このページではマーガリン(無塩)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
マーガリン(無塩)のカロリーは715kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(無塩)の可食部100gあたりのカロリーは、715kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中29位です。これは多い順にすると上位1%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのでマーガリン(無塩)のカロリーを評価すると、29件中27位です。これは上位から93%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 715Kcal |
全体での評価 | 29位 / 1592件中(上位1%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 27位 / 29件中(上位93%…かなり低い) |
マーガリン(無塩)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜマーガリン(無塩)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(無塩)のカロリーが高い理由
マーガリン(無塩)のカロリーが高い理由について考えてみましょう。まず、マーガリン(無塩)の栄養データを見てみると、可食部100gあたりのカロリーは715kcalと高い値が示されています。
脂質の含有量が多い
マーガリン(無塩)のカロリーが高い理由の一つは、脂質の含有量が多いことです。マーガリンは、植物油を原料として作られており、その主成分は脂質です。栄養データによれば、マーガリン(無塩)の脂質の含有量は83.1gと示されています。脂質は他の栄養素と比べてカロリーが高いため、マーガリンのカロリーも高くなるのです。
糖質や食物繊維の含有量が低い
また、マーガリン(無塩)は糖質や食物繊維の含有量が低いこともカロリーが高い理由の一つです。栄養データによれば、マーガリン(無塩)の糖質は4.7gで、食物繊維は0gと示されています。糖質や食物繊維は体にエネルギーを供給する際に消費されるため、その含有量が低いとカロリーが高くなります。
まとめ
以上のように、マーガリン(無塩)のカロリーが高い理由は、脂質の含有量が多いことや糖質や食物繊維の含有量が低いことによるものです。マーガリンは脂質を主成分としているため、他の食材と比較してカロリーが高くなっています。カロリーを気にする方は、摂取量に注意しながら利用することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「マーガリン(無塩)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.7g | 4 | 18.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 4 | 1.6kcal |
脂質 | 83.1g | 9 | 747.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「マーガリン(無塩)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、747.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
マーガリン(無塩)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(無塩)は、低糖質ダイエットに使える?
マーガリン(無塩)は、糖質量が4.7gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、マーガリン(無塩)は少し効果的な選択肢と言えるでしょう。
マーガリン(無塩)の糖質量は4.7g
まず、マーガリン(無塩)の糖質量についてご説明します。マーガリン(無塩)は、100g当たり4.7gの糖質が含まれています。これは他の食品と比べても比較的低い数値です。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重の管理や血糖値のコントロールを目指すダイエット方法です。糖質の摂取量を減らすことで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、脂肪の燃焼を促進すると言われています。
マーガリン(無塩)の利点
マーガリン(無塩)は、バターに比べて糖質量が低いため、低糖質ダイエットに適しています。また、マーガリン(無塩)は、食材としての使い勝手が良いです。パンに塗ったり、料理に使ったりすることができます。
注意点もあります
ただし、マーガリン(無塩)を摂取する際には、注意点もあります。まず、摂取量には適度な制限が必要です。過剰な摂取は、カロリーオーバーにつながる可能性があります。また、マーガリン(無塩)には飽和脂肪酸が含まれているため、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
バランスの取れた食事が大切
低糖質ダイエットを実践する際には、マーガリン(無塩)を適度に摂取することが大切ですが、それだけに頼るのではなく、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。野菜やたんぱく質の摂取も忘れずに行いましょう。
まとめ
マーガリン(無塩)は、糖質量が4.7gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な選択肢と言えます。ただし、摂取量には適度な制限が必要であり、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。自分の体質や目標に合わせて、適切な食事管理を行いましょう。
マーガリン(無塩)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(無塩)は、低脂質ダイエットに使える?
マーガリン(無塩)は、低脂質ダイエットに不向きです。
マーガリン(無塩)の脂質量は83.1g
マーガリン(無塩)は、一般的にはバターよりも低脂質とされていますが、実際の脂質量は83.1gとなっています。
低脂質ダイエットには不向きな理由
マーガリン(無塩)は、低脂質ダイエットに不向きな理由があります。
まず、マーガリン(無塩)は脂質量が高いため、摂取するとカロリー摂取量が増えてしまいます。低脂質ダイエットでは、カロリー摂取を制限することが重要ですので、マーガリン(無塩)の摂取は控えるべきです。
また、マーガリン(無塩)にはトランス脂肪酸が含まれている場合があります。トランス脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットでは、健康を考慮してトランス脂肪酸を避けることが重要ですので、マーガリン(無塩)の摂取は控えるべきです。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践する場合、マーガリン(無塩)の代わりに他の選択肢を考えることが重要です。
例えば、バターの代わりにヨーグルトや豆腐を使用することができます。これらは脂質量が低く、さまざまな料理に使用することができます。
また、オリーブオイルや亜麻仁油などの健康的な油を使用することもできます。これらの油は、脂質量が低く、さまざまな料理に使用することができます。
まとめ
マーガリン(無塩)は、低脂質ダイエットには不向きです。脂質量が高く、トランス脂肪酸を含んでいる場合があります。低脂質ダイエットを実践する場合には、マーガリン(無塩)の代わりに他の選択肢を検討しましょう。
最後に、マーガリン(無塩)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マーガリン(無塩)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 715 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 4.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.4 | g | かなり低い |
脂質 | 83.1 | g | 多い |
「マーガリン(無塩)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 5 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「マーガリン(無塩)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (Tr) | mg | 無し |
カリウム | 27 | mg | 低い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 2 | mg | 低い |
リン | 17 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 12 | μg | 多い |
└β-カロテン | 290 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 300 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 25 | μg | 多い |
ビタミンD | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 15.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.7 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 37.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 6.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 53 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | Tr | mg | 無し |
ビオチン | 0.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
マーガリン(無塩)と同じ油のバター・マーガリンジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
有塩バター | 700 | 6.8 | 0.6 | 81.0 | (0) |
食塩不使用バター | 720 | 6.2 | 0.5 | 83.0 | (0) |
マーガリン(有塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
ファットスプレッド | 579 | 4.5 | 0.2 | 69.1 | (0) |
マーガリン(無塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。