このページでは、菓子のチョコレートを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
チョコレートのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはチョコレートの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 530 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 52.6 | g | |
└糖質 | 46.7 | g | 多い |
└食物繊維 | 7.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.8 | g | 普通 |
脂質 | 37.7 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<チョコレート類> スイートチョコレート」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、チョコレートがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
チョコレートはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
チョコレートとは?どんな食材?
チョコレートとは、甘くて美味しいお菓子の一種です。主成分はカカオ豆であり、砂糖や牛乳、バターなどの材料と組み合わせて作られます。チョコレートは世界中で愛されており、様々な形や味のバリエーションが存在します。
カカオ豆
チョコレートの主成分であるカカオ豆は、南アメリカやアフリカなどの熱帯地域で栽培されています。カカオ豆からは、豆の中に含まれるカカオバターとカカオマスが抽出されます。カカオバターはチョコレートのなめらかな口当たりを作り出し、カカオマスは濃厚な風味を与えます。
砂糖と牛乳
チョコレートには甘さを加えるために砂糖が使用されます。砂糖の種類や量によって、チョコレートの甘さや味のバランスが変わります。また、一部のチョコレートには牛乳が加えられます。牛乳のクリーミーな風味がチョコレートに豊かな味わいを与えます。
バターとその他の材料
チョコレートにはバターが加えられることもあります。バターはチョコレートの滑らかな食感を作り出し、風味を豊かにします。また、チョコレートにはバニラエッセンスやナッツ、フルーツなどの風味付けのための材料が加えられることもあります。これらの材料は、チョコレートの味や食感をさらに引き立てます。
以上のように、チョコレートはカカオ豆をベースに様々な材料と組み合わせて作られるお菓子です。その豊かな風味と滑らかな口当たりは、多くの人々に愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はチョコレートがダイエットにどう役立つか説明します!
チョコレートはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. エネルギー源として活用できる
チョコレートはカロリーが高く、100gあたり530kcalものエネルギーを含んでいます。このため、適量を摂取することでエネルギー源として活用することができます。特に疲労感がある時や運動前後に摂取することで、体力の回復やパフォーマンスの向上に役立つでしょう。
2. 心のリラックス効果がある
チョコレートには糖質が多く含まれており、これは脳内のセロトニンという物質の分泌を促進します。セロトニンはリラックス効果や幸福感をもたらすとされており、ストレスの軽減や気分の安定に寄与します。したがって、適量のチョコレートを摂取することで心のリラックス効果を得ることができるでしょう。
3. 食物繊維の摂取源となる
チョコレートには食物繊維が多く含まれています。100gあたり7.7gの食物繊維を摂取することができます。食物繊維は腸内環境を整える効果や便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、適量のチョコレートを摂取することで食事の量を調整することができます。
以上のように、チョコレートはエネルギー源として活用できる他、心のリラックス効果や食物繊維の摂取源として役立つ食材です。ただし、過剰摂取には注意が必要であり、バランスの取れた食事と適度な運動との組み合わせが健康的な食事には欠かせません。
おすすめ:チョコレートのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
チョコレートに含まれる無機質の栄養を解説!
チョコレートの特徴
1. ミネラル豊富な食材
チョコレートは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった様々なミネラルを含んでいます。特にカリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、鉄の含有量は多く、栄養的にも重要な役割を果たしています。
2. ナトリウムの含有量は普通
チョコレートには、ナトリウムが9 mg含まれています。この量は一般的な範囲に収まっており、普通と言えます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適度な量を摂取することが重要です。
3. チョコレートのミネラルバランス
チョコレートに含まれるミネラルは、バランスの取れた組み合わせとなっています。カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄といったミネラルは、骨の健康や血液の生成に重要な役割を果たしています。また、亜鉛や銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルは、体内の酵素活性や免疫機能の維持に必要です。チョコレートの摂取によって、これらのミネラルをバランスよく摂ることができます。
以上のように、チョコレートはミネラル豊富な食材であり、ナトリウムの含有量は普通です。また、チョコレートに含まれるミネラルはバランスの取れた組み合わせとなっており、健康にとって有益な食材と言えます。ただし、摂取量には適度な制限を心掛ける必要があります。
チョコレートに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの含有量が多い
チョコレートにはビタミンAが豊富に含まれています。レチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量など、さまざまな形態のビタミンAが含まれています。これらの成分は、視力の維持や免疫機能の向上に役立つとされています。
2. ビタミンDの含有量が多い
チョコレートにはビタミンDも多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートします。特に、ビタミンDは日光によって体内で生成されるため、日光が不足する冬季などにはチョコレートを摂取することでビタミンDを補うことができます。
3. ビタミンEの含有量が多い
チョコレートにはビタミンEも豊富に含まれています。α-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールなど、さまざまな形態のビタミンEが含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。また、血液の循環を促進する効果もあるため、心血管の健康にも良い影響を与えます。
以上のように、チョコレートにはビタミンA、ビタミンD、ビタミンEが豊富に含まれています。これらのビタミンはそれぞれ様々な健康効果がありますので、適度な量で楽しみながら摂取することが大切です。ビタミン含有量のデータを参考に、バランスの良い食事を心がけましょう。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はチョコレートの使用例としてレシピをご紹介します。
チョコレートを使ったレシピ20選!
#1 チョコレートムースアイス
板チョコ、生クリーム
このレシピは、チョコレートムースアイスの作り方です。板チョコを割り、耐熱ボウルに入れてレンジで温め、生クリームを泡立て、チョコレートと混ぜて容器に入れて冷凍庫で冷やします。…
レシピを見る#2 くるみとカシューナッツで!Wナッツのチョコレートブラウニー
板チョコレート、無塩バター、卵黄、卵白、薄力粉45g、くるみ、カシューナッツ、グラニュー糖、三温糖、等
Wナッツのチョコレートブラウニーのレシピ。板チョコとバターを湯煎で溶かし、卵黄と砂糖を加えて混ぜる。…
レシピを見る#3 ココアパウダーの大量消費「濃厚手作りチョコレートアイスクリーム」
卵黄、牛乳、生クリーム、ミルクチョコレート、ココアパウダー、グラニュー糖
卵黄を使った、濃厚手作りチョコレートアイスクリームのレシピ。卵黄とグラニュー糖を混ぜ合わせ、牛乳とココアを温めてベースに加えます。…
レシピを見る#4 チョコレートムース
板チョコレート、無塩バター、卵黄、卵白、グラニュー糖、グランマルニエ
板チョコを使った、おやつにぴったりなチョコレートムースのレシピ。メレンゲをツノが立つまで泡立てるのがコツ。…
レシピを見る#5 チョコレート・レアチーズケーキ
チョコレート、生クリーム、クリームチーズ、グラニュー糖、牛乳、粉ゼラチン、レモン汁、ココア
チョコレートを使った、一風変わったレアチーズケーキのレシピ。クリームチーズの酸味の中にチョコレートのコクと香りが広がり、隠し味のレモン汁が味の調和を整えさっぱりと仕上げます。…
レシピを見る#6 サワーチョコレートムース
チョコレート、砂糖、しょうゆ、サワークリーム、ヨーグルト、粉ゼラチン、卵白、砂糖
生クリームを使わず、サワークリームとヨーグルトで作るので、さわやかでヘルシーなデザート。隠し味に醤油を加えて、香ばしさを感じさせます。…
レシピを見る#7 生しょうゆの香ばしいチョコレートタルト
バター、グラニュー糖、卵黄、小麦粉、ダークチョコレート、ゼラチン、カカオパウダー、牛乳、生クリーム、等
香ばしいタルト生地が特徴のチョコレートのスイーツレシピ。隠し味には醤油を使っていることで、複雑で香りのよい仕上がりになります。…
レシピを見る#8 とろりとろける豆腐入り生チョコレート
豆腐(絹)、ミルクチョコレート、ココアパウダー
絹豆腐をふんだんに入れた、ヘルシーな生チョコレートのレシピ。豆腐は水切りし、しっかりと撹拌することがポイント。…
レシピを見る#9 いちごのチョコレートがけ
いちご、チョコレート(ミルクチョコレート)
いちごを使った、簡単に作れるスイーツ、いちごのチョコレートがけのレシピ。レンジでチョコレートを溶かしてかけるだけという簡単調理。…
レシピを見る#10 濃厚で深みのあるソースが決め手チョコレートソース添えチキンソテーのレシピ
鶏モモ肉、胡椒、ニンニク、オリーブオイル、タマネギ、マッシュルーム、ワイン(赤)、中濃ソース、ウスターソース、等
濃厚で深みのあるソースが決め手のチョコレートソース添えチキンソテーのレシピ。ソースの隠し味は、ビターチョコレートを使用。…
レシピを見る#11 チョコレートとナッツのトライフル
チョコレート、低脂肪生クリーム(脂肪分30%)、しょうゆ、スポンジケーキ(角切り)、豆乳、ラム酒(好みで)、ミックスナッツ(ロースト無塩)、ミント(葉)
特別な日のデザートやおやつにオススメの「チョコレートとナッツのトライフル」。市販のスポンジを使うので調理時間もあっという間。…
レシピを見る#12 鶏肉のチョコレート煮
鶏肉(もも)、玉ねぎ、ぶなしめじ、にんにく、トマト缶、オリーブオイル、コンソメ、カレー粉、ダークチョコレート、等
チョコレートを使った鶏肉煮込みのレシピ。ダークチョコレートにしょうゆを加えることでビーフシチューのような濃厚な味わいに仕上がります。…
レシピを見る#13 簡単チョコレートムース
板チョコレート、生クリーム、牛乳
材料は3つだけ、チョコレートムースのレシピ。板チョコレートを刻んで、生クリームと一緒に湯煎し、泡立てるだけの簡単調理。…
レシピを見る#14 チョコレートムース 赤ワイン風味
チョコレート(ミルク)、生クリーム、チョコレート(ホワイト)、砂糖、マンズワイン(赤)
赤ワインを入れた大人のチョコレートムースのレシピ。チョコレートを使った濃いムースに赤ワインを加えてさらに風味とコクをアップさせました。…
レシピを見る#15 チョコレートケーキ
バター(無塩)、チョコレート(クーベルチュール、スイート)、卵黄、卵白、グラニュー糖、薄力粉、ココア、砂糖(粉糖)、生クリーム、等
甘さ控えめ、チョコレートケーキのレシピ。隠し味のコーヒーで、ほろ苦さを感じる大人のチョコレートケーキです、コーヒーのお供にもよく合います。…
レシピを見る#16 まる生ぽん酢香るトリュフチョコレート
ブラックチョコレート、生クリーム(35-36%)、ラム、いちじく(セミドライ)、ココア
チョコレートに柑橘の風味を効かせた、デザートレシピ。ブラックチョコレートにポン酢とラム酒で漬けたドライフルーツがよく合い、ちょっと大人な味わいになります。…
レシピを見る#17 生チョコレート
チョコレート(クーベルチュール、スイート)、生クリーム、ラム酒、ココア
なめらかな口どけが魅力の生チョコレートを大人向けの味わいにアレンジ。温めた生クリームに刻んだチョコレートを入れて溶かしラム酒を少し加えました。…
レシピを見る#18 ホイップクリームのチョコレートソース
ラズベリー、ミント(葉)、砂糖、チョコレート、生クリーム、粉砂糖
ホイップクリームがメインのデザート。甘酸っぱいラズベリーと甘いチョコレートは相性バツグン。…
レシピを見る#19 チョコレートプリン
牛乳、砂糖、カラメルソース(市販)、チョコレート、ミント(葉)、チョコレート、しょうゆ
隠し味は小さじ1の醤油。醤油がほんのり香るチョコレートプリンのレシピ。…
レシピを見る#20 簡単チョコレートアイス
クッキー、ドライクランベリー、チョコレートムース
材料3つで作る簡単チョコレートアイスのレシピ。事前に作っておいた「簡単チョコレートムース」の半量をアイスにするので、一気に2種類のお菓子が楽しめます。…
レシピを見る最後に、チョコレートの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チョコレート」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 530 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 52.6 | g | |
└糖質 | 46.7 | g | 多い |
└食物繊維 | 7.7 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.8 | g | 普通 |
脂質 | 37.7 | g | 多い |
「チョコレート」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0.6 | g | 低い |
有機酸 | 2.8 | g | 多い |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 4 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「チョコレート」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 9 | mg | 普通 |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 60 | mg | 多い |
マグネシウム | 130 | mg | 多い |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 4 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.8 | mg | 多い |
銅 | 0.91 | mg | 多い |
マンガン | 0.94 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 4 | μg | 多い |
クロム | 45 | μg | 多い |
モリブデン | 9 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 6 | μg | 多い |
└α-カロテン | 7 | μg | 多い |
└β-カロテン | 20 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 24 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 8.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.2 | mg | 普通 |
ビオチン | 6.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
テオブロミン: 0.5 g、カフェイン: 0.1g、ポリフェノール: 1.4 g/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。