料理人hiroです。今回は基本の中華丼のレシピをご紹介します。あんがダマになったり、水っぽくなってしまいがちですが、味を決めた上で、水溶き片栗粉をしっかりと混ぜて沸騰しているベースに回数を分けて加えることがポイントです。ごま油香る中華あんでごはんがすすむこと間違いなし!では早速作っていきましょう。
中華丼の材料(2人分)
具材
白ごはん | 2合分 | |
豚こま切れ肉 | 200g | |
人参 | 1/2本分 | |
長ネギ | 1/3本分 | |
椎茸 | 2個 | |
生姜 | 15g | |
白菜 | 400g |
調味料A
ごま油 | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
酒 | 大さじ1.5 | |
濃口醤油 | 大さじ1 | |
鶏ガラスープの素 | 小さじ1 | |
水 | 300cc |
調味料B
片栗粉 | 大さじ1.5 | |
水 | 大さじ1.5 |
中華丼の作り方
今回のレシピのポイント
カットした具材を炒め煮した後に、味見をしてから、沸騰しているベースの中に水溶き片栗粉をゆっくり注ぐと味が決まった中華あんに仕上がります。トロミをしっかりつけると保温性を高めることができ、熱々のまま美味しく頂けます!
長ネギ1/3本分の白い部分は斜めにカットしておきます。緑部分は粗くみじん切りに。仕上げに彩りを添えるため散らします。
椎茸2個分は、石突を除去し、軸の部分は輪切りに、傘の部分は3mmほどの厚さにスライスしておきます。
生姜15g分を細く千切りにします。
白菜400g分をまとめて4cm幅のざく切りにしておきましょう。
豚こま切れ肉200gはまとめて、さらに細かくカットしておきましょう。
1分火にかけてアルコール分を飛ばす
ここで1分ほど強火で炒めて酒に入っているアルコール分を飛ばし、酒臭さを抜きます。同時に豚肉などの臭みも和らげるのが酒の仕事です。
効率よく煮るには白菜は芯の部分と葉の部分と2回分け!
白菜の芯の部分がしんなりとして、カサが減ったところで、白菜の葉の部分を加えるようにすると効率良く火入れすることができます。白菜は煮ることで甘みが増して、とろっとした食感となります。
しっかりと混ぜて、回数を分けて!
丁寧にトロミをつけるには、水溶き片栗粉は直前に混ぜ合わせます。さらに、ポコポコと沸騰している中に、回数を分けて糸を垂らすように回しかけて、木ベラで混ぜながらトロミをつけます。
ダマにならず、味が決まった中華あんを作ることが可能となります。
トロミはしっかりつけて正解!
中華あんは、温度が下がるとだんだんと緩くなってきます。トロミをしっかりつけることで、具材と白ごはんの保温性が上がり、熱々の状態で美味しく頂けます。あんはちょっと固いかな?くらいがちょうど良いのです。
白菜からも水分が出てくるので、しっかりめにトロミをつけて正解なんですね。これに海老やいか等の海鮮系や、うずらの卵を加えるのも良いでしょう。まずはしっかりと基本から!味が決まった中華丼を作ってみて下さいね!
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。