このページでは、魚のぶりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ぶりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはぶりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 222 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 7.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.4 | g | 多い |
脂質 | 17.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> ぶり 成魚 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ぶりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ぶりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ぶりとは?どんな食材?
「ぶり」とは、魚の一種であり、日本では代表的な高級魚の一つです。その美味しさと食べ応えのある身は、多くの人々に愛されています。
ぶりの特徴
ぶりは、体長が大きく、体形は細長くスリムです。体色は銀白色をしており、背中側は青みがかった黒色をしています。また、ぶりの身は脂が豊富で、やや脂のりの良い部位が特に人気があります。
ぶりの味わい
ぶりの身は、しっとりとした食感と豊かな脂の旨みが特徴です。脂のりが良いため、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。また、ぶりの身は繊維が緩やかであり、噛むと口の中でほぐれるような食感も楽しめます。
ぶりの調理方法
ぶりは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。刺身や寿司、焼き物、煮物など、幅広い料理に活用されています。特に、脂のりが良い部位は、脂が溶け出しやすく、香ばしさが増すため、焼き物や煮物に最適です。
ぶりの栄養価
ぶりには、豊富な栄養素が含まれています。特に、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が豊富であり、血液をサラサラに保つ効果や脳の働きをサポートする効果が期待されています。また、ビタミンB12やタウリン、ミネラルもバランスよく含まれており、健康に良い食材としても注目されています。
まとめ
ぶりは、美味しさと食べ応えのある高級魚であり、豊富な脂と独特の食感が特徴です。さまざまな調理方法で楽しむことができ、栄養価も高いため、健康にも良い食材として人気です。ぜひ、ぶりの美味しさを味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はぶりがダイエットにどう役立つか説明します!
ぶりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 高タンパク質である
「ぶり」は、可食部100gあたり21.4gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は私たちの体の成長や修復に不可欠な栄養素であり、筋肉や骨の形成にも重要な役割を果たします。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、ダイエット中でも食事の制限を守りやすくする助けにもなります。
2. 低糖質である
「ぶり」は、可食部100gあたり糖質が7.7gと低いです。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こし、肥満や糖尿病などのリスクを高める可能性があります。低糖質の食材を選ぶことで、血糖値の安定や体重管理に役立ちます。
3. 低塩分である
「ぶり」は、可食部100gあたり塩分が0.1gと低いです。塩分は体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まります。低塩分の食材を選ぶことで、健康な血圧を維持することができます。
おすすめ:ぶりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ぶりに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムが多い
「ぶり」は可食部100gあたりに380 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは血圧を調整するために重要な栄養素であり、心臓の健康をサポートします。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。そのため、「ぶり」はカリウムを摂取したい人にとって良い食材です。
2. 鉄が多い
「ぶり」には可食部100gあたりに1.3 mgの鉄が含まれています。鉄は酸素を運ぶために必要な栄養素であり、貧血の予防や免疫機能の向上に役立ちます。鉄は特に成長期や妊娠中の女性にとって重要であり、栄養バランスの取れた食事に「ぶり」を取り入れることで鉄の摂取量を増やすことができます。
3. ヨウ素が多い
「ぶり」には可食部100gあたりに24 μgのヨウ素が含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。ヨウ素の不足は甲状腺機能低下症や発育不全などの問題を引き起こす可能性があります。そのため、「ぶり」はヨウ素を摂取したい人にとって良い食材と言えます。
以上のように、「ぶり」はカリウムや鉄、ヨウ素などの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は健康維持や体の機能向上に役立ちます。ただし、カルシウムやマンガンは少ないため、これらの栄養素を補うために他の食材とのバランスを考えながら摂取することが重要です。
ぶりに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
「ぶり」に含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2つがあります。レチノールの含有量は50 μgであり、レチノール活性当量も同様に50 μgです。これは他の魚に比べて非常に多い量です。
2. ビタミンD
「ぶり」にはビタミンDも含まれており、その含有量は8 μgです。これも他の魚に比べて多い量となっています。
3. ビタミンB群
「ぶり」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンの7つのビタミンB群が含まれています。これらのビタミンB群の含有量は全て多いです。具体的な含有量は、ビタミンB1が0.23 mg、ビタミンB2が0.36 mg、ナイアシンが9.5 mg、ビタミンB6が0.42 mg、ビタミンB12が3.8 μg、パントテン酸が1.01 mg、ビオチンが7.7 μgとなっています。
また、ビタミンCの含有量は2 mgであり、他のビタミンと比べると普通の量です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はぶりの使用例としてレシピをご紹介します。
ぶりを使ったレシピ20選!
#1 栄養&ボリューム満点丼ぶりメシ!豚肉とニンニクの芽のスタミナ丼
白ごはん、豚こま切れ肉、玉ねぎ、ニンニク、ニンニクの芽、米油、黒胡椒、鶏ガラスープの素、濃口醤油、等
豚肉とニンニクの芽を使った、栄養&ボリューム満点のスタミナ丼のレシピ。玉ねぎ、ニンニク、豚肉を炒めて、ニンニクの芽を加え、調味料で味付けします。…
レシピを見る#2 いつものどんぶりがおしゃれに美味しく変身!まぐろとトマトのイタリアンどんぶり
トマト、まぐろ、オリーブオイル、バルサミコ酢、ごはん、粉チーズ
まぐろとトマトを使った、イタリアン風の丼のレシピ。トマトとまぐろは意外なほど相性が良く、バルサミコ酢の酸味と甘みが決め手です。…
レシピを見る#3 煮崩れない!出汁と旨みがシミシミな基本の「ぶり大根」
ぶり、大根、生姜、昆布、お米の研ぎ汁、上白糖、みりん、濃口醤油
ぶり大根を使った、ぶり大根のレシピ。大根はお米の研ぎ汁で下茹でし、ぶりは塩をふって霜降りさせます。…
レシピを見る#4 木の葉どんぶり
白ごはん、かまぼこ、長ネギ、しめじ、えのき茸、和風顆粒出汁、上白糖、みりん、薄口醤油、等
かまぼこと卵を活用した、主食におすすめの丼ぶりレシピ。切った材料をフライパンで煮込むだけ。…
レシピを見る#5 ぶりでおしゃれにイタリアン♪ぶりのソテーバルサミコソース
ぶり、オリーブオイル、こしょう、片栗粉、バルサミコ酢、砂糖、白ワイン
ぶりを使った、バルサミコソースのソテーレシピ。ぶりに塩こしょうをして、片栗粉をまぶし、オリーブオイルで焼きます。…
レシピを見る#6 豚こま肉で絶品丼ぶり!『韓国風甘辛豚こま丼♡温玉のっけ』
豚こま肉、玉ねぎ、ご飯、片栗粉、醤油、コショー、ごま油、みりん、砂糖、等
コチュジャンベースの甘辛な味付けに箸が止まらなくなる韓国風甘辛豚こま丼です。おろしにんにくと生姜が効いていて食が進む一品です。…
レシピを見る#7 定番の和食! 基本のぶりの照り焼き
サラダ油、砂糖、みりん、しょうゆ
和食の定番であるぶりの照り焼き。甘辛いタレと絡めたぶりは、白いごはんによく合います。…
レシピを見る#8 野菜と食べる!ぶりのカルパッチョ
ぶり(刺身用短冊)、にんじん、きゅうり、セロリ、粗挽き黒こしょう、EXバージンオリーブ油
ぶりのカルパッチョのレシピ。お好みの野菜を細く千切りにし、ブリに挟んでお召し上がりください。…
レシピを見る#10 ぶりのねぎまおでん
ぶり(切り身)、ねぎ、大根、ちくわ(焼き)、ゆで卵、練り辛子、めんつゆ
魚を使った創作おでんのレシピ。ぶりとおでんは意外な組み合わせですが、相性抜群です。…
レシピを見る#11 あじの合わせ薬味どんぶり
あじ(開き)、大根(おろしたもの)、しょうが、みょうが、大葉、小ねぎ、ごはん
薬味たっぷりのあじの開きを使った丼です。ふっくらと焼き上げたあじの開きは食べやすく身をほぐしてごはんの上へ。…
レシピを見る#12 ぶりとごぼうのピリ辛香り煮
ぶり、ごぼう、にんにく(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、万能ねぎ(小口切り)
ぶりとごぼうを使った煮物のレシピ。煮汁に豆板醤が使われ、甘辛い味付けが特徴です。…
レシピを見る#13 ぽん酢ぶり大根
ブリ、大根、生姜、青ねぎ、みりん
和食の定番ぶり大根をさっぱりと味わう、ぽん酢を活用したレシピ。ぽん酢を入れることで魚の臭みがとれ、煮崩れもしにくくなります。…
レシピを見る#14 ぶりと野菜の和風ドレッシング蒸し
ぶり(切り身)、かぶ、れんこん、にんじん、しめじ、ブロッコリー、和風ドレッシング(市販品)
ドレッシングをかけて素材を蒸すだけ、簡単なぶりと野菜の和風ドレッシング蒸しのレシピ。蒸し上げる事でやわらかな食感と、野菜の甘みが閉じ込められさらに風味豊かに。…
レシピを見る#16 ピリ辛!ぶりと根菜の中華風アラ炊き
ぶりアラ、大根、にんじん、ごぼう、白ねぎ、にんにく、しょうが、豆板醤、しょうゆ、等
ぶりのアラを活用した、中華風のレシピ。炒める工程では生姜とにんにくを使用することで臭みをとります。…
レシピを見る#17 ぶりとキャベツの寄せ鍋
ぶり(切り身)、ごぼう、キャベツ、だいこん、長ねぎ、にんじん、しいたけ、寄せ鍋スープ(市販品)
体がホカホカと温まりそうな、ぶりとキャベツの寄せ鍋のレシピ。スープの素を使うので、野菜を切ったらあとは煮込むだけのお手軽な料理。…
レシピを見る#18 ピリ辛で香ばしい"ぶりの粗挽き胡椒焼き"
ぶり、白ワイン、卵白、粗挽き黒胡椒、クレソン、レモン
ぶりに粗びき黒胡椒まぶして、グリルで焼き上げたレシピ。仕上げにレモンを絞れば、脂ののったぶりを黒胡椒の刺激とレモンの酸味ですっきりと食べられます。…
レシピを見る#19 ぶりと野菜の黒酢あんかけ
ぶり(切り身)、ピーマン、パプリカ(赤)、たまねぎ、たけのこ(水煮)、きくらげ(乾燥)、ごま油、おろしにんにく、黒酢、等
ぶりを活用した野菜の中華風あんかけレシピ。野菜とぶり、調味料を混ぜ合わせて、シリコンスチーマーで調理するだけの簡単レシピ。…
レシピを見る#20 焼きぶり大根
ぶり(切り身)、薄力粉、大根、サラダ油、針しょうが、しょうゆ、みりん、料理酒
ぶりと大根を活用した、時短アレンジレシピ。大根を電子レンジで加熱し火を通します。…
レシピを見る最後に、ぶりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ぶり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 222 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 7.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.4 | g | 多い |
脂質 | 17.6 | g | 多い |
「ぶり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 59.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | 72 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ぶり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 32 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 26 | mg | 普通 |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 24 | μg | 多い |
セレン | 57 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 50 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 50 | μg | 多い |
ビタミンD | 8 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.36 | mg | 多い |
ナイアシン | 9.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.42 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.01 | mg | 多い |
ビオチン | 7.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 40 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。