こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。今回はあさりやベーコンのうま味がたまらない基本のクラムチャウダーのレシピをご紹介します。具材たっぷりでこの一品で栄養満点のスープです。基本的に炒めて牛乳で軽く煮込めば美味しく出来上がりますが、ちょっとのポイントでワンランクアップした味に仕上がりますよ。
あさりふっくら!基本のクラムチャウダーのレシピの材料(2~3人分)
具材
あさり | 200g | |
にんじん | 30g | |
ブロッコリー | 30g | |
玉ねぎ | 50g | |
じゃがいも | 50g | |
マッシュルーム | 2個 | |
ベーコン | 30g |
調味料
白ワイン | 50ml | |
無塩バター | 30g | |
牛乳 | 250ml | |
生クリーム | 50ml | |
塩 | 小さじ1/2弱 |
あさりふっくら!基本のクラムチャウダーのレシピの作り方
今回のレシピのポイント
あさりの出汁をしっかり使う事でうま味が広がります。また、あさりを加熱しすぎない事でふっくらした身が楽しめます。ちょっとのコツでグッと美味しく仕上がりますよ。
あさりは静かで暗い場所に置く
あさりを上手に砂抜きするポイントは「静かで暗い場所」に置く事。うるさかったり、振動を感じるような場所だと、なかなか口を開けてくれません。お風呂場や洗面所など、扉が閉められて人が近くを通らない場所がベストです。
また、暗くするためにアルミホイルやふきんをふわっと掛けておくと良いですね。
食べやすいように、あさりの身を出しておきましょう。殻の部分は使わないので捨てます。
ボウルに残ったあさりの出汁は、うま味がギュッと凝縮された「うま味の素」です。後でスープに加えるので、捨てずに取り置いて下さい。
あさりの身は加熱しすぎないのがポイント
ワインで蒸した状態のあさりは、身がふっくらしてジューシーな食感。1番美味しい状態です。これ以上加熱するとあさりの身が締まって固くなるので、1番最後に加えて美味しい食感を楽しみましょう。
切り込みを入れた部分から手で二つに裂きましょう。つぼみの部分を包丁でザクッと切るとボロボロと崩れてしまいますが、軸の部分に切り込みを入れて裂く事で、ボロボロと崩れる事なく綺麗に切り分けられますよ。
次にブロッコリー、マッシュルーム、ベーコンを加えて更に2分ほど炒めます。
生クリームがコクを加える
牛乳だけではなく、脂肪分の多い生クリームを加えることでスープがコク深く仕上がります。スーパーで手軽に購入出来るので、是非加えてみて頂きたい食材です。もし無ければ、生クリームの分を牛乳に置き換えて下さい。
あさりの身がふっくら!色々な食材のうま味が溶け込んだコク旨スープ
あさりの身がふっくら!あさりの出汁の風味も効いていて深みのある味わいになりました。野菜とベーコンのうま味も溶け出して美味しさが倍増しています。色々な美味しさが溶け込んでいるので、味付けは塩だけで十分美味しく仕上がりました。
このスープだけで野菜もタンパク質もたっぷり頂けるので、あとはパンがあれば栄養バランス抜群です。朝食に、ランチに、色々楽しんで下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」