このページでは、野菜のそらまめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
そらまめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはそらまめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 15.5 | g | |
└糖質 | 15.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.9 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「そらまめ 未熟豆 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、そらまめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
そらまめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
そらまめとは?どんな食材?
そらまめは、豆科の植物であり、日本では春から夏にかけて収穫される野菜です。その特徴は、独特の形状と豊かな栄養価にあります。では、そらまめの特徴を3つに絞って説明しましょう。
1. 独特な形状
そらまめは、細長い形状をしており、一般的な豆とは異なります。その特徴的な形状から、「そらまめ」という名前がついたとされています。また、そらまめの内側には、綿毛のようなものがたくさん詰まっており、触ると柔らかな感触があります。
2. 豊かな栄養価
そらまめは、豆類の中でも栄養価が高く、様々な栄養素を含んでいます。たんぱく質、食物繊維、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えます。また、そらまめには、抗酸化作用のある成分も含まれており、美容や老化防止にも効果的です。
3. 調理のバリエーションが豊富
そらまめは、調理法によってさまざまな味わいを楽しむことができます。茹でてそのまま食べるだけでなく、炒め物や煮物、サラダなどにも活用することができます。また、そらまめは、そのまま食べるだけでなく、豆腐やお米と一緒に炊いたり、スープに入れたりすることもできます。そのため、料理のバリエーションが広がり、食卓に彩りを添えることができます。
以上のように、そらまめは独特な形状と豊かな栄養価、さまざまな調理法のバリエーションが特徴の野菜です。ぜひ、健康や美容を考えた食事に取り入れてみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はそらまめがダイエットにどう役立つか説明します!
そらまめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
そらまめの栄養データ
「そらまめ」の栄養データ(可食部100gあたり)は以下の通りです。
- カロリー:102kcal(やや低い)
- 炭水化物:15.5g
- 糖質:15.6g(普通)
- 食物繊維:2.6g(多い)
- タンパク質:10.9g(普通)
- 脂質:0.2g(低い)
- 塩分:0g(無し)
そらまめの健康的な食事への役立ち
「そらまめ」は以下の3つの理由から、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
1. カロリーがやや低い
「そらまめ」はカロリーが102kcal(やや低い)と比較的低いため、ダイエットやカロリーコントロールを目指す方に適しています。食事のカロリーを抑えることで、健康的な体重管理や生活習慣病の予防に役立ちます。
2. 糖質が普通で食物繊維が多い
「そらまめ」には糖質が15.6g(普通)含まれており、食物繊維が2.6g(多い)含まれています。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇を引き起こし、生活習慣病のリスクを高めることがありますが、そらまめの糖質は普通の範囲内です。また、食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。そのため、そらまめの摂取は血糖値のコントロールや腸の健康維持に役立ちます。
3. 脂質が低い
「そらまめ」は脂質が0.2g(低い)と非常に少ないです。脂質の摂り過ぎは肥満や動脈硬化の原因となるため、脂質の摂取量を抑えることは健康維持に重要です。そらまめは低脂肪でありながら、タンパク質も含まれているため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
おすすめ:そらまめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
そらまめに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
そらまめの特徴
そらまめは、以下の3つの特徴があります。
1. カリウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが多い
そらまめには、カリウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが豊富に含まれています。特にカリウムは多く含まれており、体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経の伝達に重要な役割を果たしています。また、マグネシウムやリンは骨や歯の形成に関与し、体内のエネルギー代謝にも関わっています。
2. ナトリウムが低い
そらまめに含まれるナトリウムの量は非常に少なく、低ナトリウム食品として適しています。高ナトリウムの摂取は、血圧の上昇や水分の貯留を引き起こす可能性がありますが、そらまめを摂取することでナトリウムの摂取量を抑えることができます。
3. ヨウ素やセレン、クロムが含まれない
そらまめには、ヨウ素やセレン、クロムが含まれていません。これらの栄養素は他の食材に比べて少ないため、バランスの取れた食事を摂るためには他の食材との組み合わせが必要です。ただし、モリブデンは多く含まれており、体内の酵素の働きに関与しています。
そらまめに含まれるビタミンを解説!
引用元:Nadia
ビタミンAの特徴
- レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンの含有量が多いです。
- β-カロテン当量やレチノール活性当量も多く含まれています。
ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールやβ-トコフェロールは含まれていませんが、γ-トコフェロールの含有量が多いです。
- δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミン含有量の特徴
- ビタミンKは多く含まれています。
- ビタミンB1やビタミンB2は多く含まれています。
- ナイアシンは普通の量です。
- ビタミンB6やビオチンは多く含まれています。
- パントテン酸は普通の量です。
- ビタミンCは多く含まれています。
なお、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はそらまめの使用例としてレシピをご紹介します。
そらまめを使ったレシピ20選!
#2 【旬ごはん】海老そらまめ豆腐の塩炒め
海老、そらまめ、絹ごし豆腐、にんにく、しょうが、ねぎ、片栗粉、ごま油、鶏ガラスープの素、等
海老とそらまめを活用した、主菜となる炒め物のレシピ。ほっくりしたそらまめと歯ごたえのある海老が相性バツグンの一品です。…
レシピを見る#4 ビールに合う!『ピリ辛そらまめ』作り置きおつまみ
そら豆、オリーブオイル、にんにく、粉チーズ、辣油
風味豊かなそらまめをピリ辛辣油の風味でいただく、おつまみのレシピ。そらまめは食感を楽しむためにさっと茹でる程度にしておきましょう。…
レシピを見る#5 食欲そそる♪ そらまめと豚肉の塩にんにく炒め
サラダ油、こしょう、サラダ油、こしょう
そらまめと豚肉を活用した、主菜となる炒め物のレシピ。そら豆のほくほくした食感がやみつきになる一品です。…
レシピを見る#6 そらまめとオクラの生姜浸し
そらまめ、オクラ、生姜、かつお出汁、醤油、追いがつお
生姜の辛味と香りが素材になじむ副菜に、そらまめとオクラの生姜浸しのレシピ。かつおの浸し出汁に具材を入れることで、だしの旨味も感じる一品です。…
レシピを見る#7 じゃことそらまめのトマトおむすび
トマトソース、そらまめ、ちりめんじゃこ
じゃことそらまめのトマトおむすびのレシピ。ご飯が炊きあがった後にトマトソースや具材を混ぜ込みます。…
レシピを見る#8 海老と島そらまめ、春キャベツのペペロンチーノ
スパゲッティー、海老、島そらまめ、春キャベツ、ハンダマ、福富蓮根、プチトマト、オリーブオイル、にんにく、等
海老を使ったスパゲティのレシピ。島そら豆など野菜は、火入れの時間と入れるタイミングを変えて仕上がりを調整するのがプロならではのポイントです。…
レシピを見る#9 島そらまめの豆腐の真薯(しんじょ)蒸し
島そらまめ、絹ごし豆腐、はんぺん、天然塩、豆乳、生姜
島そらまめや絹ごし豆腐を使った真薯蒸しのレシピ。生地は絹ごし豆腐にはんぺんを加えてなめらかになるまで混ぜ合わせるのがポイントです。…
レシピを見る#10 そらまめとハンダマ 海老のロックフォールマリネ
そら豆、天使の海老、オリーブオイル、ロックフォールチーズ、ハンダマ、黒胡椒
沖縄食材のハンダマとブルーチーズのトッピングでいただく海老のソテーのレシピ。そら豆とエビは皮や殻をむかずに焼くと、柔らかく風味も損ないません。…
レシピを見る#11 島そらまめの冷製ポタージュとタルティーヌ
島そらまめ、エシャロット、バター、牛乳、塩胡椒、シェーブルチーズ、エシャレットシブレット、黒胡椒、パンドカンパーニュ、等
島そらまめをポタージュと「タルティーヌ」にしていただくレシピ。「タルティーヌ」とはフランス料理の一種で、パンにさまざまな具材をのせたオープンサンドイッチのことです。…
レシピを見る#12 安納芋と島そらまめのあんかけ御飯
安納芋、サラダ油、島そらまめ、ご飯、出汁、みりん、醤油、砂糖、片栗粉、等
安納芋とそら豆の甘みと旨味を餡で絡めたあんかけご飯のレシピ。甘みが強くねっとりとした食感の安納芋の素揚げと、濃厚な風味の茹でたそら豆を醤油風味の餡で和えて、ごはんに絡めます。…
レシピを見る#13 安納芋 島そらまめ ベーコン パプリカのトルティージャ
安納芋、島空豆、ベーコン、赤パプリカ、黄パプリカ、玉ねぎ、塩胡椒、オリーブオイル
安納芋と島そらまめを使ったスパニッシュオムレツのレシピ。「トルティージャ」とはスペイン版オムレツのことです。…
レシピを見る#14 お手軽ラヴィオリ~島そらまめのメッツァルーナ~
島そら豆、リコッタチーズ、胡椒、粉チーズ、餃子の皮、バター、セージ、粗挽き胡椒、パセリ、等
島そらまめを餃子の皮で包んだラヴィオリのレシピ。島そらまめはさやから取り出し、塩をして10分ほどおいておきます。…
レシピを見る#15 豆を美味しくたっぷり食べよう!色々お豆のビスマルク風
空豆、グリンピース、ひよこ豆、アンチョビ、オリーブオイル、こしょう、粉チーズ
卵と色々なお豆を使った、ビスマルク風のレシピ。温泉卵を作り、空豆やグリンピースを加熱して皮をむきます。…
レシピを見る#16 しっとり鶏胸肉のパワーサラダ
鶏むね肉、砂糖、空豆、ヤングコーン、ベビーリーフ、ミニトマト、紫キャベツ、キウイフルーツ、オリーブオイル、等
鶏胸肉に砂糖を揉み込んで、しっとり茹で上げたパワーサラダのレシピ。空豆とヤングコーンをグリルで焼いて、甘みを増した野菜を加えます。…
レシピを見る#17 そら豆とグリーンピースの洋風だしびたし
そら豆(さやなし)、グリーンピース(さやなし)、顆粒スープの素(洋風)、白ワイン、砂糖
そら豆とグリーンピースの洋風だしびたしレシピ。そのままはもちろん卵料理やサラダなど様々な料理に活用できます。…
レシピを見る#18 高野豆腐とえび、そら豆の卵とじ
高野豆腐、えび(殻付き)、そら豆(むき身)、片栗粉(水溶き)、しょうゆ、みりん、かつおだし
高野豆腐が主役のおかずレシピ。高野豆腐やえび、そら豆をシンプルな和風味でいただくレシピ。…
レシピを見る#19 そら豆の甘辛煮(園児のお弁当用)
そら豆(さやを取る)、しょうゆ、砂糖
そら豆を使った、簡単に作れる煮物のレシピ。シンプルな調味料で、そら豆の素材のうまみが存分に味わえます。…
レシピを見る#20 そら豆とキャベツのペペロンチーノ
そら豆(さやつき)、キャベツ、ベーコン(スライス)、スパゲッティ、オリーブオイル、にんにく(粗みじん切り)、赤唐辛子(小口切り)、しょうゆ
にんにくの香ばしい香りと、そら豆の心地よい苦味がよく合い、オリーブオイルが美味しさを引き立てます。少量のお醤油が、シンプルなペペロンチーノを格段に美味しく仕上げるポイントです。…
レシピを見る最後に、そらまめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「そらまめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 15.5 | g | |
└糖質 | 15.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.9 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「そらまめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 72.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「そらまめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 22 | mg | 普通 |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 2.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.39 | mg | 多い |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 150 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 240 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 240 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 20 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 18 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.46 | mg | 普通 |
ビオチン | 6.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 23 | mg | 多い |
廃棄部位: 種皮/廃棄率: さや入りの場合 80 %/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。