このページではチーズホエーパウダーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
チーズホエーパウダーのカロリーは339kcal(100gあたり)!これってどうなの?
チーズホエーパウダーの可食部100gあたりのカロリーは、339kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中269位です。これは多い順にすると上位16%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでチーズホエーパウダーのカロリーを評価すると、54件中17位です。これは上位から31%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 339Kcal |
全体での評価 | 269位 / 1592件中(上位16%…高い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 17位 / 54件中(上位31%…平均的) |
チーズホエーパウダーはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜチーズホエーパウダーのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
チーズホエーパウダーのカロリーは高い理由
チーズホエーパウダーは、可食部100gあたりのカロリーが339kcalと非常に高いです。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質が多い
チーズホエーパウダーは、可食部100gあたりの糖質が76.5gと多いです。糖質はエネルギー源となりますが、摂りすぎると体に蓄積されてしまいます。その結果、カロリーが高くなる傾向があります。
食物繊維が無し
チーズホエーパウダーには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与える効果があります。食物繊維が不足すると、食べ過ぎやカロリー摂取量が増える可能性があります。
タンパク質は普通
チーズホエーパウダーのタンパク質は可食部100gあたり12.5gと普通です。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素ですが、カロリーとしては糖質よりも少ないため、カロリーが高くなる要因とは言えません。
脂質は低い
チーズホエーパウダーの脂質は可食部100gあたり1.2gと低いです。脂質は高カロリーな栄養素ですが、チーズホエーパウダーには含まれている量が少ないため、カロリーが高くなる要因とは言えません。
以上の栄養データから、チーズホエーパウダーのカロリーが高い理由は、主に糖質の多さと食物繊維の不足によるものと考えられます。糖質が多いためエネルギー源となり、食物繊維の不足により満腹感が得られず、食べ過ぎてしまう可能性が高くなるためです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「チーズホエーパウダー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 76.5g | 4 | 306kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 12.5g | 4 | 50kcal |
脂質 | 1.2g | 9 | 10.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「チーズホエーパウダー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、306kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
チーズホエーパウダーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
チーズホエーパウダーは、低糖質ダイエットに使える?
チーズホエーパウダーは、乳(乳粉)を原料とした食品です。一般的に、乳製品は低糖質ダイエットに適しているとされていますが、実はチーズホエーパウダーは糖質量が76.5gもあります。
チーズホエーパウダーの糖質量の問題
低糖質ダイエットを実践している方にとって、糖質量は非常に重要な要素です。糖質を摂りすぎると、血糖値の上昇や体重増加の原因となります。そのため、低糖質ダイエットでは糖質を制限することが求められます。
しかし、チーズホエーパウダーは糖質量が76.5gもあります。これは低糖質ダイエットを実践している方にとっては非常に高い値です。糖質を制限することが目的のダイエットにおいて、チーズホエーパウダーは避けるべき食品と言えるでしょう。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践する際には、チーズホエーパウダーの代替品を選ぶことが重要です。代替品としては、糖質量が低いチーズや、糖質を含まない他のタイプのホエーパウダーを選ぶことができます。
例えば、糖質量が低いチーズを使用すれば、チーズの風味を楽しむことができながらも、糖質を制限することができます。また、糖質を含まない他のタイプのホエーパウダーを使用すれば、チーズの代わりに利用することができます。
まとめ
チーズホエーパウダーは、糖質量が76.5gもあり、低糖質ダイエットには不向きな食品です。糖質を制限することが目的のダイエットを実践している方にとっては、代替品を選ぶことが重要です。糖質量が低いチーズや、糖質を含まない他のタイプのホエーパウダーを選ぶことで、低糖質ダイエットをより効果的に実践することができます。
チーズホエーパウダーは、低脂質ダイエットに使える!?
チーズホエーパウダーは、低脂質ダイエットに使える?
チーズホエーパウダーは、乳(乳粉)から作られるパウダー状の食品です。このチーズホエーパウダーは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的なアイテムとして活用することができます。
低脂質であるチーズホエーパウダー
チーズホエーパウダーは、低脂質であることが特徴です。1.2gの脂質しか含まれておらず、脂肪摂取を制限したい方にとっては理想的な選択肢と言えます。低脂質ダイエットは、脂肪の摂取を減らすことで体重管理や健康維持に効果があります。そのため、チーズホエーパウダーは低脂質ダイエットをサポートするための優れた食材として注目されています。
脂質制限をしながらも、チーズの風味を楽しめる
低脂質ダイエットを実践している方にとって、チーズは制限される食材の一つです。チーズは美味しいですが、脂質が多く含まれているため、摂取量に気を付ける必要があります。しかし、チーズホエーパウダーを使用することで、脂質制限をしながらもチーズの風味を楽しむことができます。チーズホエーパウダーは、そのまま料理に加えたり、スナックやディップソースに混ぜることができます。これにより、低脂質ダイエット中でもチーズの味を楽しむことができるのです。
バラエティに富んだ使い方が可能
チーズホエーパウダーは、その使い方の幅広さも魅力の一つです。料理に加えるだけでなく、スムージーやプロテインシェイクにも混ぜることができます。さらに、サラダやスープにもトッピングとして利用することができます。そのため、食事のバリエーションを豊かにすることができ、低脂質ダイエットがモノトーンになりがちな方にもおすすめです。
まとめ
チーズホエーパウダーは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的な食材です。低脂質であるため、脂肪摂取を制限したい方に適しています。また、チーズの風味を楽しむことができるため、食事のバリエーションを豊かにすることも可能です。チーズホエーパウダーを上手に活用することで、低脂質ダイエットをより楽しく続けることができるでしょう。是非、試してみてください。
最後に、チーズホエーパウダーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「チーズホエーパウダー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 339 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 77.0 | g | |
└糖質 | 76.5 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.5 | g | 普通 |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
「チーズホエーパウダー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.2 | g | 低い |
有機酸 | 2.7 | g | 多い |
灰分 | 7.1 | g | 多い |
コレステロール | 28 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「チーズホエーパウダー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 690 | mg | 多い |
カリウム | 1800 | mg | 多い |
カルシウム | 620 | mg | 多い |
マグネシウム | 130 | mg | 多い |
リン | 690 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 80 | μg | 多い |
セレン | 7 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 47 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 11 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 10 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 12 | μg | 普通 |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.22 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 2.35 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.25 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 5.95 | mg | 多い |
ビオチン | 23.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
チーズホエーパウダーと同じ乳の乳粉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
全粉乳 | 490 | 41.5 | 25.5 | 26.2 | (0) |
脱脂粉乳 | 354 | 55.2 | 34.0 | 1.0 | (0) |
乳児用調製粉乳 | 510 | 57.9 | 12.4 | 26.8 | (0) |
カゼイン | 358 | 2.8 | 86.2 | 1.5 | (0) |
チーズホエーパウダー | 339 | 76.5 | 12.5 | 1.2 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。