ハーブ料理研究家の桑村です。今回は豊潤なバルサミコ酢を使ったソースに、外はパリッと、身はふっくらと仕上げた白身魚ソテーをご紹介します。 「買ったはいいけど、使い方が分からない」とよく言われるバルサミコ酢。はちみつや黒糖と合わせて煮詰めたソースは、白身魚だけでなくお肉や野菜との相性も抜群です。そんな深い甘みと酸味をもつバルサミコソースに、ハーブを加えてお店の様な味を作っていきましょう。セージが苦手という人はタイムやローズマリーでも代用が可能。ハーブは苦手という人は、ハーブを入れなくても美味しく作ることができるレシピです。
バルサミコソースの白身魚ソテーの材料(2人分)
具材
白身魚鯛・ヒラメなど、皮付き | 2切れ | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
バター | 30g | |
小麦粉 | 適量 | |
塩・こしょう | 適量 |
ソース
フレッシュセージ | 約5~6枚 | |
バルサミコ酢 | 大さじ3 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
はちみつ | 大さじ2 |
付けあわせ
ベビーリーフなど 適量、ミニトマト 1~2個、レモン輪切り 2枚 |
バルサミコソースの白身魚ソテーの作り方
フライパンにバターとオリーブオイルをひき、火をかけます。バターだけだとすぐ焦げてしまいますが、オリーブオイルを同量使うと焦げにくくすることができます。
白身魚の皮目を焼いている間、身の部分にバターオイルをスプーンでまわしかけるようにします。そうすることで、バターの濃厚な味がしっかりと白身魚となじみ美味しく仕上がります。
皮がパリッと焼けたら、裏返し弱火で身の方を焼きます。焼き過ぎると身が固くなるので軽く焼いたら火を止め、余熱で焼いてきましょう。
火が通ったらバットにのせて、余分な油をとってあげるとさっぱりとした仕上がりになりますよ。
火を止めてフライパンにちぎったセージを入れて、もう一度軽く火にかけます。もし、冷めてきてもとろみが出てこない場合は、再度火にかけて下さい。
バルサミコ酢は煮詰めることで、酢が蒸発し甘みのあるとろっとしたソースに仕上がります。バルサミコ酢の風味を活かしたい場合は、時間はややかかりますが弱火で煮詰めてあげるとよいでしょう。
外はパリッと、身はふっくら白身魚のソテー
皮はパリッと、身はふっくらとした白身魚にセージのバルサミコソースがよく合います。お好みでレモンを絞って食べるとまた違った味わいになるので、試してみて下さいね。 付け合わせのサラダなどは、レタスやアスパラなどお好みで変えてみて下さい。このソースは、マッシュポテトとの相性も良いので付け合わせにしてみるのもおすすめです。
バルサミコソースは、ステーキにもよく合います!
このソースは、白身魚だけでなくお肉ともよく合います。ステーキやローストビーフにかけるとまた違った味わいを楽しむことも!ぜひチャレンジしてみて下さい。
味の変化も楽しめる!濃厚なバルサミコソース
買ったけど、どう使えばよいか分からない。あの独特の香りや味が苦手という人も多いバルサミコ酢。はちみつなどと一緒に煮詰めてあげると、甘みと酸味のバランスのとれた濃厚なソースに仕上がります。
今回は、はちみつを使ってバルサミコソースを作りました。ですが、はちみつではなく、黒糖で作るとコクが増し、砂糖で作ると甘みが強いソースにすることもできます。料理によって味を変えてみるのもおすすめです。
白身魚やステーキなどのメイン料理だけでなく、サラダやデザートにも使えるバルサミコソース。この機会にぜひ覚えて、色々活用してみて下さいね。
ハーブ料理研究家、ハーブ講師。私たちの健康や食文化に欠かせない植物「ハーブ」の魅力を発信中。ハーブ料理教室「手作り香房なごみ」を主催し、ハーブ活用術講座など多数開催。