料理人hiroです。今回は基本の鯛茶漬けのレシピをご紹介します。作ってみるとアルコール臭くしてしまいがちですが、みりんと酒を煮切ることがポイントです。レンジで簡単に出来、そこから鯛をごまダレにくぐらせて刺身で食べるのがベスト。良い食材は新鮮が一番です。〆に食べたい本格一品!早速作っていきましょう。
鯛茶漬けの材料(2人分)
具材
真鯛切り身 | 2切れ | |
白ごはん | 2杯分 | |
長ネギ緑部分 | 適量 | |
手まり麩 | 適量 |
調味料A
酒 | 大さじ1 | |
みりん | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ2 | |
白ねりごま | 大さじ2 |
調味料B
水 | 600ml | |
出汁パック | 1包 | |
塩 | 小さじ1/3 | |
みりん | 大さじ1 | |
薄口醤油 | 大さじ1 |
鯛茶漬けの作り方
今回のレシピのポイント
レンチンして煮切った酒とみりんをごまダレの中に加えます。新鮮な鯛を削ぎ切りにしてごまダレにくぐらせ、出汁はその周りにかけるイメージです。
「煮切る」とアルコール臭さが飛ぶ!
煮切る前と後とでは鼻で嗅いでみると分かりますが、アルコール臭さが全く違います。今回のレシピは新鮮な鯛をごまダレにくぐらせて作るものなので、火にかけられない分を先に煮切っておくと後が楽です。
濃口醤油と白ねりごまを各大さじ2注いでよく混ぜ合わせます。
これが新鮮な鯛をくぐらせる「ごまダレ」です。淡白でクセがない鯛やヒラメによく合うタレです。
塩を小さじ1/3、みりんと薄口醤油を各大さじ1注ぎます。
今回のベースとなる出汁です。お茶漬けといっても、お茶ではなく出汁をかけるパターンですね。
削ぎ切りにすると味が乗る!
下処理した鯛は出来るだけ形を揃えて削ぎ切りにします。皮目が下になるよう安定させて削ぎ切りしていきます。削ぎ切りにした鯛は味が乗りやすいです。丁寧に切っていきましょう。
サッとくぐらせ漬け込む程度でOKです。使用するまで冷蔵庫に入れておきましょう。
ひと煮立ちとは
「ひと煮立ち」とは、出汁や煮汁などを沸騰させて、ひと呼吸おいて火を止めることを指します。煮立ってから30秒ほどが目安。適度にアルコール分も飛んで、味が安定します。
お茶漬けは色々!
お茶漬けというと、お茶を注ぐものと思われがちですが、明確な定義がないほど広範囲に渡ります。お茶は番茶やほうじ茶、抹茶などの日本茶を指したり、ウーロン茶や出汁、さらには白湯(さゆ)でもお茶漬けの中に入るんですね。
鯛の周りに出汁をかけたのは、まずは刺身の状態で。その後に出汁にくぐらせてと「一度に2度美味しい」をお楽しみいただきたいからです。美味しそうな鯛の切り身を見つけたら、お茶漬けを作ってみるのも面白いです。お酒の〆にできるレパートリーになりますよ♪是非一度作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。