Name: 高麗人参を使った体温まるサムゲタンスープ
Cook time: 100 min
Total time: 100 min
Yield: 4人分
Cuisine: 韓国料理
Ingredients: 手羽先…4本; 手羽元…2本; にんにく…3片; 生姜…3片; むきぐり…20ｇ; 高麗人参…1本; ナツメ…20ｇ; もち米…40ｇ; 昆布…10ｇ; ごま油…小さじ1; 松の実…お好み; クコの実…お好み

河村祐茉

今回は高麗人参を使って、本格的！体温まるサムゲタンを作っていきたいと思います。高麗人参は売っているスーパーは少ないですが、本格的なサムゲタンを作るには欠かせない食材です。高麗人参をみつけたらサムゲタンに挑戦してみてください。では、さっそく作っていきましょう。

高麗人参を使った体温まるサムゲタンスープの作り方

1手羽先、手羽元の下処理をしよう

手羽先と手羽元の下処理をしましょう。それぞれ骨に沿って両側に切り込みを入れていきます。切り込みを入れたら骨からお肉を剥がすように両側に少しひらきましょう。写真の切り込みを入れることによって早く火が通りやすくなり、食べるときも身離れがよく、食べやすくなります。

次に下味をつけていきます。手羽先、手羽元に塩小さじ1(分量外)をすりこみ、2時間ほどおきましょう。少しきつめに塩をしても塩がスープに溶け込んでくれるのでOKです。

サムゲタンは本来、鶏肉丸ごと1羽使って作るお料理ですが、今回は手軽に買える手羽先、手羽元を使って作っていきます。骨付きのももでもOKですよ。骨からスープのいい出汁が出るので骨付きのものを用意してください。

また、手羽先や手羽元は食べる部分が少ないので、もっと鶏肉を楽しみたいときには鶏ももを加えてもOKですよ。

2もち米を水に浸けよう

もち米は洗って、たっぷりのお水に30分程つけておきます。
30分たったら、ザルにあげてよく水気をきり、ごま油を加えてよく混ぜておきましょう。
もち米を加えるとスープにとろみがつき、さらにもち米にごま油を加えると、しっとりと仕上がりますよ。
もち米がない場合は普通のお米でも代用できます。

3生姜、にんにくを潰そう

生姜はよく洗い、汚れがあるところは取り除いて、包丁で潰しましょう。生姜は皮つきのまま使う方が香りがよく出るので皮付きのまま使いましょう。

にんにくは皮をむき、潰して芽を除きましょう。生姜もにんにくもこのように潰して傷をつけることによって香りがより出てきますよ。

長ねぎの葉を加えてもOK！

アレンジのひとつとして、長ねぎの葉を加えてもOKです。長ねぎの葉を加えることによって、鶏肉の臭みを消してくれますよ。
長ねぎの葉を加える場合は、1本分を手でちぎって加えます。手でちぎって傷をつけることで香りがより引き立ちます。

4むきぐりをカットしよう

むきぐりは市販のむきぐりを使っています。食べやすいように半分にカットしましょう。
皮をむくのが面倒でなければ、普通の栗を使ってください。

5煮込んでいこう

鍋に手羽先、手羽元、にんにく、生姜、ナツメ、むきぐり、高麗人参、昆布、ごま油を混ぜたもち米、カブるくらいの水を加えて強火にかけます。このように水から煮込んでいくことで、鶏肉の出汁がゆっくりスープに溶け込んでくれます。
鍋が大キスぎると水の量が増えて薄い味になってしまうので鍋はちょウドよいサイズを選びましょう。
また、丸鶏で作る場合は、丸鶏の下処理後に、もち米やにんにく、ナツメなど具材の一部を鶏のお腹に詰めてから煮込みましょう。今回はすべて鍋の中に入れて煮込むだけなので簡単ですね。

6煮込んでいる途中は定期的にアクをとろう

アクを取るタイミングがポイントです。水を入れたボウルとお玉を用意しましょう。

アクは少しずづ出てきますが、沸騰寸前にフワーと完全にでてきます。このタイミングでアクを取り除いていきます。ここで綺麗にアクを取り除くことによってきれいなスープに仕上がりますよ。

また、この時強火にかけているのでアク取りはすばやく済ませ、弱火にしましょう。強火のままでアクを放置するとスープが濁ってしまいますよ。おいしく仕上げるためには、最初のアクとりが重要なので見逃さないようにしましょう。