このページでは塩納豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
塩納豆のカロリーは137kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
塩納豆の可食部100gあたりのカロリーは、137kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中805位です。これは多い順にすると上位50%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので塩納豆のカロリーを評価すると、68件中46位です。これは上位から67%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 137Kcal |
全体での評価 | 805位 / 1592件中(上位50%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 46位 / 68件中(上位67%…やや低い) |
塩納豆はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ塩納豆のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
なぜ塩納豆のカロリーは平均的なのか?
塩納豆のカロリーは、可食部100gあたり137kcalと評価されています。これは他の食材と比較して「平均的」とされていますが、その理由は以下の栄養データによるものです。
カロリー
塩納豆のカロリーは137kcalとなっており、他の食材と比べて平均的な値です。カロリーは食事のエネルギー源として重要であり、適切な量を摂取することが健康にとって重要です。
糖質
塩納豆の糖質は15.3gとなっており、他の食材と比べて普通の量です。糖質は体にエネルギーを供給する役割を果たしますが、過剰摂取は血糖値の上昇や肥満の原因となる可能性があります。
食物繊維
塩納豆には6gの食物繊維が含まれており、他の食材と比べて多い量です。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、過食を防ぐ助けにもなります。
タンパク質
塩納豆のタンパク質は8.3gとなっており、他の食材と比べて普通の量です。タンパク質は身体の組織や筋肉の修復・再生に必要な栄養素であり、健康な体作りに欠かせません。
脂質
塩納豆の脂質は4.4gとなっており、他の食材と比べて普通の量です。脂質はエネルギー源として重要であり、必要な量を摂取することが健康にとって重要です。ただし、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。
以上の栄養データから、塩納豆のカロリーは他の食材と比べて平均的と評価されています。適度なカロリー摂取は健康な食生活を維持するために重要であり、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「塩納豆」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 15.3g | 4 | 61.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.0g | 2 | 12kcal |
たんぱく質 | 8.3g | 4 | 33.2kcal |
脂質 | 4.4g | 9 | 39.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「塩納豆」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、61.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
塩納豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
塩納豆は、低糖質ダイエットに使える?
塩納豆とは、納豆に塩を加えたもので、一部の人々にとってはおいしいおかずやおつまみとして親しまれています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるところです。
塩納豆の糖質量は15.3g
実際に、塩納豆の糖質量は15.3gとされています。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、これはかなり高い数値です。糖質を制限することによって、血糖値の上昇を抑えたり、体脂肪の燃焼を促進したりすることが期待されていますが、塩納豆の摂取によって糖質の摂取量が増えてしまうと、ダイエット効果が損なわれる可能性があります。
塩納豆は低糖質ダイエットに不向き
そのため、塩納豆は低糖質ダイエットには不向きと言えます。低糖質ダイエットを実践している方は、糖質の摂取量を制限することが重要です。塩納豆の糖質量が高いため、摂取することで糖質制限の努力が台無しになる可能性があります。
代替品としての選択肢
塩納豆が低糖質ダイエットに不向きであることを知った上で、代替品を選ぶことが重要です。低糖質でありながら、豆の栄養を摂取できる食品としては、大豆を主成分とした食品があります。例えば、大豆を原料とした豆腐や大豆ミートなどが挙げられます。これらの食品は糖質量が低く、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
塩納豆は、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質制限を行っている方は、塩納豆の摂取には注意が必要です。代わりに、大豆を主成分とした食品を選ぶことで、低糖質ダイエットを続けることができます。糖質摂取量を抑えつつ、栄養を摂取することが大切です。
塩納豆は、低脂質ダイエットに使える!?
塩納豆は、低脂質ダイエットに使える?
納豆は日本の伝統的な食品であり、多くの人々に親しまれています。その中でも、「塩納豆」というバリエーションがありますが、この「塩納豆」は低脂質ダイエットに使えるのでしょうか?
塩納豆の脂質量は控えめ
まず、塩納豆の脂質量について説明します。塩納豆の脂質量は、100gあたり約4.4gです。一般的な納豆と比べると、少し控えめな量といえます。脂質は体に必要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることもあります。その点を考えると、塩納豆は脂質を控えたい方にとっては適していると言えるでしょう。
塩納豆は低脂質ダイエットには不向き
しかし、塩納豆は低脂質ダイエットに使えるとは言い切れません。なぜなら、塩納豆には塩分が多く含まれているからです。100gあたりの塩分量は約2.2gです。塩分の摂りすぎは高血圧や腎臓病のリスクを高めることがあります。また、塩分は水分を引き寄せる性質があり、むくみや体重増加の原因にもなります。
塩納豆の摂り方に注意が必要
塩納豆を低脂質ダイエットに取り入れる場合は、摂取量や摂り方に注意が必要です。塩分を気にする方は、塩納豆の摂取量を控えめにするか、他の納豆のバリエーションを選ぶことをおすすめします。また、塩納豆を食べる際には、水分摂取も忘れずに行うことが大切です。
まとめ
塩納豆は低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。ただし、塩分の摂りすぎには注意が必要であり、摂取量や摂り方には気を付ける必要があります。塩納豆を取り入れる場合は、適切な量を守り、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
最後に、塩納豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「塩納豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 137 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 20.2 | g | |
└糖質 | 15.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.3 | g | 普通 |
脂質 | 4.4 | g | 普通 |
「塩納豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 64 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 3.2 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 2.2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「塩納豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 860 | mg | 多い |
カリウム | 410 | mg | 多い |
カルシウム | 48 | mg | 普通 |
マグネシウム | 61 | mg | 多い |
リン | 150 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1 | mg | 普通 |
銅 | 0.25 | mg | 多い |
マンガン | 0.72 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1800 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 73 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 4.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 220 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.3 | mg | 多い |
ビオチン | 8.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
ビタミンK: メナキノン-7を含む/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
塩納豆と同じ豆の納豆ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
納豆 | 184 | (4.8) | 16.5 | 10.0 | 9.5 |
挽きわり納豆 | 185 | 6.4 | 16.6 | 10.0 | 5.9 |
五斗納豆 | 214 | 20.3 | 15.3 | 8.1 | 4.9 |
寺納豆 | 248 | 25.9 | 18.6 | 8.1 | 7.6 |
塩納豆 | 137 | 15.3 | 8.3 | 4.4 | 6.0 |
干し納豆 | 357 | 15.3 | 33 | 16.8 | 17.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。