このページでは、嗜好品のスポーツドリンクを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
スポーツドリンクのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはスポーツドリンクの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 21 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 5.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | Tr | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | Tr | g | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、嗜好品分類に所属する正式名称「<その他> スポーツドリンク」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、スポーツドリンクがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
スポーツドリンクはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
スポーツドリンクとは?どんな食材?
スポーツドリンクは、運動中やスポーツ後に摂取される飲み物であり、身体の水分補給やエネルギー補給を目的としています。スポーツドリンクには、以下の3つの主要な食材が含まれています。
1. 水
スポーツドリンクの主成分は水です。適切な水分補給は、運動中に失われた水分を補充し、脱水症状を予防するために非常に重要です。スポーツドリンクは、水分を効果的に摂取するための手段として利用されます。
2. 糖分
スポーツドリンクには、糖分も含まれています。糖分はエネルギー源として機能し、運動中に消耗したエネルギーを補給する役割を果たします。また、糖分は水分吸収を促進し、水分の吸収効率を高める効果もあります。
3. 電解質
スポーツドリンクには、電解質も含まれています。電解質は、運動によって失われたミネラルや塩分を補給するために重要です。特にナトリウムやカリウムなどの電解質は、筋肉の収縮や神経の伝達に関与しており、適切なバランスを保つために必要です。
以上のように、スポーツドリンクは水、糖分、電解質という3つの主要な食材を含んでいます。これらの成分は、運動中に失われた水分やエネルギーを補給し、適切な水分補給とエネルギー補給をサポートする役割を果たしています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はスポーツドリンクがダイエットにどう役立つか説明します!
スポーツドリンクはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーであるため、ダイエットに役立つ
スポーツドリンクは、可食部100gあたり21kcalというかなり低いカロリーです。この低カロリーな飲み物は、ダイエット中の方にとって非常に役立ちます。ダイエットは、摂取カロリーを制限することが重要ですが、スポーツドリンクを選ぶことで、低カロリーながらも喉の渇きを癒すことができます。
2. 糖質がかなり低いため、血糖値の上昇を抑える
スポーツドリンクの糖質は可食部100gあたり5.1gとかなり低いです。この低糖質な特徴は、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇は、糖尿病や肥満のリスクを高めるため、血糖値をコントロールすることは健康にとって重要です。スポーツドリンクを摂取することで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
3. 塩分が低いため、適切な水分補給ができる
スポーツドリンクの塩分は可食部100gあたり0.1gと低いです。適切な水分補給は、運動時や暑い日において非常に重要です。しかし、過剰な塩分摂取は高血圧や体液バランスの乱れの原因となります。スポーツドリンクは塩分が低いため、適切な水分補給を行いながらも塩分摂取を抑えることができます。
おすすめ:スポーツドリンクのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
スポーツドリンクに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:カゴメ
1. ナトリウムが普通量
スポーツドリンクは、可食部100gあたりに31mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素であり、スポーツドリンクは適度なナトリウム量を含んでいることが分かります。適切なナトリウム摂取は運動時の水分補給に役立ちます。
2. カリウム、カルシウム、マグネシウムが低い
スポーツドリンクは、可食部100gあたりに26mgのカリウム、8mgのカルシウム、3mgのマグネシウムを含んでいますが、これらの量は比較的低いです。これらの栄養素は運動時に必要な筋肉の収縮やエネルギー代謝に関与しており、十分な摂取が重要です。スポーツドリンクだけでこれらの栄養素を補給するのではなく、バランスの取れた食事を摂ることも大切です。
3. 鉄や亜鉛などの無機質栄養素は無し
スポーツドリンクには、可食部100gあたりに鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった無機質栄養素が含まれていません。これらの栄養素は体内の様々な機能に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。したがって、スポーツドリンクだけでなく、バランスの取れた食事や他の飲料を摂取することが重要です。
以上のように、スポーツドリンクは適度なナトリウムを含んでいる一方で、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素は比較的低い量であり、鉄や亜鉛などの無機質栄養素は含まれていません。運動時の水分補給には適していますが、栄養バランスを考慮して摂取する必要があります。
スポーツドリンクに含まれるビタミンを解説!
スポーツドリンクのビタミンの特徴
スポーツドリンクに含まれるビタミンには、以下の3つの特徴があります。
1. ナイアシン(ビタミンB3)の含有量が普通
スポーツドリンクに含まれるナイアシンの含有量は、100gあたり0.8 mgと普通の範囲に収まっています。ナイアシンは体内のエネルギー代謝に関与し、皮膚や消化器系の健康維持にも役立つ栄養素です。
2. ビタミンB6の含有量が普通
スポーツドリンクに含まれるビタミンB6の含有量は、100gあたり0.12 mgと普通の範囲に収まっています。ビタミンB6は体内のタンパク質や糖質の代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。
3. 他のビタミンは含まれていない
スポーツドリンクには、ナイアシンとビタミンB6以外のビタミン(ビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンC)は含まれていません。これらのビタミンは他の食品やサプリメントから摂取する必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はスポーツドリンクの使用例としてレシピをご紹介します。
スポーツドリンクを使ったレシピ3選!
#1 のどごし爽やか! スポーツドリンク風ゼリー
グレープフルーツジュース、砂糖、粉ゼラチン[ふやかさないタイプ
このレシピはグレープフルーツジュースを使ったスポーツドリンク風のゼリーです。火を使わずに作れるので、手軽に作ることができます。…
レシピを見る#2 水分補給に! スポーツドリンク
砂糖、レモン汁
このレシピはレモン汁を使ったさっぱりとしたスポーツドリンクです。暑い日にぴったりの水分補給にオススメです。…
レシピを見る#3 アクティブレッド
トマトジュース、スポーツドリンク、ライム
さわやかな味わいのドリンクレシピ。スポーツドリンクとトマトジュースを混ぜるだけなので簡単に出来ます。…
レシピを見る最後に、スポーツドリンクの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「スポーツドリンク」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 21 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 5.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | Tr | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | Tr | g | 無し |
「スポーツドリンク」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 94.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「スポーツドリンク」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 31 | mg | 普通 |
カリウム | 26 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 3 | mg | 低い |
リン | 0 | mg | 無し |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.12 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | Tr | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
(100 g:99mL、100 mL:101g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
スポーツドリンクと同じ嗜好品の飲料ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
炭酸ジュース | 51 | 12.8 | Tr | Tr | - |
コーラ | 46 | 11.4 | 0.1 | Tr | - |
サイダー | 41 | 10.2 | Tr | Tr | - |
ケール青汁 | 312 | 46.7 | 13.8 | 4.4 | 28.0 |
スポーツドリンク | 21 | 5.1 | 0 | Tr | Tr |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。