食塩不使用バターのカロリーは高い？低い？カロリーの内訳を理解してダイエットに役立てよう。糖質制限や低脂質などダイエットメニューに適しているかも判定！

食塩不使用バターのカロリーは720kcal（100gあたり）！これってどうなの？

食塩不使用バターの可食部100gあたりのカロリーは、720kcalです。

このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中27位です。これは多い順にすると上位1％に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。

また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルので食塩不使用バターのカロリーを評価すると、29件中25位です。これは上位から86％に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。

カロリー	720Kcal
全体での評価	27位 / 1592件中（上位1％…高い）
「油」ジャンル内での評価	25位 / 29件中（上位86％…かなり低い）

なぜ食塩不使用バターのカロリーは高いの？なにが含まれているの？

食塩不使用バターのカロリーが高い理由

食塩不使用バターのカロリーは、可食部100gあたり720kcalと非常に高いです。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。

高い脂質含有量

食塩不使用バターは、脂質が83g含まれています。脂質は1gあたり9kcalという高いエネルギーを持っており、バターの主成分であるため、カロリーが高くなります。脂質は体内でエネルギー源として利用されるため、摂取するとカロリーとして蓄積されることになります。

低い糖質含有量

食塩不使用バターは、糖質が6.2gしか含まれていません。糖質は1gあたり4kcalというエネルギー量であり、バターにはほとんど含まれていません。そのため、糖質によるカロリー貢献は少なく、脂質が主なカロリー源となっているのです。

食物繊維の欠如

食塩不使用バターには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収が難しく、カロリーとしてはほとんど貢献しません。一方で、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果があります。食塩不使用バターには食物繊維がないため、カロリーの摂取量が増えやすくなることが考えられます。

まとめ

食塩不使用バターのカロリーが高い理由は、脂質が多く含まれていることが主な要因です。一方で、糖質は少なく、食物繊維も含まれていないため、カロリーの摂取量が増えやすくなっています。食塩不使用バターを摂取する際には、適量を守りながらバランスの取れた食事を心掛けることが重要です。

それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。

「食塩不使用バター」のカロリー内訳
栄養素	栄養素の量	1グラム あたりの カロリー	栄養素 によるカロリー
炭水化物のうち、糖質	6.2g	4	24.8kcal
炭水化物のうち、食物繊維	(0)g	2	0kcal
たんぱく質	0.5g	4	2kcal
脂質	83.0g	9	747kcal

※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

食塩不使用バターは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える！？

食塩不使用バターは、低糖質ダイエットに使える？

食塩不使用バターは、糖質量が6.2gで、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめです。

食塩不使用バターの特徴

食塩不使用バターは、一般的なバターやマーガリンと比べて、食塩が含まれていないという特徴があります。食塩を控えたい方や塩分制限が必要な方にとっては、適した選択肢と言えるでしょう。

低糖質ダイエットとは

低糖質ダイエットとは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、過剰な摂取は体重増加の原因となります。低糖質ダイエットでは、炭水化物や糖分の摂取を制限し、脂質やタンパク質を中心とした食事を心がけます。

食塩不使用バターの糖質量

食塩不使用バターの糖質量は6.2gです。一般的なバターやマーガリンと比べると、糖質量は控えめです。しかし、低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を極力制限することが求められます。そのため、食塩不使用バターは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きと言えるでしょう。

食塩不使用バターの利用方法

食塩不使用バターは、糖質量が控えめであるため、低糖質ダイエットに完全には適していませんが、他の食材との組み合わせや調理方法によっては利用することができます。例えば、野菜の炒め物やオムレツなどに使用することで、少量の糖質を摂取しつつ、バターの風味を楽しむことができます。

まとめ

食塩不使用バターは、糖質量が6.2gで、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きですが、糖質量は控えめです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することが求められるため、食塩不使用バターは完全には適していません。しかし、他の食材との組み合わせや調理方法によっては、少量の糖質を摂取しつつ、バターの風味を楽しむことができます。食塩不使用バターを利用する際には、糖質制限の範囲内で適切に摂取することが大切です。

食塩不使用バターは、低脂質ダイエットに使える！？

食塩不使用バターは低脂質ダイエットに不向き

食塩不使用バターは、低脂質ダイエットに使えると思われがちですが、実はその脂質含有量は83gと非常に高いことが分かりました。

食塩不使用バターの脂質含有量

通常のバターと比べて食塩不使用バターは、塩分を含まないため、健康に良いとされています。しかし、その一方で脂質含有量が高いことが問題となります。

食塩不使用バターの脂質含有量は83gであり、これは低脂質ダイエットにとっては非常に高い数値です。低脂質ダイエットでは、脂質摂取量を制限することが重要ですが、食塩不使用バターを使用するとその目的が達成できません。

低脂質ダイエットに向いた食材

低脂質ダイエットを行う際には、脂質含有量の低い食材を選ぶことが重要です。例えば、鶏胸肉や白身魚、豆腐などは脂質含有量が少なく、低脂質ダイエットに向いています。

また、バターの代わりに使える食材としては、オリーブオイルやアボカドなどがあります。これらは健康に良い脂質を含みながらも、脂質摂取量を抑えることができます。

まとめ

食塩不使用バターは、低脂質ダイエットには不向きな食材です。その脂質含有量が83gと高く、低脂質ダイエットの目的に反するからです。低脂質ダイエットを行う際には、脂質含有量の少ない食材を選び、バターの代わりにオリーブオイルやアボカドなどを使用することをおすすめします。

「食塩不使用バター」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	720	Kcal	高い
炭水化物	0.2	g
└糖質	6.2	g	低い
└食物繊維	(0)	g	無し
たんぱく質	0.5	g	かなり低い
脂質	83.0	g	多い
「食塩不使用バター」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	15.8	g	低い
有機酸	-	g	無し
灰分	0.5	g	低い
コレステロール	220	mg	多い
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「食塩不使用バター」のビタミン・無機質等
ナトリウム	11	mg	普通
カリウム	22	mg	低い
カルシウム	14	mg	普通
マグネシウム	2	mg	低い
リン	18	mg	低い
鉄	0.4	mg	普通
亜鉛	0.1	mg	低い
銅	0.01	mg	低い
マンガン	0.01	mg	低い
ヨウ素	3	μg	多い
セレン	Tr	μg	無し
クロム	0	μg	無し
モリブデン	3	μg	普通
ビタミンA
└レチノール	780	μg	多い
└α-カロテン	1	μg	多い
└β-カロテン	190	μg	多い
└β-クリプトキサンチン	3	μg	多い
└β-カロテン当量	190	μg	多い
└レチノール活性当量	800	μg	多い
ビタミンD	0.7	μg	多い
ビタミンE
└α-トコフェロール	1.4	mg	多い
└β-トコフェロール	0	mg	無し
└γ-トコフェロール	0.1	mg	普通
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	24	μg	多い
ビタミンB1	0	mg	無し
ビタミンB2	0.03	mg	低い
ナイアシン	Tr	mg	無し
ビタミンB6	Tr	mg	無し
ビタミンB12	0.1	μg	普通
葉酸		μg	無し
パントテン酸	0.08	mg	低い
ビオチン	0.3	μg	普通
ビタミンC	0	mg	無し

別名： 無塩バター

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

食塩不使用バターと同じ油のバター・マーガリンジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
有塩バター	700	6.8	0.6	81.0	(0)
食塩不使用バター	720	6.2	0.5	83.0	(0)
マーガリン（有塩）	715	4.7	0.4	83.1	(0)
ファットスプレッド	579	4.5	0.2	69.1	(0)
マーガリン（無塩）	715	4.7	0.4	83.1	(0)

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。