洋食歴20年の料理人hiroです。今回は誰もが大好きな揚げ物「竜田揚げ」を鶏むね肉で調理します。削ぎ切りにした鶏むね肉を、下味に30分ほど漬けることで、柔らかくジューシーに。揚げ物は少々時間を要しますが、温度と揚げ時間、状態を見極めれればお店の味に仕上がります。それでは早速作っていきましょう。
鶏ムネ肉の竜田揚げの材料(2人前)
具材
鶏胸肉 | 300g | |
ししとう | 1パック | |
ニンニク | 1かけ | |
生姜 | 10g |
調味料
酒 | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ2 | |
片栗粉 | 適量 | |
揚げ油 | 適量 |
鶏ムネ肉の竜田揚げの作り方(1分動画で早回し解説)
鶏ムネ肉の竜田揚げの作り方
ニンニクと生姜をすりおろしたものを加え、よく混ぜておきます。
こちらが今回の竜田揚げの「漬け地」となります。これに鶏むねを漬け込みますよ。
鶏むねは繊維を断つように…
鶏むねを見ると筋繊維が走っていることがわかります。この繊維を断つように一口大に斜めに削ぎ切りにしていきます。斜めに削ぎ切りにすることで、身がボロボロにならず、盤が大きくなり、下味をつけるときに染み込みやすくなります。
全体に味が染み込むように、柔らかきヘラなど使って、揉み込みます。素手でやるのはあまりニンニクの香りがつくなどあって、オススメしません。揉み込んだら、そのままの状態で30分置いておきましょう。
揚げ油を中火で熱しながら…
30分経ったら、鍋に揚げ油を入れ中火で熱しておきます。その間に漬けておいた鶏むねをキッチンペーパーに取り、水気を取ります。
180℃の油で揚げていこう
揚げ油は180℃に。温度計がある場合は良いのですが、ない場合は菜箸を入れると多量の細かい気泡が勢いよく上がったり、衣を少し落としてみて、ジュッと上がるなど確認できます。揚げ物は一度にたくさん加えてはNG。今回の量だと2〜3回に分けて揚げるのがベストです。
揚げたバットは人それぞれだと思いますが、私は網の下にもキッチンペーパーを敷いています。すぐに揚げたてをお皿に盛り付けましょう。天紙(耐油天ぷら敷紙)があればなお良いです。
揚げ物は揚げたてがイチバンです!
揚げ物は時間をおくと、どうしてもベチャッとしたものになります。どうせ手作りで食べるなら揚げたてを食べるのがイチバンです。温かいうちに、衣がサクッとしている状態でいただきましょう。鶏むねなのにパサつかず、ジューシーです。醤油味で香ばしく、お酒のおつまみには最高の一品です。今回のレシピ、是非とも食のレパートリーに加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。