このページでは、野菜のわさびを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
わさびのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはわさびの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 18.4 | g | |
└糖質 | 14.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 4.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「わさび 根茎 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、わさびがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
わさびはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
わさびとは?どんな食材?
わさびは、野菜の一種であり、非常に辛い味わいが特徴的な食材です。日本料理において、生魚や刺身の脇役として欠かせない存在となっています。その独特の辛味は、食欲をそそり、料理にアクセントを与える役割を果たします。
わさびの特徴1:辛味の源
わさびの辛味の主成分は、イソチオシアネートと呼ばれる化合物です。この成分は、わさびの根部に含まれており、刺激的な辛さを生み出します。わさびの辛味は、一瞬で鼻に抜けるような感覚を与え、味覚を刺激します。
わさびの特徴2:香りの高さ
わさびには、特有の香りがあります。この香りは、わさびに含まれる揮発性の成分によって生み出されます。香りの高さは、食材や料理に華やかさを与えるだけでなく、食欲をそそります。
わさびの特徴3:栄養価の豊富さ
わさびには、ビタミンCや食物繊維、カリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。特にビタミンCは、免疫力の向上や美肌効果に役立つとされています。また、食物繊維は腸内環境を整え、健康をサポートします。
以上のように、わさびは辛味を持ち、香りが高く、栄養価も豊富な野菜です。料理にアクセントを与えるだけでなく、健康にも良い影響を与える食材として重要な存在です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はわさびがダイエットにどう役立つか説明します!
わさびはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
わさびの栄養データ
「わさび」の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. カロリーがやや低い
わさびは可食部100gあたり89kcalと、カロリーがやや低い食材です。カロリーを気にしている方やダイエット中の方にとっては、低カロリーの食材として役立ちます。
2. 食物繊維が多い
わさびには、可食部100gあたり4.4gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進することで健康的な消化をサポートします。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。
3. 脂質と塩分が低い
わさびは可食部100gあたり0.2gの脂質と0.1gの塩分を含んでいます。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病のリスクを高める要因となりますが、わさびはその点で心配する必要がありません。低脂質・低塩分の食事を心掛けたい方にとって、わさびは優れた選択肢と言えます。
以上のように、わさびはカロリーがやや低く、食物繊維が多く、脂質と塩分が低いという特徴を持っています。これらの特性から、健康的な食事において、わさびは優れた役割を果たす食材と言えます。
おすすめ:わさびのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
わさびに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キューピー
わさびの特徴
わさびは、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カリウム、カルシウム、マグネシウムが多い
わさびには、可食部100gあたり500 mgのカリウム、100 mgのカルシウム、46 mgのマグネシウムが含まれています。これらの栄養素は、体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能をサポートします。特にカリウムは、血圧の調節にも重要な役割を果たします。
2. ヨウ素、セレン、クロムが多い
わさびには、可食部100gあたり1 μgのヨウ素、9 μgのセレン、1 μgのクロムが含まれています。これらの栄養素は、体内の代謝をサポートし、免疫機能を強化する役割を果たします。特にヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、セレンは抗酸化作用を持ち、クロムは血糖値の調節に関与します。
3. ナトリウムが普通、銅が低い
わさびには、可食部100gあたり24 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは、体内の水分バランスを調整する一方で、摂りすぎると高血圧や腎臓の負担を引き起こす可能性があります。また、わさびには、可食部100gあたり0.03 mgの銅が含まれていますが、これは比較的低い量です。銅は、体内の酵素の働きをサポートし、鉄の吸収を助ける重要な栄養素です。
以上のように、わさびはカリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富であり、ヨウ素やセレン、クロムも多く含まれています。一方で、ナトリウムは普通の量である一方、銅は比較的低い量です。これらの特徴から、わさびは体内の水分バランスや代謝、免疫機能のサポートに役立つ食材と言えます。
わさびに含まれるビタミンを解説!
引用元:キリン
1. ビタミンAの特徴
わさびには、ビタミンAの成分であるレチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがほとんど含まれません。これらの成分は、視力の維持や免疫機能の向上に重要な役割を果たしますが、わさびにはほとんど含まれないため、ビタミンA補給には適していません。
2. ビタミンEの特徴
わさびには、ビタミンEの成分であるα-トコフェロールが多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化や酸化ストレスから身体を守る役割を果たします。わさびを摂取することで、ビタミンEを効果的に摂取することができます。
3. ビタミンKの特徴
わさびには、ビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンKは血液の凝固を促進する役割を持ち、骨の健康維持にも関与しています。わさびを摂取することで、ビタミンKを効果的に摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はわさびの使用例としてレシピをご紹介します。
わさびを使ったレシピ20選!
#1 ホタルイカと切り干し大根のわさびバター醤油
ホタルイカ、切り干し大根、バター、しょうゆ、わさび、小ねぎ
おつまみにオススメな、ホタルイカと切り干し大根を使ったソテーのレシピ。サッと手早く炒めるのが美味しく作るポイントです。…
レシピを見る#2 ねぎ消費に!市販の調味料でご飯がススム「山わさびのねぎ塩旨だれ」
長ねぎ、ポン酢、ごま油、白いりごま、市販のホースラディッシュ、おろしにんにく、鶏がらスープの素、粗びき黒胡椒
長ねぎを使った、山わさびのねぎ塩旨だれのレシピ。長ねぎを粗みじん切りにし、ポン酢、ごま油、ホースラディッシュ、おろしにんにくなどを混ぜた調味料で和えます。…
レシピを見る#3 さつまいもと豆苗のわさびマヨサラダ
さつまいも、豆苗、白ごま、わさび(チューブ入り)、キユーピーアマニ油マヨネーズ
10分で完成、わさびを活用したさつまいもと豆苗のマヨサラダのレシピ。調理方法は材料をレンジで加熱し調味料と和えるだけなので、とても簡単に作れる一品です。…
レシピを見る#4 キャベツとツナのサラダ わさびドレッシング
キャベツ、ブロッコリー、ツナ缶、しょうゆ
キャベツとツナを使ったサラダのレシピ。特製のわさびドレッシングをかけているのが特徴です。…
レシピを見る#5 わさび醤油と相性抜群マグロとアボカドのそうめんいなりのレシピ
油揚げ、砂糖、醤油、みりん、そうめん、めんつゆ、ワサビ、マグロ、アボカド、等
ご飯の代わりにそうめんを詰めて、まぐろとアボカドをのせたいなり寿司のレシピ。マグロの旨味とアボカドのとろける舌触り、わさび醤油が効いたそうめんが相性抜群な一品です。…
レシピを見る#6 きのこのホイル焼きわさびマヨソース
ぶなしめじ、えのきだけ、エリンギ、すだち、キユーピーディフェ、わさび(チューブ入り)、しょうゆ
きのこを使ったホイル焼きのレシピ。ピリッとワサビの効いたコクのある「マヨネーズソース」がきのこにぴったり。…
レシピを見る#7 菜の花のわさびマヨネーズ和え
菜の花、ちくわ、わさび(チューブ入り)、キユーピーマヨネーズ
菜の花をわさびマヨネーズで和えたレシピ。菜の花は、できるだけ食べる直前に和えることがポイントです。…
レシピを見る#8 クレソンのわさび和え
クレソン、わさび(おろしたもの)、みりん、しょうゆ、だし汁(かつおだしなど)
ピリっとした辛みと独特の風味があるクレソンの和え物料理。かつおだしの和風の味付けがよく合います。…
レシピを見る#9 豚肉の八幡巻き~葉わさび入り~
新ごぼう、にんじん、葉わさび8本、砂糖、豚肉(豚ばら肉スライス)、サラダ油
葉わさびがアクセントの八幡巻き。ゴボウや豚肉のボリューム感に葉わさびのピリ辛が相性バツグン。…
レシピを見る#10 アボカドわさびディップ
アボカド(大)、黒こしょう(あらびき)、青ねぎ(小口切り)、食パン(6枚切り)、マヨネーズ、オリーブオイル、しょうゆ、練りわさび(チューブ)、おろしにんにく(チューブ)、等
こんがり焼いたパンにつけて食べる、アボカドわさびディップのレシピ。アボカドを潰して調味料を混ぜたら5分で完成するので、とってもお手軽です。…
レシピを見る#11 わさびじょうゆの里芋マヨサラダ
里芋、しょうゆ、マヨネーズ、練りわさび(チューブ)、かつお節、青ねぎ(小口切り)
里芋を使った簡単副菜のレシピ。里芋は電子レンジで火を通すのでお手軽。…
レシピを見る#12 すずきの塩焼き わさび酢添え
すずき、おろしわさび、すだち
つけ酢が決め手のすずきの塩焼きのレシピ。添えもののわさび酢は、旨味豊かなだし汁とともに、ツンと来るわさびの香りが決め手です。…
レシピを見る#13 ディップ2種(わさびマヨ・しそマヨ)
かぶ、グリーンアスパラガス、セロリ、にんじん、わさび(チューブ入り)、赤しそふりかけ、キユーピーディフェ
混ぜるだけで作れる野菜によく合うディップソースのレシピ。わさびと赤しそふりかけを使って和風のディップソースを作っています。…
レシピを見る#14 わさび風味のえだ豆のポテサラ
塩あじえだ豆、じゃがいも、魚肉ソーセージ、たまねぎ、マヨネーズ、わさび、粗挽きこしょう、サラダ菜
15分で作れるわさびを活用した、ポテトサラダのレシピ。えだ豆の濃厚な味と、魚の旨みが凝縮されたおさかなソーセージの、風味が引き立つ一品です。…
レシピを見る#15 かまぼことわさび漬けのぽん酢がけ
かまぼこ、きゅうり、わさび漬け
かまぼことわさび漬けの、ぽん酢かけレシピ。かまぼこときゅうりを切って和えるだけのお手軽レシピ。…
レシピを見る#16 アボカドとちくわのわさびマヨネーズ和え
アボカド、ちくわ、キユーピーマヨネーズ、わさび(チューブ入り)
アボカドとちくわを使ったわさびマヨネーズ和えのレシピ。具材と調味料を和えるだけなので、材料も少なくお手軽に作ることができます。…
レシピを見る#17 きゅうりとみょうがのわさびマヨ和え
きゅうり、みょうが、青じそ、かに風味かまぼこ、キユーピーディフェ、わさび(チューブ入り)、しょうゆ
きゅうりとみょうを使ったの和え物のレシピ。きゅうりとみょうがのさっぱりした味わいに濃厚なマヨネーズがベストマッチ。…
レシピを見る#18 ぴり辛キャベツと竹輪のわさびマヨ和えのレシピ
キャベツ、ちくわ、マヨネーズ、ワサビ、胡椒
ちくわとキャベツを活用した、ぴり辛わさびマヨ和えのレシピ。キャベツをゆがいてちくわと調味料で和えるだけ。…
レシピを見る#19 鶏つくね ごまわさびソース
かいわれ
蒸し焼きにした鶏つくねに、練りごまとわさびで作った特製ソースを煮絡めていただくレシピ。ソースはだし汁、白練りごま、わさび、きび砂糖、しょうゆ、みりんで作ります。…
レシピを見る#20 まぐろのわさびマヨ丼
酢飯、大根、にんじん、まぐろ、わかめ、白ごま、刻みのり、しょうゆ、わさび(チューブ入り)、等
まぐろとわさびマヨネーズを活用したマヨ丼のレシピ。まぐろは味がしみ込みやすいようにしょうゆに漬け込みます。…
レシピを見る最後に、わさびの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「わさび」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 89 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 18.4 | g | |
└糖質 | 14.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 4.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「わさび」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 30 | % | 特になし |
水分 | 74.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「わさび」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 24 | mg | 普通 |
カリウム | 500 | mg | 多い |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 46 | mg | 多い |
リン | 79 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.14 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 9 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 7 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 49 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.32 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.20 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.5 | μg | 多い |
ビタミンC | 75 | mg | 多い |
廃棄部位: 側根基部及び葉柄/硝酸イオン: 0.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。