このページではゆずのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ゆずのカロリーは50kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ゆずの可食部100gあたりのカロリーは、50kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1257位です。これは多い順にすると上位78%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「果物」ジャンルのでゆずのカロリーを評価すると、118件中64位です。これは上位から54%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 50Kcal |
全体での評価 | 1257位 / 1592件中(上位78%…低い) |
「果物」ジャンル内での評価 | 64位 / 118件中(上位54%…平均的) |
ゆずはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜゆずのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
「ゆず」のカロリーは低い理由
「ゆず」は果物の中でもカロリーが低く、可食部100gあたり50kcalと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
糖質が低い
「ゆず」の糖質は可食部100gあたり8gと低いです。糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑え、ダイエットや血糖コントロールに適しています。また、糖質制限をしている方や糖尿病の方にもおすすめの果物と言えます。
食物繊維が多い
「ゆず」には食物繊維が豊富に含まれており、可食部100gあたり6.9gもの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、ダイエット中の方にもおすすめです。
タンパク質と脂質が低い
「ゆず」にはタンパク質が1.2g、脂質が0.5gと低い量が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に関与しており、脂質はエネルギー源となりますが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。その点、「ゆず」は低い量のタンパク質と脂質を含んでいるため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
以上の理由から、「ゆず」はカロリーが低い果物として評価されています。糖質が少なく、食物繊維が豊富であり、タンパク質と脂質の量も控えめです。これらの特徴から、ダイエットや健康管理において積極的に摂取することができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ゆず」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.0g | 4 | 32kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.9g | 2 | 13.8kcal |
たんぱく質 | 1.2g | 4 | 4.8kcal |
脂質 | 0.5g | 9 | 4.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ゆず」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、32kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ゆずは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ゆずは、低糖質ダイエットに使える?
果物の中でも、ゆずは特に独特な香りと風味があり、多くの人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットをしている方にとっては、果物の糖質量が気になるところです。では、ゆずは低糖質ダイエットに使えるのでしょうか?
ゆずの糖質量は8g
ゆずの糖質量は、一個あたり約8gです。果物の中では、糖質量が控えめと言えるでしょう。一般的な果物の糖質量は、りんごやバナナなどが10g前後ですので、ゆずはそれに比べると低い方に位置します。
ゆずは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き?
しかし、ゆずは低糖質ダイエットに使える果物とは言い難いです。理由は、ゆずの糖質量が8gであることと、その酸味や苦味から、一度に多くの量を摂ることが難しいからです。
低糖質ダイエットでは、糖質摂取量を制限することが重要です。ゆずの糖質量が8gであるため、一度に多くのゆずを摂ると、糖質摂取量が増えてしまいます。また、ゆずの酸味や苦味が強いため、大量に摂ることは難しいでしょう。
まとめ
ゆずは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きですが、糖質量は控えめです。ゆずの特徴的な香りと風味を楽しむためには、少量を使ったり、料理に取り入れることがおすすめです。低糖質ダイエットをする際には、糖質量を考慮しながら、バランスの良い食事を心掛けましょう。
ゆずは、低脂質ダイエットに使える!?
ゆずは、低脂質ダイエットに使える?
果物の中でも、ゆずは特に注目されるべき存在です。その理由は、その低脂質の特性にあります。ゆずは、わずか0.5gの脂質しか含まれていないのです。
ゆずの低脂質効果
ゆずは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物として知られています。その理由は、ゆずに含まれる脂質が非常に少ないことにあります。脂質は、体に蓄積されやすく、摂り過ぎると体重増加の原因になります。しかし、ゆずの脂質はわずか0.5gと非常に低いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
ゆずの栄養価
ゆずには、低脂質だけでなく、他の栄養素も含まれています。例えば、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。また、ゆずには抗酸化作用もあり、美肌効果や免疫力アップにも貢献します。
ゆずの摂取方法
ゆずは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、ゆずの果汁を使ったドレッシングやソースを作ることで、食事の味を引き立てることができます。また、ゆずの皮をすりおろして香りを楽しむこともできます。さらに、ゆず茶やゆず風味のお菓子も人気があります。
まとめ
ゆずは、低脂質ダイエットに特に効果的な果物です。その低脂質の特性に加えて、ビタミンCや食物繊維などの栄養素も含まれており、健康維持にも役立ちます。さまざまな料理に活用することで、食事の味を引き立てることができます。ぜひ、ゆずを取り入れて、健康的なダイエットをサポートしましょう。
最後に、ゆずの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ゆず」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 50 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 14.2 | g | |
└糖質 | 8.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 6.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.2 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「ゆず」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 83.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ゆず」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 41 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 9 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.12 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 19 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 440 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 240 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 20 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 160 | mg | 多い |
全果に対する果皮分: 40 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。