料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は「ひとりすき焼き鍋」。大勢で鍋を囲むのも楽しいですが、ひとり鍋は自分好みの具材を入れられるメリットが楽しいです。すき焼きはとりわけちょっと贅沢なイメージですが、一人分だからこそ、用意するものも少なく、仕上がりも早いです。 すき焼きの締めには切り餅を入れることで、最後の濃いめな煮汁をしっかり染み込ませていただきます。鍋を煮込む時に大切な順番についても詳しく解説していますので、参考にしてみてください。 では、さっそく作りましょう!
すき焼き風ひとり鍋の材料(1人分)
具材
牛切り落とし肉 | 150g | |
焼き豆腐 | 1/2丁(150g) | |
糸こんにゃく | 1袋(220g) | |
白菜 | 3枚(300g) | |
えのきだけ | 1/2袋(170g) | |
長ねぎ | 1/2本(100g) | |
切り餅 | 1個 | |
卵 | 1個 |
調味料
砂糖 | 大さじ1・1/2 | |
しょうゆ | 大さじ1・1/2 | |
酒 | 大さじ1 | |
みりん | 大さじ2 | |
和風顆粒だし | 小さじ1/2 | |
水 | 50ml |
すき焼き風ひとり鍋の作り方
最大のコツは煮込む時は火が通りにくイカたいものから!
今回の具材の中で、一番火の通りが遅い白菜の白い部分から先に煮込みました。記載の具材以外を加える場合も、厚みがあったり、かたいものなどやわらかくなるまで時間がかかるものから先に煮込み、最後に火が通りやすいものを入れます。
また、白菜の白い部分を先に入れることで、他の具材をその上にのせていくことで土鍋に焦げ目をつけないようにする役割もあります。
いざ実食。味がしっかり染みた具材と溶き卵は最強の組み合わせ!
すき焼きといえば、やはり牛肉から食べたいですよね。しっかり甘めの味が染み込んだ牛肉を溶き卵に絡めていただくと想像を上回る最強の味です。他の具材でも、溶き卵を絡めて食べるとやはり味が染みた濃いめの味に溶き卵のひんやり冷たくとろみのある絡まりはおいしさを逃がさず口の中で広がります。 同じ味に飽きてきたら七味赤とうがらしを振り入れると、ひと味違ったピリッとした味に定番のすき焼き味から大人の味に。 一人分だからこそ、野菜も肉もたっぷり使える嬉しさがあります。 すき焼きの締めは今回、切り餅。うどんでも、中華麺でも、冷ご飯でもおいしいですが、切り餅は特におすすめです。最後の方に食べると、濃いめの味が染み込んでとろとろにやわらかくなった餅がやみつきになるおいしさです。
ひとりすき焼きは自分好みの具材でたのしい!
一人分の利点といえば、材料が自分の好きなものを入れられること。定番の食材から意外なものまで楽しめますね。ひとり占めできる楽しみはひとり鍋ならではのメリットではないでしょうか。土鍋がなければフライパンでも大丈夫。ひとりすき焼きは贅沢の極みとも言えますね。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。