このページではマーガリン(有塩)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
マーガリン(有塩)のカロリーは715kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(有塩)の可食部100gあたりのカロリーは、715kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中28位です。これは多い順にすると上位1%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「油」ジャンルのでマーガリン(有塩)のカロリーを評価すると、29件中26位です。これは上位から89%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 715Kcal |
全体での評価 | 28位 / 1592件中(上位1%…高い) |
「油」ジャンル内での評価 | 26位 / 29件中(上位89%…かなり低い) |
マーガリン(有塩)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜマーガリン(有塩)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(有塩)のカロリーが高い理由
マーガリン(有塩)は、油の一種であり、可食部100gあたり715kcalのカロリーを含んでいます。これは他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下に説明します。
脂質の多さ
マーガリン(有塩)には、可食部100gあたり83.1gの脂質が含まれています。脂質はカロリーの主要な供給源であり、1gの脂質は9kcalのエネルギーを提供します。そのため、脂質の含有量が多いマーガリン(有塩)は、カロリーが高くなる傾向があります。
糖質の低さ
マーガリン(有塩)には、可食部100gあたり4.7gの糖質が含まれています。糖質は体内でエネルギーに変換されるため、糖質の含有量が少ないほどカロリーも低くなります。マーガリン(有塩)の糖質含有量は比較的低いため、カロリーが高い要因の一つとなっています。
食物繊維の欠如
マーガリン(有塩)には、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を促進し、満腹感を与えるため、食物繊維の含有量が少ない食品はカロリーが高く感じられることがあります。マーガリン(有塩)の食物繊維の欠如も、カロリーが高い理由の一つです。
まとめ
マーガリン(有塩)のカロリーが高い理由は、脂質の多さ、糖質の低さ、食物繊維の欠如にあります。脂質の含有量が多いため、エネルギーの供給源となり、カロリーが高くなります。一方で、糖質の含有量が少なく、食物繊維が欠如しているため、カロリーが高く感じられる要因となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「マーガリン(有塩)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.7g | 4 | 18.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 4 | 1.6kcal |
脂質 | 83.1g | 9 | 747.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「マーガリン(有塩)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、747.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
マーガリン(有塩)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(有塩)は、低糖質ダイエットに使える?
マーガリン(有塩)は、糖質量が4.7gと比較的低いですが、低糖質ダイエットにどのような効果があるのでしょうか。
マーガリン(有塩)の糖質量
マーガリン(有塩)は、一般的なバターよりも糖質量が低い傾向にあります。糖質制限を行っている方にとっては、マーガリン(有塩)は魅力的な選択肢となるかもしれません。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重管理や血糖値のコントロールを目指すダイエット方法です。炭水化物や砂糖の摂取を控えることで、体内の血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
マーガリン(有塩)の効果
マーガリン(有塩)は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的と言えます。糖質量が比較的低いため、炭水化物の摂取を制限したい方に適しています。
注意点
ただし、マーガリン(有塩)を摂取する際には、適量を守ることが重要です。過剰な摂取は逆効果となり、カロリーオーバーにつながる可能性があります。
まとめ
マーガリン(有塩)は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食品です。糖質量が比較的低いため、炭水化物の摂取を制限したい方に適しています。ただし、適量を守ることが重要であり、過剰な摂取は避けるべきです。低糖質ダイエットを実践する際には、バランスの取れた食事と適度な運動も合わせて行うことが大切です。
マーガリン(有塩)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
マーガリン(有塩)は、低脂質ダイエットに使える?
マーガリン(有塩)は、多くの人々にとって朝食や料理の必需品となっています。しかし、低脂質ダイエットを実践している人々にとっては、マーガリン(有塩)が適しているかどうか疑問が生じるかもしれません。
マーガリン(有塩)の脂質含有量
マーガリン(有塩)の脂質含有量は、83.1gです。これは、低脂質ダイエットを実践している人々にとっては高い数値です。低脂質ダイエットでは、通常、1日の摂取カロリーのうち脂質の割合を制限する必要があります。マーガリン(有塩)を摂取することで、この制限を超えてしまう可能性があります。
マーガリン(有塩)の他の成分
マーガリン(有塩)には、脂質以外の成分も含まれています。一般的に、マーガリン(有塩)には添加物や保存料が含まれていることがあります。これらの成分は、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。低脂質ダイエットを実践している人々にとっては、これらの成分を摂取することは望ましくありません。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践している人々は、マーガリン(有塩)の代わりに他の選択肢を検討することが重要です。例えば、バターの代わりにオリーブオイルやココナッツオイルを使用することができます。これらのオイルは、脂質含有量が低く、健康に良いとされています。
まとめ
マーガリン(有塩)は、低脂質ダイエットを実践している人々にとっては不向きな選択肢です。脂質含有量が高いだけでなく、他の成分も懸念される要素となっています。代わりに、オリーブオイルやココナッツオイルなどの低脂質なオイルを使用することをおすすめします。健康的な食生活を実践するためには、適切な選択をすることが重要です。
最後に、マーガリン(有塩)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「マーガリン(有塩)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 715 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 4.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 0.4 | g | かなり低い |
脂質 | 83.1 | g | 多い |
「マーガリン(有塩)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 5 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「マーガリン(有塩)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 500 | mg | 多い |
カリウム | 27 | mg | 低い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 2 | mg | 低い |
リン | 17 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 12 | μg | 多い |
└β-カロテン | 290 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 300 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 25 | μg | 多い |
ビタミンD | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 15.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.7 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 37.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 6.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 53 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | Tr | mg | 無し |
ビオチン | 0.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
β-カロテン: 着色料として添加品含む/ビタミンD: 添加品含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
マーガリン(有塩)と同じ油のバター・マーガリンジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
有塩バター | 700 | 6.8 | 0.6 | 81.0 | (0) |
食塩不使用バター | 720 | 6.2 | 0.5 | 83.0 | (0) |
マーガリン(有塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
ファットスプレッド | 579 | 4.5 | 0.2 | 69.1 | (0) |
マーガリン(無塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。