洋食歴20年の料理人hiroです。今回は市販のデミグラス缶を使って鶏の煮込み料理を作ります。デミと言えばハンバーグのソースというイメージがありますが、洋食の世界では肉を煮込んで提供することも。ほろっと柔らかい鶏肉にしっとり野菜。赤ワインと是非合わせて欲しい一品。それでは早速作っていきましょう。
鶏肉と旬野菜のデミグラス煮込みの材料(2人分)
具材
鶏もも肉 | 1枚(300g) | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
人参 | 1/2本 | |
ニンニク | 2片 | |
ミニトマト | 6個 | |
カットぶなしめじホクト | 1パック |
調味料
米油サラダ油でも可 | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
黒胡椒 | 少々 | |
ケチャップ | 大さじ1 | |
赤ワイン | 大さじ2 | |
デミグラスハインツデミグラス缶 | 140g | |
水 | 200cc |
付けあわせ
スナップエンドウ、ブロッコリー |
鶏肉と旬野菜のデミグラス煮込みの作り方(1分動画で早回し解説)
鶏肉と旬野菜のデミグラス煮込みの作り方
人参はひとくち大の乱切りにします。乱切りにすることで、断面部分の表面積が大きくなり味が染み込みやすくなります。今回の煮込み料理にはよく使うカット方法で、別名「回し切り」とも言います。
ミニトマトはヘタをとって、半分にカットします。
ニンニクは、手のひらに体重をかけて潰すもよし、包丁の背の部分とまな板でサンドして手のひらを添えて体重をかけて押さえつけるのもよしです。今回は「潰しニンニク」でほんのりとした香りを出すようにします。
鶏もも肉は、軟骨を除去して1/8くらいのぶつ切りにします。煮込み料理はどうしても肉が縮んでしまいがち。極力肉を大きめに取ると形が残って、存在感も出せて、かつ柔らかさも楽しめるようになります。
鶏もも肉の皮面をじっくりと焼きつつ、空いたスペースで菜箸など使って野菜をかき混ぜながら炒めていく作業です。
野菜を炒めると同時に、皮面にもしっかりと焼き色がつきました。鶏肉の内面は1分ほど焼くくらいでOKです。
デミグラスを加えて10分ほど煮込む程度でOK!
デミグラスと水を加えて、一度ひと煮立ち。沸騰したら弱火に切り替えてコトコト煮ていきましょう。
茹で野菜を添えて彩り豊かなデミグラス煮込みに!
デミグラス煮込みとなると、どうしても色がなくて寂しいものです。そこであらかじめボイルしていた緑野菜を添えるとなお映えます。塩でボイルしたブロッコリーとスナップエンドウを添えましたが、イタリアンパセリを枝ごと添えるのも良し、クレソンをあしらうのも良しです。見た目が美味しそう!は大切なことですね。赤ワインと水の力で鶏肉を煮込んでいますので、短時間でもほろほろと柔らかく、さらにデミグラス煮込みと贅沢感もアップ!これと赤ワインを合わせて、週末のご馳走としてゆっくり楽しんでいただければ幸いです。是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。