このページでは、果物のゆずを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ゆずのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはゆずの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 50 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 14.2 | g | |
└糖質 | 8.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 6.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.2 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(かんきつ類) ゆず 果皮 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ゆずがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ゆずはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ゆずとは?どんな食材?
ゆずとは、日本の伝統的な柑橘類の一つです。果物の一種であり、主に冬季に収穫されます。その特徴的な香りと酸味から、和食や洋食に広く使用されています。
ゆずの特徴
ゆずは、直径が約5〜8センチメートルほどの大きさで、皮は粗く、表面には小さな突起があります。その香りは非常に強く、さわやかで爽やかな柑橘系の香りが特徴です。
ゆずの味
ゆずの果肉は少なく、主に果皮が使用されます。果皮には豊富なエッセンシャルオイルが含まれており、強い酸味と苦味を持っています。そのため、ゆずは料理に独特の風味と酸味を与えることができます。
ゆずの使い方
ゆずは、その香りと風味から、さまざまな料理に使用されます。和食では、刺身や鍋、酢の物に使われることがあります。また、洋食でも、ドレッシングやソース、デザートに使用されることがあります。さらに、ゆずの果汁や皮を使った飲み物やお酒も人気があります。
まとめ
ゆずは、日本の伝統的な柑橘類であり、その強い香りと酸味から料理に広く使用されています。果皮に含まれるエッセンシャルオイルが特徴であり、和食や洋食、さまざまな料理に使われます。その独特の風味と酸味は、料理に特別な味わいを与えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はゆずがダイエットにどう役立つか説明します!
ゆずはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであること
ゆずは可食部100gあたりのカロリーが50kcalと非常に低いです。このため、ダイエット中やカロリーコントロールを心掛けている方にとって、ゆずは優れた食材と言えます。低カロリーながらも、栄養価が豊富なため、満足感を得ながら健康的な食事を摂ることができます。
2. 糖質が低いこと
ゆずの糖質は可食部100gあたり8gと低いです。糖質の摂取量を制限したい方や、糖質制限ダイエットを行っている方にとっては、ゆずは適した食材と言えます。糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を抑えることができ、健康的な体重管理や血糖値のコントロールに役立ちます。
3. 食物繊維が多いこと
ゆずには可食部100gあたり6.9gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素であり、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができます。このため、ゆずを摂取することで、健康的な腸内環境を維持し、ダイエットや消化器の健康に役立てることができます。
おすすめ:ゆずのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ゆずに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が普通
ゆずは可食部100gあたりに、ナトリウム5mg、カリウム140mg、カルシウム41mg、マグネシウム15mgを含んでいます。これらの無機質栄養素の含有量は普通とされています。特にカリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の機能を正常に保つために重要な役割を果たしています。
2. リン、亜鉛、銅の含有量が低い
一方、ゆずにはリン、亜鉛、銅が含まれていますが、その含有量は低いです。リンは骨や歯の形成に関与し、亜鉛や銅は体内での酵素の働きをサポートします。ゆずにはこれらの栄養素が少ないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が重要です。
3. ヨウ素、セレン、クロムの含有量が無し
ゆずにはヨウ素、セレン、クロムは含まれていません。これらの栄養素は微量ですが、体内で重要な役割を果たしています。例えば、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要であり、セレンは抗酸化作用を持っています。ゆずからはこれらの栄養素を摂取することはできませんので、他の食材で補う必要があります。
以上、ゆずの栄養データを見ると、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が普通であり、リン、亜鉛、銅の含有量が低いことがわかります。また、ヨウ素、セレン、クロムは含まれていないため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が重要となります。
ゆずに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「ゆず」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは含まれておらず、その点では他の果物と比べると少ないです。しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量などは多く含まれています。これらの成分は、抗酸化作用や免疫力の向上に効果があります。
2. ビタミンEの特徴
「ゆず」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが多く含まれています。一方、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールはほとんど含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化や様々な疾患の予防に役立ちます。
3. その他のビタミンの特徴
「ゆず」にはビタミンB1やビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6などのビタミンB群が普通の量含まれています。また、パントテン酸やビオチン、ビタミンCは多く含まれています。これらのビタミンは、エネルギー代謝や免疫力の向上に関与しています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はゆずの使用例としてレシピをご紹介します。
ゆずを使ったレシピ20選!
#1 ゆず塩肉じゃが
豚ばら肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、塩麹、砂糖、塩麹、みりん、柚子こしょう、等
このレシピは、ゆず塩肉じゃがの作り方です。じゃがいもやにんじんなどの野菜を切って、豚ばら肉を炒めた後に、調味料Aを加えて5分間煮込んで完成です。…
レシピを見る#2 10分ほっとくだけ♪タラのゆず醤油麹蒸し
生タラ、生姜、刻みゆず、醤油麹、料理酒、本みりん、砂糖、ゴマ油、米麹甘酒、等
生タラを使った、ゆず醤油麹蒸しのレシピ。タラに甘酒を加えて臭み取りし、水分を拭き取ります。…
レシピを見る#3 鶏ひき肉と油揚げがあったらこれ!「鶏ひき肉と白菜の黄ゆず煮」
鶏ひき肉、黄ゆず皮、白菜、油揚げ、和風顆粒出汁、みりん、濃口醤油
鶏ひき肉と白菜を使った、黄ゆず煮のレシピ。鶏ひき肉と白菜を煮込んで、黄ゆずの香りを楽しめます。…
レシピを見る#4 ゆず塩麹鍋
ゆず、白菜、長ねぎ、人参、さつま芋、えのき、豆腐、豚肉、すりおろし生姜、等
こちらは、ゆずの香りが漂う、塩麹を使った鍋料理のレシピです。まずは、水500mlに調味料A(塩麹、白だし、料理酒、みりん)を加えて弱火で煮立てます。…
レシピを見る#5 ゆず胡椒香るあっさり鶏つけ麺
鶏肉(もも)、たけのこ(水煮)、ごま油、小ねぎ、中華麺
「ヤマサゆず胡椒つゆ」を活用した麺のレシピ。ゆずの香りとピリッとした辛みが特徴です。…
レシピを見る#6 ゆず大根
大根、砂糖、白だし、ゆず皮(せん切り)
京風割烹白だしで作る大根の漬物のレシピ。大根に砂糖をなじませておくことで味のしみこみがぐっとよくなる効果があります。…
レシピを見る#7 活ちくわとだいこんのゆずみそ炒め
活ちくわ」、だいこん、だいこん葉、サラダ油、ゆず、みそ、みりん
活ちくわとだいこんを活用した副菜になる炒めもののレシピ。味付けにはみそ、みりんを活用することで、甘辛い和風の味わいに。…
レシピを見る#8 ゆずいり鳥つくねの味噌ちゃんこ鍋
鶏ひき肉、豆腐、にんじん、豚肉、キャベツ、もやし、しめじ、ゆず、大根、等
とにかく野菜を食べたいそんなメニューです。にんじん、しめじ、大根、蓮根のようなたくさんの野菜を味噌ベースで煮詰めています。…
レシピを見る#9 豚肉のグリル ゆずこしょう風味
豚ロース肉、レタス、貝割大根、ミニトマト、はちみつ、ゆずこしょう、キユーピーハーフ
柚子胡椒でスパイス付けした「豚テキ」のレシピ。豚ロースに調理料を揉みこんで味付けしてから焼き上げます。…
レシピを見る#10 しいたけのゆずこしょうマヨネーズ焼き
しいたけ(生)、粉チーズ、ゆずこしょう、キユーピーマヨネーズ
しいたけとゆずこしょうを使ったマヨネーズ焼きのレシピ。オーブントースターで焼くだけなので、手軽に作ることができます。…
レシピを見る#11 さばの白菜蒸し ゆず豆腐ソースがけ
さば水煮」、白菜、かいわれ大根、絹ごし豆腐、ゆずこしょう
さばの白菜蒸し ゆず豆腐ソース掛けのレシピ。15分ほどで作れる簡単メニュー。…
レシピを見る#12 冬瓜と豚ばら肉のミルフィーユ ゆずこしょうマヨディップ
冬瓜、豚ばら肉(薄切り)、ゆずこしょう、キユーピーハーフ
冬瓜と豚ばら肉のミルフィーユにゆずこしょうマヨディップを添えていただくレシピ。冬瓜と豚ばら肉は、電子レンジで加熱するので、お手軽です。…
レシピを見る#13 イクラのおろし和え(ゆず釜にて)
黄柚子、大根、しょうゆ、三つ葉、砂糖
ゆずの実を器にしたイクラのおろし和えのレシピ。切り落とした柚子の上側も蓋に見立て、華やかな見た目に仕上げることが重要な一品です。…
レシピを見る#14 鮭のゆず炒め
生鮭(切り身・160g)、大根、サラダ油、ゆず、ゆずポン酢、青ねぎ(小口切り)
ポン酢とゆずを使用した爽やかさいっぱいの鮭の炒め物。濃厚なゆずの風味がただようポン酢に加え、ゆずの輪切りを入れました。…
レシピを見る#15 活ちくわとスナップえんどうのゆずこしょうクリーム炒め
活ちくわ」、プロセスチーズ、スナップえんどう、ゆずこしょう、生クリーム、バター、粉チーズ
ちくわとスナップえんどうの炒め物のレシピ。チーズや生クリームなどの乳製品とゆずこしょうを使用しており、ピリッとしたさわやかで濃厚な味わいのソースは他の具材にも活用できそうです。…
レシピを見る#16 ゆず胡椒よせ鍋
しめじ、白菜、水菜、豆腐、たら、ほたて、渡りがに、鶏肉(もも)
柚子胡椒つゆを使ったお鍋のレシピ。魚介類や野菜などの具材の旨味が効いたおだしに、柚子胡椒の爽やかな香りとピリッとした辛味がマッチ。…
レシピを見る#17 豊かな香りでご飯がすすむ鶏肉とオクラのゆず胡椒煮のレシピ
オクラ、鶏モモ肉(一口大)、白だし、柚子胡椒
鶏肉とオクラを活用した風味豊かなゆず胡椒の煮物のレシピ。白だしのさっぱりとした味わいに、ゆず胡椒のピリッとした刺激と香りを楽しむことができます。…
レシピを見る#18 鮭のゆずこしょうマヨホイル焼き
なす、しいたけ(生)、ぶなしめじ、長ねぎ、ゆずこしょう、こしょう、キユーピーアマニ油マヨネーズ
生鮭を使った、オーブントースターでかんたんに作れる蒸し焼きのレシピ。ゆずこしょうのピリッとした辛みがきいた鮭に、マヨネーズのコクと風味がよく合います。…
レシピを見る#19 まぐろとぶりの和風サラダ ゆず麹ドレッシングがけ
まぐろ(刺身用)、ぶり(刺身用)、水菜、だいこん、ラディッシュ、ゆずの皮、塩麹、ゆず果汁、サラダ油、等
お刺身が入った和風サラダとピッタリな手作りドレッシング。塩麹を使ったゆず麹ドレッシングは、まぐろ、ぶり以外にも様々なお刺身やサラダと相性抜群。…
レシピを見る#20 さんまのつみれのゆずあん仕立て
さんま(おろしたもの)、片栗粉、ゆず(皮)、ねぎ(白髪ねぎ)、青じそ(みじん切り)、ねぎ(みじん切り)、しょうが(しぼり汁)、赤みそ、かつおだし、等
青じそが入ったさんまのつみれとゆずあんを掛け合わせたレシピ。ゆず風味のあんが食欲をそそります。…
レシピを見る最後に、ゆずの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ゆず」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 50 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 14.2 | g | |
└糖質 | 8.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 6.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.2 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「ゆず」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 83.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ゆず」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 41 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 9 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.12 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 19 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 440 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 240 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 20 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 160 | mg | 多い |
全果に対する果皮分: 40 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。