こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。サクサク食感が魅力の「フリット」は、イタリア版の天ぷらのようなお料理。日本の天ぷらと比べるとサクッと軽い衣が特徴です。今回はコツいらずで、どなたでもサクッと上手に仕上げるレシピをご紹介したいと思います。それでは早速作っていきましょう!
ふわっカリッと軽いエビのフリットの材料(2人分)
主な材料
エビ | 6~8尾 | |
揚げ油 | 適量 | |
塩 | 小さじ1/4 |
衣の材料
薄力粉 | 40g | |
片栗粉 | 10g | |
ベーキングパウダー | 5g | |
塩 | ひとつまみ | |
水 | 70ml |
付けあわせ
レモン、ベビーリーフ、ミニトマト |
ふわっカリッと軽いエビのフリットの作り方
尻尾の水分はしっかり取り除きましょう
尻尾の内側に水分や汚れが残っている場合があります。揚げる時にはねたり、臭みの原因になるのでしっかり取り除きましょう。包丁の背の部分を尻尾に当てて、しごくようにすると水分が出てきますよ。
衣に片栗粉を混ぜてカリッと仕上げます
フリットの魅力はふわっカリッとした食感の衣です。通常は薄力粉だけで作りますが、一部片栗粉を混ぜる事でカリッとした食感が生まれます。薄力粉だけでは作れない、カリッと軽い食感のフリットになります。もし片栗粉が無ければ強力粉を使ってもカリッとした食感になりますよ。
低い温度で揚げ始めて下さい
揚げる温度は160度くらいの弱めの温度がベストです。目安は菜箸を入れるとゆっくりと泡がたってくるぐらい、もしくは衣を入れると一度沈んでから弱くフツフツと泡が立つくらいです。高温で揚げると衣がぱっと広がってはがれてしまい、日本の天ぷらのような状態になってしまうのでご注意下さい。(写真左が高温で揚げたもの、右が低温で揚げた物)フリットは写真右のようにふっくらとして白い衣が魅力のお料理、高温で揚げないようにご注意下さい。
ふわッカリッと軽い食感、プリプリのエビを楽しんで!
ベーキングパウダーと片栗粉を混ぜた衣はふわッカリッと軽い食感です。短い時間で揚げているので、エビがパサつかずプリプリっとした食感が楽しめます。軽い食感なので油っぽさは感じません。今回と同じ衣で、パプリカやズッキーニ、アスパラガスなど野菜をフリットにしても美味しく仕上がります。シーフードと野菜が一緒に取れるので、フリットだけで栄養バランスも良くなって一石二鳥。毎日の食卓ではもちろんですが、ホームパーティーで大活躍紫蘇うな一皿です。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」