このページでは、料理の麻婆豆腐を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
麻婆豆腐のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは麻婆豆腐の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 104 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (3.8) | g | |
└糖質 | (4.1) | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.8) | g | 普通 |
脂質 | (6.8) | g | 普通 |
食塩相当量 | (1.0) | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、料理分類に所属する正式名称「中国料理 菜類 麻婆豆腐」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、麻婆豆腐がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
麻婆豆腐はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
麻婆豆腐とは?どんな食材?
麻婆豆腐は、中国料理の一つであり、主に四川料理に分類されます。辛さと香りが特徴的な料理で、豆腐を主材料として使用します。
豆腐
麻婆豆腐の主役となる食材は、もちろん「豆腐」です。豆乳から作られる豆腐は、滑らかで柔らかい食感が特徴であり、栄養価も高いです。麻婆豆腐では、絹ごし豆腐や木綿豆腐が一般的に使用されます。
豚ひき肉
麻婆豆腐の具材として、豚ひき肉も重要な役割を果たします。豚ひき肉は、風味と旨みを加えるために使用されます。また、豚ひき肉の脂身が麻婆豆腐の辛さを和らげる役割もあります。
豆板醤
麻婆豆腐の辛さと風味を引き立てるために使用される調味料の一つが「豆板醤」です。豆板醤は、唐辛子や発酵大豆を主成分とした辛味噌のような調味料で、麻婆豆腐に深みとコクを与えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は麻婆豆腐がダイエットにどう役立つか説明します!
麻婆豆腐はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでありながら栄養価が高い
麻婆豆腐は可食部100gあたり104kcalと、比較的低カロリーです。しかし、その栄養価は高く、タンパク質や脂質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として重要です。麻婆豆腐は低カロリーながら、栄養バランスのとれた食事に役立ちます。
2. 糖質がかなり低い
麻婆豆腐の糖質は可食部100gあたり4.1gと、かなり低い値です。糖質の摂取量が過剰になると、血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。麻婆豆腐は糖質の摂取を抑えることができるため、糖質制限を行っている方や糖尿病の管理に役立ちます。
3. 食物繊維が普通の量含まれている
麻婆豆腐には可食部100gあたり0.7gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える働きや便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、食事の量を抑えることができます。麻婆豆腐には普通の量の食物繊維が含まれているため、健康的な食事に役立ちます。
以上のように、麻婆豆腐は低カロリーでありながら栄養価が高く、糖質が低いため糖質制限にも適しています。さらに、食物繊維も普通の量含まれているため、健康的な食事に取り入れることでバランスのとれた食事を実現することができます。
おすすめ:麻婆豆腐のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
麻婆豆腐に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
麻婆豆腐は可食部100gあたりに380mgのナトリウムが含まれており、多いと言えます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する重要な役割を果たしていますが、摂り過ぎると高血圧や水分の過剰摂取につながる可能性があります。麻婆豆腐を食べる際には、他の食材とのバランスを考えながら摂取量に気をつけることが重要です。
2. カルシウムとマグネシウムが多い
麻婆豆腐にはカルシウムとマグネシウムも多く含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、マグネシウムはエネルギー代謝や筋肉の働きに関与しています。麻婆豆腐の摂取によって、これらの栄養素を効率的に摂ることができます。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが多い
麻婆豆腐にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった微量元素も多く含まれています。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。麻婆豆腐を食べることで、これらの栄養素を手軽に摂ることができます。
以上のように、麻婆豆腐はナトリウムが多い一方で、カルシウムやマグネシウム、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった栄養素も多く含まれています。適度な摂取量を守りながら、バランスの取れた食事に取り入れることが大切です。
麻婆豆腐に含まれるビタミンを解説!
「麻婆豆腐」のビタミンの特徴
麻婆豆腐に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの特徴
麻婆豆腐に含まれるビタミンAは、レチノールが1 μg、α-カロテンが0 μg、β-カロテンが16 μg、β-クリプトキサンチンが0 μg、β-カロテン当量が17 μg、レチノール活性当量が3 μgです。このように、ビタミンAの含有量は普通の範囲内にあります。
2. ビタミンEの特徴
麻婆豆腐に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.3 mg、β-トコフェロールが0 mg、γ-トコフェロールが2.6 mg、δ-トコフェロールが0.9 mgです。この結果から、ビタミンEの含有量は普通の範囲内にありますが、γ-トコフェロールとδ-トコフェロールの含有量は多いです。
3. ビタミンB1の特徴
麻婆豆腐に含まれるビタミンB1の含有量は0.16 mgで、これは多い範囲に属します。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持するために重要な役割を果たしています。
以上の結果から、麻婆豆腐はビタミンA、ビタミンE、ビタミンB1を含んでおり、特にビタミンB1の含有量が多いことがわかります。これらのビタミンは健康維持や体の機能をサポートするために重要な栄養素です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は麻婆豆腐の使用例としてレシピをご紹介します。
麻婆豆腐を使ったレシピ20選!
#1 ツナ缶の塩麻婆豆腐
ツナ缶、絹ごし豆腐、舞茸、ごま油、刻みネギ、鶏ガラスープの素、おろしにんにく、塩コショウ、片栗粉、等
ツナ缶と絹ごし豆腐で作る、ダイエット中でも安心な塩麻婆豆腐のレシピ。お肉は使わずツナ缶を使用。…
レシピを見る#2 白米が進む!カレー麻婆豆腐
豚ひき肉、木綿豆腐、長ネギ、にんにく、しょうが、豆板醤、ごま油、カレー粉、砂糖、等
豚ひき肉を使った、カレー風味の麻婆豆腐のレシピ。木綿豆腐は水切りし、にんにくやしょうが、長ネギを切っておきます。…
レシピを見る#3 簡単お店の味!市販よりもおいしい基本の麻婆豆腐
豚ひき肉、絹ごし豆腐、長ねぎ、しょうが、にんにく、青ねぎ、胡椒、甜麺醤、豆板醤、等
豚ひき肉を使った、麻婆豆腐のレシピ。香味野菜を炒め、絹ごし豆腐を下ゆでしておきます。…
レシピを見る#4 鶏の麻婆豆腐
鶏ひき肉、木綿豆腐、ニンニク、生姜、長ネギ(緑の部分)、ごま油、黒胡椒、豆板醤、甜麺醤、等
鶏ひき肉と木綿豆腐を使った、主菜になる麻婆豆腐のレシピ。豚ひき肉の代わりに鶏ひき肉を使っているので、あっさりとした麻婆豆腐です。…
レシピを見る#5 辛くない塩麻婆豆腐レシピ
木綿豆腐、豚ひき肉、長ねぎ、にんにく、生姜、えのき、エリンギ、鶏がらスープの素、塩こうじ、等
木綿豆腐と豚ひき肉を使った、辛くない塩麻婆豆腐のレシピ。豆腐はレンチンして水切りし、薬味とひき肉を炒め、水と調味料を加えて煮込みます。…
レシピを見る#6 ごはんが進む! 基本の麻婆豆腐
サラダ油、豆板醤、ごま油、鶏ガラスープの素、砂糖、しょうゆ、片栗粉
中華料理の定番、本格麻婆豆腐のレシピ。豆腐をさっと下ゆですることで、煮崩れを防ぎます。…
レシピを見る#7 ピリ辛だけどまろやか豆乳麻婆豆腐のレシピ
豆腐、豚挽肉、ニンニク、ショウガ、豆板醤、ゴマ油、タマネギ、豆乳、鶏ガラ出汁、等
ピリ辛だけどまろやかな「豆乳真麻某豆腐」のレシピ。調理のポイントは、豆腐を水切りしてから使うことです。…
レシピを見る#8 鶏挽肉でさらにヘルシーノンオイル麻婆豆腐のレシピ
豆腐、ショウガ、豆板醤、砂糖、醤油、味噌、片栗粉、鶏挽肉、葉ネギ、等
本格中華の定番。「鶏挽肉でさらにヘルシーノンオイル麻婆豆腐」のレシピ。…
レシピを見る#9 レンジで簡単!ケチャップ麻婆豆腐
木綿豆腐、ねぎ、豚ひき肉、ラー油、おろししょうが(チューブ)、おろしにんにく(チューブ)、ケチャップ、しょうゆ、鶏ガラスープ(中華スープ・顆粒)、等
辛くない、やさしい味の麻婆豆腐のレシピ。豆板醤を入れずに、ケチャップを使って味付けをすることによってやさしい甘みとコクがでます。…
レシピを見る#10 だし香る給食の麻婆豆腐
絹ごし豆腐、豚ひき肉、ごま油、にんにく、しょうが、長ねぎ、にんじん、かつお節、水溶き片栗粉、等
辛くない麻婆豆腐のレシピ。給食に出てくる麻婆豆腐のように、辛味は入れておらず和風だしベースで作ります。…
レシピを見る#11 基本の麻婆豆腐
木綿豆腐、豚ひき肉、しょうが、にんにく、赤唐辛子、豆板醤、片栗粉、サラダ油、ごま油、等
王道中華、麻婆豆腐のレシピ。にんにくや豆板醤、赤唐辛子が食欲をそそります。…
レシピを見る#12 心平流 だしバタ麻婆豆腐
絹ごし豆腐、バター、ごま油、にんにく(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、豚ひき肉、ねぎ(みじん切り)、白だし、料理酒、等
バターと白だしで作るアレンジ麻婆豆腐レシピ。バターのコクと白だしの旨味に豆板醤の辛味が特徴の和洋中が合わさったメニューです。…
レシピを見る#13 和風麻婆豆腐
絹ごし豆腐、鶏ひき肉、白ねぎ、サラダ油、七味唐辛子もしくは粉山椒
和風麻婆豆腐のレシピ。鶏ひき肉を使用しているのでさっぱりとした仕上がりになります。…
レシピを見る#14 麻婆豆腐
豚ひき肉、長ねぎ、木綿豆腐、ごま油、豆板醤、味噌、片栗粉、黒こしょう、山椒、等
山椒をきかせた本格中華「麻婆豆腐」のレシピ。痺れるような辛さが特徴の定番中華、麻婆豆腐です。…
レシピを見る#15 シンプル麻婆豆腐
豆腐、万能ねぎ、赤唐辛子、豚ひき肉、だし醤油、ごま油
シンプルな調味料で作る麻婆豆腐レシピ。豆板醤を使わず唐辛子で辛味を出し、ウスターソースでなく牡蠣だし醤油でコクを加えた、さっぱりとした味付です。…
レシピを見る#16 電子レンジで簡単! 麻婆豆腐
絹ごし豆腐、ケチャップ、豚ひき肉、玉ねぎ(みじん切り)、おろししょうが(チューブ入り)、おろしにんにく(チューブ入り)、しょうゆ、サラダ油、片栗粉、等
材料を合わせて電子レンジにかけるだけの簡単麻婆豆腐のレシピ。トマトケチャップの酸味が程よく効いて、全体をまとめ上げています。…
レシピを見る#17 根菜たっぷり麻婆豆腐
絹ごし豆腐、お煮しめ、豚ひき肉、長ねぎ、しょうが、にんにく、砂糖、豆板醤、片栗粉、等
野菜と豆腐を活用した主菜になる麻婆豆腐のアレンジレシピ。味付けには豆板醤、白だしを活用することで、しっかりとした中華風の味わいに。…
レシピを見る#18 ホワイト麻婆豆腐
豚ひき肉、木綿豆腐、ごま油、長ねぎ(みじん切り)、しょうが(おろしたもの)、にんにく(おろしたもの)、豆乳、かいわれ菜など、片栗粉、等
「ヤマサぱぱっとちゃんと これ!うま!!つゆ」を活用したレシピ。豆乳を使った白い麻婆豆腐です。…
レシピを見る#19 麻婆豆腐をレンコンでアレンジ和風麻婆蓮根のレシピ
豚挽肉、ショウガ、長ネギ、ゴマ油、レンコン、シメジ、みりん、豆板醤、味噌、等
レンコンを加えた麻婆豆腐のアレンジレシピ。定番の麻婆豆腐レシピのアレンジとして食物繊維の多いレンコンやしめじなどを入れ、不足しがちな栄養素を補いつつ豆腐とは違う食感を楽しめるレシピ。…
レシピを見る#20 ご飯が止まらなくなる"サバの麻婆豆腐風"
醤油、絹ごし豆腐、ミニトマト、長ねぎ、にんにく、サラダ油、豆板醤、片栗粉、胡麻油、等
ひき肉をサバ缶で置き換えた麻婆豆腐のレシピ。醤油味のサバ缶は具としてはもちろん、調味料としても活躍します。…
レシピを見る最後に、麻婆豆腐の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「麻婆豆腐」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 104 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (3.8) | g | |
└糖質 | (4.1) | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (7.8) | g | 普通 |
脂質 | (6.8) | g | 普通 |
「麻婆豆腐」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (80.0) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.6) | g | 普通 |
コレステロール | (10) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.0) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「麻婆豆腐」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (380) | mg | 多い |
カリウム | (150) | mg | 普通 |
カルシウム | (64) | mg | 多い |
マグネシウム | (43) | mg | 多い |
リン | (86) | mg | 普通 |
鉄 | (1.3) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.9) | mg | 普通 |
銅 | (0.12) | mg | 普通 |
マンガン | (0.32) | mg | 多い |
ヨウ素 | (4) | μg | 多い |
セレン | (6) | μg | 多い |
クロム | (3) | μg | 多い |
モリブデン | (31) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (1) | μg | 普通 |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (16) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (17) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (3) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 普通 |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.3) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (2.6) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.9) | mg | 多い |
ビタミンK | (6) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.16) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.07) | mg | 普通 |
ナイアシン | (1.1) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.10) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.21) | mg | 普通 |
ビオチン | (3.7) | μg | 多い |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。