このページではスポーツドリンクのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
スポーツドリンクのカロリーは21kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
スポーツドリンクの可食部100gあたりのカロリーは、21kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1457位です。これは多い順にすると上位91%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルのでスポーツドリンクのカロリーを評価すると、58件中45位です。これは上位から77%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 21Kcal |
全体での評価 | 1457位 / 1592件中(上位91%…かなり低い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 45位 / 58件中(上位77%…低い) |
スポーツドリンクはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜスポーツドリンクのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
スポーツドリンクのカロリーはなぜかなり低いのか?
スポーツドリンクは、嗜好品(飲料)の一種でありながら、可食部100gあたりのカロリーが21kcalと、他の食材と比較してかなり低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照しながら説明します。
カロリーが低い理由
スポーツドリンクのカロリーが低い理由は、主に以下の要素によるものです。
糖質が低い
スポーツドリンクの可食部100gあたりの糖質は5.1gと、他の食材と比較してもかなり低いです。糖質はエネルギー源として機能するため、糖質の量が多い食品はカロリーも高くなります。スポーツドリンクは糖質が比較的少ないため、カロリーも低く抑えられています。
食物繊維・タンパク質・脂質が無し
スポーツドリンクには食物繊維、タンパク質、脂質が含まれていません。これらの栄養素は他の食材に多く含まれており、それぞれエネルギー源として機能するため、カロリーも高くなります。スポーツドリンクはこれらの栄養素が無いため、カロリーを低く抑えることができています。
まとめ
スポーツドリンクのカロリーがかなり低い理由は、糖質が少なく、食物繊維・タンパク質・脂質が無いからです。これにより、スポーツドリンクはエネルギー補給をしながらもカロリーを抑えることができます。スポーツドリンクはスポーツや運動時に活躍する飲み物として、その低カロリー性も魅力の一つと言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「スポーツドリンク」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.1g | 4 | 20.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | Trg | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0g | 4 | 0kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「スポーツドリンク」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、20.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
スポーツドリンクは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:カゴメ
スポーツドリンクは低糖質ダイエットに少し効果的
スポーツドリンクは、糖質量が5.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な飲み物と言えます。
スポーツドリンクの糖質量
スポーツドリンクは、運動時に必要な水分と栄養素を補給するために開発された飲料です。そのため、糖質量も多く含まれているイメージがありますが、実際には糖質量が5.1gと比較的低いです。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法の一つです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促す効果があります。
スポーツドリンクの効果
スポーツドリンクには、糖質だけでなく、電解質やビタミンも含まれています。これらの栄養素は、運動中に消耗するエネルギーを補給し、体調を整える効果があります。
スポーツドリンクの利用方法
低糖質ダイエットを行っている場合でも、スポーツドリンクを利用することは可能です。ただし、摂取する量には注意が必要です。糖質量が低いとはいえ、過剰な摂取はカロリーの摂り過ぎにつながりますので、適量を守るようにしましょう。
まとめ
スポーツドリンクは、糖質量が5.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な飲み物と言えます。運動時に必要な栄養素を補給しながら、糖質の摂取を制限することができます。ただし、適量を守ることが重要ですので、注意しましょう。
スポーツドリンクは、低脂質ダイエットに使える!?
スポーツドリンクは、低脂質ダイエットに使える?
私たちの健康を考える上で、バランスの取れた食事と適度な運動は非常に重要です。特に、ダイエットをしている方にとっては、カロリー摂取を抑えることが課題となります。そこで、スポーツドリンクが低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物として注目されています。
スポーツドリンクの低脂質性
まず、スポーツドリンクの低脂質性について考えてみましょう。一般的なスポーツドリンクは、脂質を含まないか、ごくわずかな量しか含んでいません。これは、スポーツドリンクの主な目的が、水分と電解質の補給であるためです。脂質はエネルギー源として重要ですが、運動時には主に糖質がエネルギーとして利用されるため、脂質を含まないスポーツドリンクが適しているのです。
スポーツドリンクの効果的な摂取方法
スポーツドリンクを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な摂取方法が重要です。まず、運動前後にスポーツドリンクを摂取することで、水分と電解質の補給を行うことができます。運動中には、水分や電解質の損失が起こるため、これらを補給することで体のバランスを保つことができます。また、スポーツドリンクは甘味料を含んでいることが多いため、運動後の疲労回復にも効果的です。
注意点としてのカロリー摂取
ただし、スポーツドリンクを低脂質ダイエットに使う際には、カロリー摂取にも注意が必要です。スポーツドリンクには糖質が含まれており、1本あたりのカロリーは約100kcal程度です。運動中に摂取する分には問題ありませんが、普段の生活で大量に摂取すると、逆にダイエットに悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、適量を守りながら摂取することが重要です。
まとめ
スポーツドリンクは低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物と言えます。低脂質でありながら、水分と電解質の補給ができるため、運動中や運動後の疲労回復に役立ちます。ただし、カロリー摂取には注意が必要であり、適量を守りながら摂取することが大切です。バランスの取れた食事と適度な運動と共に、スポーツドリンクを上手に活用して、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、スポーツドリンクの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「スポーツドリンク」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 21 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 5.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | Tr | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | Tr | g | 無し |
「スポーツドリンク」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 94.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「スポーツドリンク」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 31 | mg | 普通 |
カリウム | 26 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 3 | mg | 低い |
リン | 0 | mg | 無し |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.12 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | Tr | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
(100 g:99mL、100 mL:101g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
スポーツドリンクと同じ嗜好品の飲料ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
炭酸ジュース | 51 | 12.8 | Tr | Tr | - |
コーラ | 46 | 11.4 | 0.1 | Tr | - |
サイダー | 41 | 10.2 | Tr | Tr | - |
ケール青汁 | 312 | 46.7 | 13.8 | 4.4 | 28.0 |
スポーツドリンク | 21 | 5.1 | 0 | Tr | Tr |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。