このページでは、砂糖のはちみつを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
はちみつのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずははちみつの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 329 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 81.9 | g | |
└糖質 | 81.7 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、砂糖分類に所属する正式名称「(その他) はちみつ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、はちみつがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
はちみつはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
はちみつとは?どんな食材?
はちみつは、ミツバチが花の蜜を集めて作り出す貴重な食材です。自然の恵みであり、甘さと栄養が豊富に詰まった液体です。その美味しさと多様な用途から、世界中で広く愛されています。
はちみつの甘さと風味
はちみつの最も特徴的な点は、その甘さです。砂糖と比べても、はちみつはより自然で穏やかな甘さを持っています。また、はちみつは花の種類や産地によって風味が異なります。例えば、アカシアの花から採れるはちみつは、淡い風味と優れた透明度を持っています。一方、クローバーやオレンジの花から採れるはちみつは、芳醇な香りとコクのある味わいが特徴です。
はちみつの栄養価
はちみつは、単なる甘味料ではなく、栄養価も高い食材です。ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質など、さまざまな栄養素が含まれています。また、はちみつには抗菌作用や傷の治癒を促進する効果もあります。そのため、風邪や咳の緩和、傷口の消毒などにも利用されています。
はちみつは、その甘さと風味、そして栄養価の高さから、料理やお菓子作りに幅広く活用されています。さまざまな料理にアクセントを加え、健康にも貢献する優れた食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次ははちみつがダイエットにどう役立つか説明します!
はちみつはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
はちみつの栄養データ
はちみつは、可食部100gあたりで以下の栄養素を含んでいます。
1. エネルギー源としての役割
はちみつはカロリーが高く、炭水化物の一種である糖質が豊富に含まれています。これにより、はちみつはエネルギー源として役立つ食材と言えます。エネルギー不足を感じる時やスポーツをする前後など、体にエネルギーを供給する必要がある場合にはちみつを摂取することで、活動力を保つことができます。
2. 自然由来の甘味料としての利用
はちみつは天然の甘味料であり、砂糖と比べて糖質が多く含まれています。砂糖に比べてはちみつは体内に吸収される速度が比較的ゆっくりであるため、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、はちみつにはビタミンやミネラルなどの栄養素も含まれており、砂糖と比べて栄養価が高いと言えます。そのため、はちみつを使用することで甘さを楽しみながら、砂糖の使用量を減らすことができます。
3. 抗酸化作用と抗菌作用
はちみつには抗酸化作用や抗菌作用があります。抗酸化作用により、体内の活性酸素を除去し、細胞の老化を防ぐ効果が期待されます。また、抗菌作用により、傷口の治癒を促進させる効果があります。これらの作用により、はちみつは健康維持や免疫力向上に役立つ食材と言えます。
以上のように、はちみつはエネルギー源としての役割や自然由来の甘味料としての利用、抗酸化作用や抗菌作用などの健康に役立つ効果があります。適量を摂取することで、バランスの取れた食事や健康的な生活をサポートすることができます。
おすすめ:はちみつのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
はちみつに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 栄養素のバランスが優れている
はちみつは、無機質栄養データを見ると、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロムなどの栄養素が含まれています。特に、銅やマンガン、クロムの含有量は普通以上であり、バランスの良い栄養素が含まれていると言えます。
2. ミネラルの摂取源として優れている
はちみつには、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、クロムなどのミネラルが含まれています。これらのミネラルは、体内の機能を正常に保つために必要な栄養素です。特に、カリウムやマグネシウムの含有量が多く、ミネラルの摂取源として優れていると言えます。
3. ヨウ素やセレンが含まれていない
はちみつには、ヨウ素やセレンが含まれていません。これらの栄養素は、通常の食事から摂取する必要があります。そのため、はちみつを摂取する際には、他の食材と組み合わせて栄養バランスを考える必要があります。
以上のように、はちみつは栄養素のバランスが優れており、ミネラルの摂取源として優れています。ただし、ヨウ素やセレンは含まれていないため、他の食材と組み合わせて摂取する必要があります。
はちみつに含まれるビタミンを解説!
引用元:サントリー
「はちみつ」に含まれるビタミンの特徴
「はちみつ」に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンA
「はちみつ」にはビタミンAがほとんど含まれていません。レチノールやα-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのビタミンAの成分はほとんど検出されませんでした。
2. ビタミンB群
「はちみつ」にはビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ただし、これらのビタミンB群の含有量は比較的低いです。ビタミンB2は0.01 mg、ナイアシンは0.3 mg、ビタミンB6は0.02 mg、パントテン酸は0.12 mg、ビオチンは0.4 μgです。
3. その他のビタミン
「はちみつ」にはビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは「はちみつ」には見られませんので、他の食品から摂取する必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次ははちみつの使用例としてレシピをご紹介します。
はちみつを使ったレシピ20選!
#1 手羽先のはちみつバルサミコ
手羽先、ニンニク、バルサミコ酢、オレンジジュース、はちみつ、オリーブオイル、こしょう、ローズマリー、小麦粉、等
このレシピは手羽先のはちみつバルサミコの作り方です。手羽先を塩やこしょう、小麦粉でまぶし、ニンニクを潰しておき、フライパンで焼いたあと、バルサミコ酢、オレンジジュース、はちみつなどの材料を加えて煮詰め、最後に手羽先を絡めて完成させます。…
レシピを見る#2 さつまいもとレーズンのはちみつレモン
さつまいも、乾燥レーズン、レモン汁、はちみつ
さつまいもと乾燥レーズンを使った、副菜になるはちみつレモンのレシピ。電子レンジで温めるだけ。…
レシピを見る#3 豚肉のソテー はちみつマスタードソース
豚肩ロース肉、こしょう、オリーブオイル、にんにくみじん切り、はちみつ、粒マスタード、醤油
豚肩ロース肉を使った、はちみつマスタードソースのソテーを作るレシピです。まずは筋を切って下味をつけ、小麦粉をつけてカリッと仕上げます。…
レシピを見る#4 マグロのはちみつ味噌づけ
マグロ(刺身用)、味噌、はちみつ、おろししょうが、サラダ油、スナップえんどう、ミニトマト
はちみつでツヤツヤ、マグロの味噌漬けのレシピ。味噌にはちみつを合わせる事でコクとツヤをプラスします。…
レシピを見る#5 海苔とはちみつのなめらか冷や奴
豆腐(絹または木綿)、焼き海苔、はちみつ、ごま
海苔とはちみつを活用したなめらか冷や奴のレシピ。いつもの冷や奴にひと工夫。…
レシピを見る#6 手羽元のはちみつしょうゆ焼き
手羽元、新じゃがいも、はちみつ、しょうゆ、おろしにんにく
手羽元のオーブン焼きのレシピ。しょうゆとはちみつを加えた甘辛いたれが手羽元と相性バツグン。…
レシピを見る#7 甘辛鶏肉のはちみつ照り焼きのレシピ
鶏モモ肉、ニンニク、ショウガ、ハチミツ、醤油
鶏肉を活用した照り焼きのレシピ。調味料に漬け込みオーブンで焼くだけなので、簡単に作ることができます。…
レシピを見る#8 水ゼリーのはちみつしょうゆがけ
レモン汁、グラニュー糖、アガー、こしあん、粉末寒天、はちみつ、きな粉
「アガー」を使い丸めたこしあんを閉じ込めたゼリーレシピ。ゼリーの素にアガーを使うことで透明感のある仕上がりに。…
レシピを見る#9 さつまいものはちみつバター風味
さつまいも、バター、はちみつ、しょうゆ、黒ごま
はちみつバター風味のさつまいも焼きのレシピ。隠し味にしょうゆを使ったさつまいものデザート。…
レシピを見る#10 豚肉のはちみつソテー
豚肉こま切れ、玉ねぎ、しょうゆ
豚肉と玉ねぎを使ったソテーのレシピ。はちみつを使ったタレに食材を漬け込んでいるのが特徴です。…
レシピを見る#11 濃厚なで個性的な風味がたまらない"ブルーチーズペッパーチャーハンはちみつがけ"
玄米ご飯、ブルーチーズ、くるみ、ドライクランベリー、にんにくスライス、太白胡麻油、胡椒、はちみつ
個性派勢揃いで生み出す「ブルーチーズペッパーチャーハンはちみつがけ」のレシピ。ブルーチーズやクランベリーなど、一見炒飯とはかけ離れた食材を使用。…
レシピを見る#12 トマトのはちみつレモン煮
トマト(1個110g前後)、レモン(国産)、砂糖、はちみつ、ミント
トマトやはちみつ、レモンを使った、酸味と甘みが絶妙なデザートのレシピ。皮をむいたトマトを、はちみつとレモンを使ったシロップに丸ごと漬け込みました。…
レシピを見る#13 はちみつしょうゆトースト
パン(食パンなど)、バター、しょうゆ、はちみつ
はちみつとしょうゆ。想像もつかないような組み合わせですが、これが意外としっくりくるのです。…
レシピを見る#14 はちみつ伊達巻き
はんぺん、はちみつ
シンプルで優しい味わいの伊達巻きのレシピ。味つけははちみつと昆布つゆだけ。…
レシピを見る#15 新鮮な味わい!はちみつぽんず味味玉
ポン酢、はちみつ
さっぱりとしたはちみつぽんず味味玉のレシピ。黄身が中央にくるコツとして卵は沸騰するまで菜箸で転がしておくというプロ直伝のコツが参考になります。…
レシピを見る#16 鶏肉のはちみつハーブ焼き
鶏もも肉、黒こしょう、オリーブオイル、はちみつ、ローズマリー(乾燥・好みで)、バジル(乾燥・好みで)、コリアンダー(乾燥・好みで)、ローズマリー(フレッシュ)、しょうゆ、等
はちみつとハーブを使った鶏肉のオーブン焼きのレシピ。はちみつがお肉を柔らかくしてくれます。…
レシピを見る#17 バニラアイスはちみつしょうゆがけ
バニラアイス、はちみつ、サラダせんべい
バニラアイスに醤油を足すというアイディアレシピ。普段のバニラアイスに飽きた時におすすめです。…
レシピを見る#18 クリームチーズとナッツのはちみつ絹しょうゆ漬け
クリームチーズ、ミックスナッツ(無塩)、はちみつ、ディル
クリームチーズとナッツのレシピ。ナッツを乾煎りするので、香ばしさがプラスされます。…
レシピを見る#19 甘辛い味付けが食欲をそそる豚ロースのはちみつ味噌焼きのレシピ
豚ロース、ハチミツ、味噌
甘辛い味付けがたまらない豚肉のレシピ。砂糖の代わりにハチミツを使うことでお肉が柔らかく仕上がり、コクと照りも出ます。…
レシピを見る#20 さつまいもとかぼちゃのはちみつアーモンドサラダ
さつまいも、かぼちゃ、しょうゆ、クリームチーズ、はちみつ、アーモンドスライス
甘みのある野菜を使用した、はちみつアーモンドサラダのレシピ。少し酸味のあるなめらかなクリームチーズと優しい甘みのさつまいもとかぼちゃは相性バツグン。…
レシピを見る最後に、はちみつの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はちみつ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 329 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 81.9 | g | |
└糖質 | 81.7 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「はちみつ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 17.6 | g | 低い |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「はちみつ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 65 | mg | 低い |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 2 | mg | 低い |
リン | 5 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.12 | mg | 低い |
ビオチン | 0.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
(100 g:71 mL、100 mL:140 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。