フェンネルだけでお店の味！アーモンドミルクのやわらか鶏団子スープ

1フェンネルシードの香りを引き出す

少し大変ですが、フェンネルシードは、使う直前に乳鉢やすり鉢などですり潰すと味も香りも良くなります。完全にすり潰す必要はないので、すり潰す際に生じる芳香を楽しみながら頑張ってみましょう。

パウダー状になったフェンネルがある方は、そのまま使って頂いてかまいません。風味はシードをすり潰した方が良くなります。

2フェンネルのワンポイントアドバイス

フェンネルなどのスパイス類は、香りがとても大事です。香りの劣化を防ぐ為に、購入する時はホールやシード状の物を選ぶことをお勧めします。

スパイスはすり潰したり、パウダー状にする工程があるだけで、やはり香りも味も鮮度が格段に違ってきます。少し手間ではありますが、スパイスを調合する時間も楽しんでみてはいかがでしょうか。

3鶏団子に使う具材を切っておく

鶏団子に使う具材をみじん切りにします。玉ねぎはなるべく細かくみじん切りにすると、食感が良くなります。

4スープの具材を切っておく

人参、じゃがいもなどのスープの具材は、1cm幅のさいの目切りにします。しめじは石づきを切り、手でほぐしておきましょう。白菜やキャベツなど冷蔵庫などで余っている野菜を使って頂いてもかまいません。

5やわらか鶏団子を作ります

ボウルに片栗粉以外の鶏団子の材料(A)を全て入れます。空気を入れるように、白っぽく粘り気が出るまでよく混ぜて下さい。粘り気が出るまで混ぜることにより、調味料がよくなじむだけでなく、なめらかな口当たりに仕上がります。

しっかりひき肉を混ぜたら、片栗粉を入れさらによく混ぜ合わせます。

6鶏団子を12等分にして丸めます

鶏団子のたねを12等分に丸めます。もう少し大きい鶏団子にしたい場合は、お好みで調整してください。柔らかな鶏団子にするために、玉ねぎの量を多めにしています。丸めにくい場合は、片栗粉の量を増やして調整しましょう。片栗粉を多くすると、鶏団子はやや固めの仕上がりになります。

7スープの具材を炒めます

鍋にバターを入れて溶かします。その際、バターが溶けてシュワシュワと泡立ってきたら、野菜を入れて炒めましょう。そうすることでバターの風味が増し、炒める野菜の旨味が凝縮されて味がよくなります。

8水を加え、煮込んでいきます

鍋に水を入れ、野菜を煮ていきます。沸騰したら火を弱火にし、コンソメを入れ、ローリエの葉を折って加え10分程煮込んでいきます。

スープの香りづけとして使うローリエの葉は、折ることでより風味が良くなります。今回は10分ほどの煮込みですので問題ありませんが、1時間以上煮込むとえぐみが出始めるので、その際は途中で取り出して下さい。

9アーモンドミルクを加え、鶏団子を煮ていきます

野菜が煮えたらアーモンドミルクを加え中火にします。スープが温まったら鶏団子を入れていきます。５分程アクを取りながら煮込みましょう。

アーモンドミルクは、栄養価が高いことから女性を中心に人気の食材です。スープに加えることで、栄養素だけでなくコクがアップするのは嬉しいですね。

鶏団子が煮えたら、塩・こしょうで味を整えましょう。器に盛り付け、お好みでパセリを散らしてください。フレッシュのイタリアンパセリなどを添えるとより彩りがきれいになりますよ。 野菜の味とコクに、優しい味のアーモンドミルク。フェンネルやしょうがなどのスパイスの効いた、ごろっとした鶏団子が食べ応えのあるスープができました。

甘くスパイシーなフェンネルとピリッとしたしょうがの効いた鶏団子に、トマトの酸味がよく合います。

チーズや生クリームを足して、コクをアップさせるのもお勧めです。このスープは、リボン型のファルファッレやマカロニなどを加えて、主食としても楽しめます。