洋食歴20年の料理人hiroです。今回はメレンゲでふっくら焼き上げるシフォンケーキです。シフォンは「絹のような布」の意味で、アメリカ生まれのデザートです。ブラックチョコと多めのブランデーで大人味に。余りチョコでソースも作りますよ♪ホールで食べられる贅沢!早速作っていきましょう。
ブランデー入りチョコシフォンケーキの材料(4人分)
具材
ブラックチョコレート | 2枚(65g +35g) | |
卵黄Mサイズ | 2個 | |
卵白 | 130g | |
牛乳 | 45g | |
薄力粉 | 40g | |
ココアパウダー | 10g | |
ベーキングパウダー | 3g |
調味料
米油 | 30g | |
ブランデー | 25g+小さじ1 | |
グラニュー糖 | 65g | |
無塩バター | 10g |
付けあわせ
ミックスドライフルーツ |
ブランデー入りチョコシフォンケーキの作り方(1分動画で早回し解説)
ブランデー入りチョコシフォンケーキの作り方
9分立てのメレンゲを目指して、攪拌です。 気を付けるべきは、ボウルに余分な油分や水分が入っていないことです。少しでも入っているといくら攪拌してもメレンゲは立ちません。事前にボウルをしっかりと拭き取って乾燥させておきましょう。
攪拌すること5分以上。ホイッパーを持ち上げた時に、メレンゲがくっついた状態で、ツノもしっかりと立っている状態です。これがシフォンケーキに適した「9分立て」です。 これ以上攪拌するとどうなるか?分離して使い物にならなくなります。状態を確認しながら作業するようにしましょう。ホイッパーは洗わずに、そのまま続行して使用します。トントンと叩いて、メレンゲをボウル内にふり落としておきましょう。
牛乳45gを2回に分けて加えます。先に計量して、常温に置いておくと、チョコレートが急激に固まらずに済みます。
米油30gを2回に分けて加えていきます。
ブランデー25gを2回に分けて加えます。ここまではチョコレートに馴染ませながら「つないでいく」ことを意識しましょう。チョコレートベースが出来上がったら、湯煎から外します。
ホイッパーで「ボウルの底から手早くサックリと」!
メレンゲ半量を加えたら、ホイッパーを底からサックリと混ぜ合わせます。混ぜすぎるのはNG。ここからは手早く気泡を潰さないよう混ぜることが大事です。
生地の厚さを保つには、「生地を逆さにする」のがシフォンの特徴!
焼き上がると生地はすぐに萎んでしまいます。そこで、瓶を使って逆さにすることで、生地の中にこもっている蒸気が逃げやすくなり、膨らんだ形をそのまま保つことができるんです。シフォンケーキの「シフォン」たるゆえんがここにあります。
粗熱が取れたら瓶から外して、フワッとラップをかけて冷蔵庫で冷ましましょう。
ブランデーとチョコレートの相性は抜群!
ブランデーは果実を発酵させて蒸留したもので、保存性がグッと上がります。チョコレートと相性も良く、芳醇な香りがないと何だか物足りない気がするほど。本格的な味わいとなり、シフォンケーキとコーヒーを共にしたら、ゆったりとしたプチ贅沢感が味わえますよ♪
混ぜる順番とメレンゲ合わせ、焼成後を意識すれば、もはやお店の味に!是非とも今回のレシピを食のレパートリーの仲間入りにして下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。