このページではオクラのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
オクラのカロリーは26kcal(100gあたり)!これってどうなの?
オクラの可食部100gあたりのカロリーは、26kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1408位です。これは多い順にすると上位88%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでオクラのカロリーを評価すると、221件中104位です。これは上位から47%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 26Kcal |
全体での評価 | 1408位 / 1592件中(上位88%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 104位 / 221件中(上位47%…平均的) |
オクラはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜオクラのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
オクラのカロリーはなぜかなり低いのか?
オクラは、野菜の中でもカロリーがかなり低い食材として評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
カロリーが低い理由
オクラのカロリーは、可食部100gあたり26kcalと非常に低いです。これは、主に以下の要素によって引き起こされます。
糖質が低い
オクラに含まれる糖質は、可食部100gあたり2.2gとかなり低いです。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ない食材はカロリーも低くなります。
食物繊維が多い
オクラには、可食部100gあたり5gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多い食材はカロリーも低くなります。
タンパク質と脂質が低い
オクラに含まれるタンパク質は、可食部100gあたり2.1gと低いです。また、脂質も可食部100gあたり0.2gと低いです。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、これらが少ない食材はカロリーも低くなります。
以上のように、オクラは糖質やタンパク質、脂質が低く、食物繊維が多いため、カロリーがかなり低い食材となっています。ダイエットや健康を考える際には、積極的にオクラを取り入れることをおすすめします。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「オクラ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 5.0g | 2 | 10kcal |
たんぱく質 | 2.1g | 4 | 8.4kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「オクラ」のカロリー内訳です。一番多いのは食物繊維で、10kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
オクラは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
オクラは、低糖質ダイエットに使える?
オクラは、野菜の一種であり、その糖質量は2.2gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットにおいて、オクラを積極的に取り入れることができます。
オクラの糖質量は2.2g
オクラは、糖質量が2.2gと非常に低いです。この低糖質な特徴から、ダイエット中の方にとっては魅力的な食材となります。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑えることができ、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。
オクラは低糖質ダイエットに効果的
オクラは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。その理由は、糖質量が低いだけでなく、食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素も豊富に含まれているからです。食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫力を高める効果も期待できます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、むくみの予防にも役立ちます。
オクラの食べ方
オクラは、生でも調理しても美味しく食べることができます。生のままサラダやスムージーに加えることで、その栄養素を最大限に摂取することができます。また、オクラを蒸したり、炒めたりすることもおすすめです。その際には、オリーブオイルや醤油などを使って調理すると、より美味しくいただけます。
まとめ
オクラは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な野菜です。糖質量が2.2gと低いだけでなく、食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素も含まれています。そのため、オクラを積極的に取り入れることで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、ぜひダイエット中の方はオクラを取り入れてみてください。
オクラは、低脂質ダイエットに使える!?
オクラは、低脂質ダイエットに使える?
オクラは、野菜の中でも低脂質な食材の一つです。その脂質含有量はたったの0.2gです。このことから、オクラは低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。
オクラの低脂質な特徴
オクラは、そのぬめり成分が特徴的な野菜ですが、そのぬめり成分にはほとんど脂質が含まれていません。そのため、低脂質ダイエットを行いたい方にとって、オクラは理想的な食材と言えるでしょう。
オクラの栄養価
オクラには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やビタミンC、カルシウム、鉄などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容効果にも役立つものばかりです。
オクラのダイエット効果
オクラは、低カロリーでありながら満腹感を得られる食材です。そのため、ダイエット中でも満足感を得ながら摂取することができます。また、食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境の改善や便秘解消にも効果的です。
オクラの調理方法
オクラは、生で食べることもできますが、加熱することでより食べやすくなります。茹でたり、炒めたり、煮込んだりすることで、さまざまな料理に活用することができます。また、オクラのぬめり成分は、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあるため、糖尿病予防にも役立つとされています。
まとめ
オクラは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その低脂質な特徴や栄養価、ダイエット効果などを考えると、オクラは健康的な食生活を送りたい方にとって、積極的に取り入れたい食材と言えるでしょう。ぜひ、オクラを上手に活用して、理想の体型や健康を手に入れましょう。
最後に、オクラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「オクラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 26 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.1 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「オクラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 90.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「オクラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 92 | mg | 多い |
マグネシウム | 51 | mg | 多い |
リン | 58 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.48 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 520 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 520 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 44 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 66 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.1 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.42 | mg | 普通 |
ビオチン | 6.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 11 | mg | 多い |
廃棄部位: へた/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。