。ぶりとおでんは意外な組み合わせですが、相性抜群です。…
レシピを見る#11 あじの合わせ薬味どんぶり
あじ(開き)、大根(おろしたもの)、しょうが、みょうが、大葉、小ねぎ、ごはん
薬味たっぷりのあじの開きを使った丼です。ふっくらと焼き上げたあじの開きは食べやすく身をほぐしてごはんの上へ。…
レシピを見る#12 ぶりとごぼうのピリ辛香り煮
ぶり、ごぼう、にんにく(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、万能ねぎ(小口切り)
ぶりとごぼうを使った煮物のレシピ。煮汁に豆板醤が使われ、甘辛い味付けが特徴です。…
レシピを見る#13 ぽん酢ぶり大根
ブリ、大根、生姜、青ねぎ、みりん
和食の定番ぶり大根をさっぱりと味わう、ぽん酢を活用したレシピ。ぽん酢を入れることで魚の臭みがとれ、煮崩れもしにくくなります。…
レシピを見る#14 ぶりと野菜の和風ドレッシング蒸し
ぶり(切り身)、かぶ、れんこん、にんじん、しめじ、ブロッコリー、和風ドレッシング(市販品)
ドレッシングをかけて素材を蒸すだけ、簡単なぶりと野菜の和風ドレッシング蒸しのレシピ。蒸し上げる事でやわらかな食感と、野菜の甘みが閉じ込められさらに風味豊かに。…
レシピを見る#16 ピリ辛!ぶりと根菜の中華風アラ炊き
ぶりアラ、大根、にんじん、ごぼう、白ねぎ、にんにく、しょうが、豆板醤、しょうゆ、等
ぶりのアラを活用した、中華風のレシピ。炒める工程では生姜とにんにくを使用することで臭みをとります。…
レシピを見る#17 ぶりとキャベツの寄せ鍋
ぶり(切り身)、ごぼう、キャベツ、だいこん、長ねぎ、にんじん、しいたけ、寄せ鍋スープ(市販品)
体がホカホカと温まりそうな、ぶりとキャベツの寄せ鍋のレシピ。スープの素を使うので、野菜を切ったらあとは煮込むだけのお手軽な料理。…
レシピを見る#18 ピリ辛で香ばしい"ぶりの粗挽き胡椒焼き"
ぶり、白ワイン、卵白、粗挽き黒胡椒、クレソン、レモン
ぶりに粗びき黒胡椒まぶして、グリルで焼き上げたレシピ。仕上げにレモンを絞れば、脂ののったぶりを黒胡椒の刺激とレモンの酸味ですっきりと食べられます。…
レシピを見る#19 ぶりと野菜の黒酢あんかけ
ぶり(切り身)、ピーマン、パプリカ(赤)、たまねぎ、たけのこ(水煮)、きくらげ(乾燥)、ごま油、おろしにんにく、黒酢、等
ぶりを活用した野菜の中華風あんかけレシピ。野菜とぶり、調味料を混ぜ合わせて、シリコンスチーマーで調理するだけの簡単レシピ。…
レシピを見る#20 焼きぶり大根
ぶり(切り身)、薄力粉、大根、サラダ油、針しょうが、しょうゆ、みりん、料理酒
ぶりと大根を活用した、時短アレンジレシピ。大根を電子レンジで加熱し火を通します。…
レシピを見る最後に、ぶりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぶり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 260 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 9.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.2 | g | 多い |
脂質 | 20.4 | g | 多い |
「ぶり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 51.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 89 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ぶり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 40 | mg | 普通 |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 2.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 42 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 42 | μg | 多い |
ビタミンD | 5.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.39 | mg | 多い |
ナイアシン | 10.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.38 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.38 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
切り身
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。