洋食歴20年の料理人hiroです。「冷蔵庫に入れてるトマトが熟してしまった…」そんなことありませんか?今回はサッと出来る時短レシピで、カットするものはトマトのみ。形を残しつつ火入れして、ふんわり玉子と豆板醤ソースで和えてピリ辛に。ご飯がすすむこと請け合いです。それでは早速作っていきましょう。
トマトと玉子のふんわりピリ辛炒めの材料(2人分)
具材
トマト中サイズ | 2個 | |
玉子Mサイズ | 4個 |
調味料
みりん | 大さじ1 | |
薄口醤油 | 小さじ1/2 | |
上白糖 | 小さじ1/2 | |
サラダ油 | 大さじ2 | |
ごま油 | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
酒 | 大さじ2 | |
鶏ガラスープの素シャンタン | 小さじ1/2 | |
豆板醤 | 小さじ1/2 |
トマトと玉子のふんわりピリ辛炒めの作り方
フォークなどを使って、空気を含ませるようにしっかりと混ぜておきます。豆板醤の辛さを、みりんと上白糖で丸くするための卵液。「甘」「辛」のバランスをここで取ります。
火を中火にして、卵液を一気に流し込みます。
卵は周りから固まってくるので、周りから中に入れていくよう素早くかき混ぜます。
卵液が半熟になったところで、もとにあったボウルの中にあけます。ふわふわの状態で、ゆっくりと余熱で火が通ります。卵は火加減が難しい食材。どのような状態で食べたいか見極めがとても大事になります。
トマトに焼き色をつけよう
トマトの皮面を弱火で1分ほど焼いていきます。トマトに香ばしさをプラス。さらに形を残すためと、流れた汁をソースとして使うためです。
トマトに塩を少々
トマトに軽く塩をすることで、甘味が増します。ちょっとした「ひと手間」です。スいかに塩をして食べるのと同じで、「味の対比効果」と呼びます。
さらに豆板醤を加えて、辛味をつけます。辛いのが苦手な方はほんの少量でも大丈夫です。
フライパンを傾けてソース作りしよう
フライパンを傾けて、水分が手前の方に集まるようにします。これが立派な辛味ソースとなります。手前の方でゴムベラを使ってソースをサッと混ぜます。
ソースが混ざったところで火を止めて
ソースが混ざってトマトに行き渡ったら、火を止めて、ふわふわ玉子を中央にポンとおきます。軽く温めながら、ほぐす程度でOKです。
今回の料理は中華の一品料理をアレンジ
今回のレシピは中華料理がベースとなっていて、それをより日本人向けに食べやすくしました。卵液のみりんと上白糖が辛味を抑えてくれて、まろやかになります。トマトの「酸」と、玉子の「甘」、そして豆板醤の「辛」の3点バランスがとれたカンタンな一品料理。ご飯がすすみます。是非ともお料理のレパートリーに加えてみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。