このページでは、野菜のオクラを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
オクラのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはオクラの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 26 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「オクラ 果実 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、オクラがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
オクラはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
オクラとは?どんな食材?
オクラは、野菜の一種であり、独特の形状と食感を持つ食材です。日本では夏野菜としてよく知られており、特に暑い季節に人気があります。
オクラの特徴
オクラは、細長い形状をしており、表面には微細な毛があります。この毛は、オクラの特徴の一つであり、食べる際には取り除くことが一般的です。また、オクラは青色をしており、内部には多数の種があります。
オクラの食べ方
オクラは、生でも調理しても美味しく食べることができます。生の場合、サラダや和え物に加えることが一般的です。また、茹でたり、炒めたりすることで、食感がより引き立ちます。オクラは、粘り気があるため、とろみを出す料理にも適しています。
以上のように、オクラは野菜の一種であり、独特の形状と食感を持つ食材です。日本では夏野菜として人気があり、生でも調理しても美味しく食べることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はオクラがダイエットにどう役立つか説明します!
オクラはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
オクラの栄養データ
オクラは、可食部100gあたりで以下のような栄養成分が含まれています。
1. カロリーがかなり低い
オクラは、可食部100gあたりで26kcalというカロリーが含まれています。このカロリーは、比較的低い方です。そのため、ダイエット中やカロリーコントロールをしている方にとっても、安心して摂取することができる食材です。
2. 食物繊維が多い
オクラには、可食部100gあたりで5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果や便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリュームを増やすことなく満足感を得ることができます。
3. 脂質や塩分が低い
オクラには、可食部100gあたりで脂質は0.2g、塩分は0gという低い値が含まれています。脂質や塩分の摂り過ぎは、健康に悪影響を及ぼすことがありますが、オクラはその心配が少ない食材です。そのため、健康的な食事を心掛けている方にとっても適しています。
以上のように、オクラはカロリーが低く、食物繊維が多く、脂質や塩分が低いという特徴があります。これらの栄養成分は、健康的な食事に役立つと言えます。オクラを積極的に摂取することで、バランスの取れた食事を実現しましょう。
おすすめ:オクラのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
オクラに含まれる無機質の栄養を解説!
オクラの特徴
オクラは栄養価の高い野菜の一つです。以下にオクラの特徴を3つご紹介いたします。
1. カリウムやカルシウムが豊富
オクラはカリウムやカルシウムが多く含まれています。可食部100gあたりでカリウムは280mg、カルシウムは92mg含まれており、これらの栄養素は身体の健康維持に重要な役割を果たします。特にカリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧をコントロールする効果があります。また、カルシウムは骨や歯の形成に関与し、骨密度の維持にも役立ちます。
2. マグネシウムや銅が多く含まれる
オクラにはマグネシウムや銅も多く含まれています。マグネシウムは細胞のエネルギー産生や神経伝達に関与し、骨や筋肉の健康をサポートします。銅はヘモグロビンの生成や酵素の働きに必要な栄養素であり、鉄と一緒に摂取することで鉄の吸収を助けます。
3. モリブデンが多い
オクラにはモリブデンも多く含まれています。モリブデンは体内での代謝に関与し、酵素の一部として働きます。特に硫黄アミノ酸の分解や尿酸の代謝に関与し、体内の有害物質の排出をサポートします。
以上、オクラの特徴として、カリウムやカルシウムが豊富であること、マグネシウムや銅が多く含まれること、そしてモリブデンが多いことを挙げることができます。オクラはこれらの栄養素を摂取することで、健康な体を維持するのに役立つ食材です。
オクラに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
オクラに含まれるビタミンAは、レチノールは無く、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量の形で存在しています。特に、α-カロテンとβ-カロテンの含有量は多く、ビタミンAの補給に効果的です。
2. ビタミンEの特徴
オクラに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。特に、α-トコフェロールの含有量が高いため、オクラはビタミンEの良い供給源となります。
3. その他のビタミンの特徴
オクラには、ビタミンKが多く含まれています。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸は普通の量です。さらに、ビオチンとビタミンCの含有量も多いです。
以上のように、オクラはビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB群、ビオチン、ビタミンCを含んでおり、特にビタミンAとビタミンEの含有量が豊富です。ビタミン補給において、オクラは重要な役割を果たす野菜の一つと言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はオクラの使用例としてレシピをご紹介します。
オクラを使ったレシピ20選!
#1 かまぼこを使ったごはんにあうおかず「白かまぼことオクラの梅ごま和え」
白かまぼこ、オクラ、大葉、みょうが、梅干し、みりん、薄口醤油、白ごま
白かまぼことオクラの梅ごま和えのレシピ。オクラは板ずりし、塩をふってボイルし、氷水につけます。…
レシピを見る#2 あじとオクラのなめろう
あじの刺身、オクラ、小ねぎ、味噌、おろししょうが、しょうゆ、顆粒和風だし
あじの刺身とオクラを使った、おつまみにぴったりななめろうのレシピ。オクラは電子レンジで加熱。…
レシピを見る#3 さっぱり一品!しらすとオクラのおろし和え
大根、釜揚げしらす、オクラ、白だし
しらすとオクラのおろし和えのレシピ。オクラは塩でこすってから板ずりし、小口切りにします。…
レシピを見る#4 すぐ出来るおつまみにはコレ!「オクラ納豆」
オクラ、大葉、納豆、卵黄、味のり、粉わさび、濃口醤油
オクラを使った、オクラ納豆のレシピ。オクラを下茹でし、納豆と一緒に刻みのりや卵黄、わさびを乗せて完成です。…
レシピを見る#5 たっぷりオクラの和風ハンバーグ
鶏ミンチ肉、オクラ、木綿豆腐、溶き卵、こしょう、ナツメグ、サラダ油
オクラを用いたハンバーグのレシピ。オクラの粘り気がハンバーグのたねとの絡みを良くします。…
レシピを見る#6 オクラのチャンプルー
オクラ、熱湯、木綿豆腐、サラダ油、豚ばら塊肉、粗挽き黒こしょう、鶏がらスープの素、しょうゆ、粗挽き黒こしょう、等
オクラを活用した一風変わったチャンプルーのレシピ。定番のチャンプルーをオクラで代用して作ります。…
レシピを見る#7 いかオクラ丼
いか(刺身用)、オクラ、ご飯、刻みのり、卵黄、めんつゆ
市販の「キッコーマンいつでも新鮮 料理人直伝 極みつゆ」使った丼のレシピ。極みつゆのもつ豊かなだしの風味が、いかやオクラ、卵黄のうま味を引き立ててくれる一品です。…
レシピを見る#8 オクラのせうなとろ丼
ご飯(温かいもの)、うなぎ(かば焼き・大)、山芋、オクラ、しょうゆ、わさび(練り)
ねばねば食材のおくらととろろをプラスした、さっぱりとした味わいのうな丼のレシピ。うなぎのかば焼きは、細切りにすることが食べやすくするコツ。…
レシピを見る#9 大豆とオクラのガーリック&カレースープ
大豆(水煮または蒸したもの)、オクラ、玉ねぎ、ベーコン、にんにく、カレー粉、こしょう、オリーブオイル
大豆とオクラを活用したガーリック風味のカレースープのレシピ。昆布だしのまろやかなコクと、野菜の旨味が口いっぱいに広がります。…
レシピを見る#10 蒸しなすとトマトとオクラの
サラダ
なす、トマト、オクラ、しょうゆ、白練りごま、黒いりごま
蒸しなすを使った彩りのよいサラダのレシピ。蒸しなす、トマト、オクラはごまだれとの相性がばっちり。…
レシピを見る#11 鶏ささみのたたきオクラ和え
オクラ、枝豆(冷凍さや付き)、鶏ささみ、辛子(練り辛子)
鶏ささみを活用した、爽やかな和え物のレシピ。たたいて細かくしたオクラと枝豆が、全体をまとめて食べやすくします。…
レシピを見る#12 ねばねばパワー豚肉と長芋とオクラの炒め物のレシピ
長イモ、豚肩ロース(薄切り)、胡椒、オクラ、めんつゆ
ねばねば野菜の炒めのレシピ。少ない材料でメインのおかずが作れます。…
レシピを見る#13 おさかなのソーセージとオクラのネバトロひやむぎ
魚肉ソーセージ、オクラ、山芋、みょうが、小ねぎ、納豆、ひやむぎ、白ごま、めんつゆ、等
オクラや山芋を使った、主食のネバトロひやむぎのレシピ。ツルッとした食感で、さっぱりと食べられる一品。…
レシピを見る#14 さっぱり夏野菜きゅうりとオクラの辛味漬けのレシピ
キュウリ、オクラ、ゴマ油、鷹の爪、醤油、砂糖
15分で作れる、きゅうりとオクラの辛味漬けのレシピ。きゅうりのパリパリの歯応えと、オクラのシャキシャキの食感がアクセントに。…
レシピを見る#15 オクラと貝われのおひたし
オクラ、貝われ菜、かつおぶし、しょうゆ
オクラと貝われ菜を使ったおひたしのレシピ。オクラは塩を使って板ずりしておくのが食感をよくするポイント。…
レシピを見る#16 オクラと海苔のスープ
オクラ、焼き海苔、ごま油
「ヤマサ ぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」で簡単オクラと焼き海苔のスープのレシピ。オクラを「ヤマサ ぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」でひと煮立ちすることであっという間にスープの完成。…
レシピを見る#17 納豆とオクラのネバネバ冷やしそば
そば、オクラ、わかめ、納豆、かつお節、めんつゆ、キユーピーマヨネーズ
冷やしそばのアレンジレシピ。おそばに納豆とオクラを加えてネバネバのおそばが楽しめます。…
レシピを見る#18 オクラと長芋のひんやりうどん
うどん(冷凍)、オクラ、長芋、かに風味かまぼこ、焼きのり、かつおだし、しょうゆ、みりん、ごま油、等
オクラと長いもを入れるうどんのレシピ。冷凍うどんを使うことで、思い立った時にいつでも簡単に作ることができます。…
レシピを見る#19 なすとオクラのサラダ
なす、オクラ、だし汁(かつおだしなど)、しょうゆ、みりん
なすとおくらにだしを効かせて作るサラダのレシピ。だし汁のあっさりとしたうま味や風味が、素材の味を引き出してくれる一品です。…
レシピを見る#20 オクラとヤングコーンの肉巻き
オクラ、豚バラ肉(薄切り)、ヤングコーン、小麦粉、サラダ油、しょうゆ、みりん
オクラとヤングコーンをお肉で巻いて焼く主菜になるレシピ。野菜を茹でる時に、時間差で鍋に入れることが、それぞれの野菜の食感を楽しむための大事なポイントです。…
レシピを見る最後に、オクラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「オクラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 26 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「オクラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 90.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「オクラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 92 | mg | 多い |
マグネシウム | 51 | mg | 多い |
リン | 58 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.48 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 520 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 520 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 44 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 66 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.1 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | 6.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 11 | mg | 多い |
廃棄部位: へた/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。