このページでは、種実の甘ぐりを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
甘ぐりのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは甘ぐりの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 207 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 48.5 | g | |
└糖質 | 40.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 8.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.9 | g | 低い |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、種実分類に所属する正式名称「(くり類) 中国ぐり 甘ぐり」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、甘ぐりがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
甘ぐりはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
甘ぐりとは?どんな食材?
甘ぐりは、種実(実の加工品)の一種であり、その特徴的な風味と甘さから人々に愛される食材です。ここでは、甘ぐりの特徴を3つに絞ってご説明いたします。
1. 豊かな風味
甘ぐりは、独特な風味を持つ食材です。その香りは、芳醇であり、口に含むと口いっぱいに広がります。この風味は、他の種実とは一線を画し、料理に深みを与えることができます。
2. ほどよい甘さ
甘ぐりは、名前の通り、甘さが特徴的です。しかし、その甘さは過剰ではなく、程よいバランスが取れています。このため、甘ぐりはデザートやお菓子作りに最適な食材として利用されることが多いです。
3. 多様な用途
甘ぐりは、その特徴的な風味と甘さから、さまざまな料理に利用することができます。例えば、サラダやパン、ケーキ、アイスクリームなど、幅広いジャンルの料理に活用することができます。そのため、料理のバリエーションを豊かにすることができます。
以上のように、甘ぐりは風味豊かでほどよい甘さを持つ食材であり、多様な料理に利用することができます。その特徴を活かして、さまざまな美味しい料理を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は甘ぐりがダイエットにどう役立つか説明します!
甘ぐりはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. 糖質の適度な供給
甘ぐりは可食部100gあたり40.6gの糖質を含んでいます。糖質は私たちのエネルギー源として重要であり、適切な量を摂取することが健康的な食事の一環です。甘ぐりは糖質の供給源として適度な量を提供し、エネルギーを補給するのに役立ちます。
2. 食物繊維の摂取促進
甘ぐりは可食部100gあたり8.5gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は私たちの腸内環境を整え、便通を促進する役割を果たします。また、食物繊維は満腹感を与えるため、過食を抑える助けにもなります。甘ぐりは食物繊維を多く含んでいるため、健康的な食事において食物繊維の摂取を促進する一助となります。
3. 低脂肪・低カロリーな選択肢
甘ぐりは可食部100gあたり0.9gの脂質と207kcalのカロリーを含んでいます。脂質やカロリーの摂り過ぎは、肥満や生活習慣病のリスクを高めることが知られています。甘ぐりは低脂肪・低カロリーな食材であるため、健康的な食事において脂質やカロリーの制限を意識する方にとって適した選択肢と言えます。
以上のように、甘ぐりは糖質の適度な供給、食物繊維の摂取促進、低脂肪・低カロリーな選択肢として健康的な食事に役立つ食材です。適量を摂取することで、バランスの取れた食事を実現し、健康維持に寄与することが期待できます。
おすすめ:甘ぐりのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
甘ぐりに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. カリウムが多い
甘ぐりは可食部100gあたりに560mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整する役割を果たし、血圧の調節や神経伝達にも関与しています。カリウムの摂取量が不足すると、筋肉の疲労や不整脈などの症状が現れることがあります。甘ぐりはカリウムが多いため、健康な体を維持する上で良い食材と言えます。
2. マグネシウムが多い
甘ぐりには可食部100gあたりに71mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や神経伝達にも関与しています。また、マグネシウムはストレスの緩和や睡眠の質の改善にも効果があります。甘ぐりのマグネシウム含有量が多いことから、健康な骨や神経を維持するために適した食材と言えます。
3. ヨウ素とクロムが無し
甘ぐりにはヨウ素とクロムが含まれていません。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長にも関与しています。一方、クロムは血糖値の調節に関与し、糖尿病の予防や改善にも役立つ栄養素です。甘ぐりにはこれらの栄養素が含まれていないため、ヨウ素やクロムを摂取する必要がある場合は他の食材との組み合わせが必要です。
以上のように、甘ぐりはカリウムやマグネシウムが多く含まれており、健康な体を維持する上で良い食材と言えます。ただし、ヨウ素やクロムは含まれていないため、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
甘ぐりに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンAの特徴
甘ぐりに含まれるビタミンAは、主にα-カロテンやβ-カロテンといったカロテノイドの形で存在しています。これらのカロテノイドは、体内でビタミンAに変換されることで機能します。甘ぐりにはα-カロテンやβ-カロテンが多く含まれており、ビタミンAの補給に適しています。
2. ビタミンEの特徴
甘ぐりに含まれるビタミンEは、主にγ-トコフェロールの形で存在しています。γ-トコフェロールは、抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守る効果があります。甘ぐりにはγ-トコフェロールが多く含まれており、抗酸化作用を期待することができます。
3. ビタミンB群の特徴
甘ぐりにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが多く含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の維持などに関与しています。甘ぐりの摂取によってこれらのビタミンB群を効果的に補給することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は甘ぐりの使用例としてレシピをご紹介します。
甘ぐりを使ったレシピ18選!
#1 レンジ甘ぐりおこわ
もち米、甘ぐり
このレシピは、くりを使ったおこわの作り方を紹介します。甘ぐりを半量は粗みじん切りにし、もち米と一緒に混ぜ、電子レンジで蒸します。…
レシピを見る#2 鶏肉と甘ぐりのクリーム煮
鶏もも肉、甘ぐり、たまねぎ、マッシュルーム、白ワイン、牛乳、固形スープの素(もと)、ローリエ、粒マスタード、等
このレシピは、鶏肉と甘ぐりのクリーム煮です。まずは鶏肉を余分な脂肪を取り除き、小麦粉をまぶして焼きます。…
レシピを見る#3 ケンテツ流サムゲタン
鶏もも肉、もち米、干しなつめ、甘ぐり、にんにく、昆布、みりん、しょうゆ、鶏もも肉のゆで汁、等
骨付き鶏もも肉を使った、和風アレンジのきいたサムゲタンのレシピ。うま味の溶け込んだ、滋養たっぷりのスープが体にしみ込む、格別の味わいです。…
レシピを見る#4 レンジでつくる中国風おこわ
もち米、干ししいたけ、ゆでたけのこ、甘ぐり、しょうゆ、紹興酒、砂糖、チキンスープ、サラダ油、等
手づくりチャーシューを使った、電子レンジでつくれるおこわのレシピ。フライパンでもち米もいっしょに炒め煮にしたら、レンジで加熱するだけのお手軽料理です。…
レシピを見る#5 たたき大根のサムゲタン風鍋
大根、大根の茎、ごぼう、ねぎ、鶏手羽先、鶏手羽元、しょうが、にんにく、甘ぐり、等
麺棒などでたたいた大根に鶏のだしが染み込んだ、サムゲタン風のお鍋のレシピ。鶏は、鶏手羽先、鶏手羽元を使います。…
レシピを見る#6 ごちそうロールチキン
鶏もも肉、豚ひき肉、にんにく、パセリ、こしょう、しめじ、たまねぎ、甘ぐり、クレソン、等
甘栗や豚ひき肉を鶏肉で巻いた、ロールチキンのレシピ。開いて厚みを均一にした鶏肉に巻かれているのは、甘栗と豚ひき肉のタネ。…
レシピを見る#7 ごちそう五目きのこ
しめじ、まいたけ、生しいたけ、エリンギ、絹さや、鶏もも肉、レーズン、むき甘ぐり、だし、等
骨付き鶏もも肉とたっぷりのきのこを使った、食べごたえのある煮物のレシピ。きのこは加熱するとかさが減るだけでなく、組み合わせる種類が多いほどうま味が増すので、たっぷり用意して大きめに切るのがポイントです。…
レシピを見る#8 参鶏湯風がゆ
鶏手羽元、むき甘ぐり、しょうが、にんにく、ごま油、細ねぎ、白ごま
このレシピは鶏肉を使った参鶏湯風のおかゆの作り方です。シニア向けの料理講座で、毎回大好評の大人気メニューです。…
レシピを見る#9 中国風オムライス
ご飯、えび、生しいたけ、れんこん、ブロッコリ、甘ぐり、しょうが、鶏ガラスープの素、オイスターソース、等
このレシピは、えびを使った中国風オムライスです。えびや生しいたけ、れんこんなどの具材を炒め、ご飯と混ぜ合わせます。…
レシピを見る#10 チョコレートのサラミ
板チョコレート、生クリーム、ビスケット、くるみ、甘ぐり、ラム酒、粉砂糖
短時間でイタリアの本格的な味わいのチョコレートサラミのレシピ。具材をジッパーに入れ、湯煎して溶かします。…
レシピを見る#11 甘栗クリームディップ
甘ぐり、牛乳、砂糖、生クリーム、ラム酒
このレシピは、甘栗を使ったおしゃれなディップの作り方です。甘栗を柔らかく煮てマッシャーでつぶし、生クリームや砂糖、ラム酒を加えて混ぜ、泡立てたものを添えるだけで簡単にできます。…
レシピを見る#12 サムゲタン風リゾット
もち米、鶏もも肉、パクチー、さつまいも、にんにく、ねぎ、甘ぐり、黒こしょう
このレシピはもち米や鶏もも肉などを使ったサムゲタン風リゾット料理です。もち米を鶏肉の濃厚なうまみをしっかり吸って、ふっくらと炊き上げます。…
レシピを見る#13 柿の柚子みそ焼き
甘ぐり、白みそ、卵黄、柚子(ゆずの搾り汁)、柚子の皮、バター
このレシピは、柿を使った柚子みそ焼きの料理です。主役の柿がホックリとした甘ぐりと、柚子みその風味でおいしさアップ!柚子みそを作り、柿と甘ぐりを炒めた後、耐熱皿に移して柚子みその残りをかけ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。…
レシピを見る#14 冷凍五目おこわ
ご飯、干ししいたけ、にんじん、豚バラ肉、オイスターソース、しょうゆ、こしょう、しょうが、ぎんなん、等
このレシピは、もち米を使わないにも関わらず、しっとり&もっちりの冷凍五目おこわ料理です。豚肉、しいたけ、にんじんなどを使って、濃厚なうまみを楽しめます。…
レシピを見る#15 鶏くりご飯
鶏もも肉、甘ぐり、しょうゆ
鶏もも肉と甘ぐりを使った、ほっくりするうまみの炊き込みご飯レシピ。鶏肉は塩をふり両面に焼き色を付け、小さめの角切りにします。…
レシピを見る#16 牛ひき肉とナッツの甘露煮
牛ひき肉、ねぎ、かたくり粉、むきぐるみ、甘ぐり、しょうが、しょうゆ、砂糖
このレシピは牛ひき肉を使った肉だんごの甘露煮です。くるみと甘ぐりが入っていて、コクのある味わいが特徴です。…
レシピを見る#17 甘栗と鶏もも肉のおこわ風
もち米、鶏もも肉、甘ぐり、ごぼう、しょうが、ねぎ、しょうゆ、みりん、こしょう、等
鶏もも肉の旨味に栗の甘さが絶妙な、おこわ風ご飯のレシピ。ごぼうとしょうがの風味が味を引き締め、食欲をそそります。…
レシピを見る最後に、甘ぐりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「甘ぐり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 207 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 48.5 | g | |
└糖質 | 40.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 8.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.9 | g | 低い |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
「甘ぐり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 44.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「甘ぐり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 560 | mg | 多い |
カルシウム | 30 | mg | 普通 |
マグネシウム | 71 | mg | 多い |
リン | 110 | mg | 普通 |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.51 | mg | 多い |
マンガン | 1.59 | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 33 | μg | 多い |
└β-カロテン | 52 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 68 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 6 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 12.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.57 | mg | 多い |
ビオチン | 6.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
別名: あまぐり/廃棄部位: 殻(鬼皮)及び渋皮
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
甘ぐりと同じ種実の実の加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
栗の甘露煮 | 232 | 54.4 | 1.8 | 0.4 | 2.8 |
甘ぐり | 207 | 40.6 | 4.9 | 0.9 | 8.5 |
いりごま | 605 | 9.3 | 20.3 | 54.2 | 12.6 |
バターピーナッツ | 609 | 10.6 | 23.3 | 53.2 | 9.5 |
ピーナッツバター | 599 | 20.5 | 20.6 | 50.4 | 7.6 |
ねりごま | 646 | 9.0 | 19.0 | 61.0 | 11.2 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。