このページではそらまめのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
そらまめのカロリーは102kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Nadia
そらまめの可食部100gあたりのカロリーは、102kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中945位です。これは多い順にすると上位59%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでそらまめのカロリーを評価すると、221件中21位です。これは上位から9%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 102Kcal |
全体での評価 | 945位 / 1592件中(上位59%…やや低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 21位 / 221件中(上位9%…高い) |
そらまめはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜそらまめのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:Nadia
そらまめのカロリーはやや低い理由
そらまめのカロリーがやや低い理由は、以下の栄養データから明らかになります。
糖質の量が普通である
そらまめの糖質は可食部100gあたり15.6gと普通の量です。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そらまめの糖質量が普通であることから、カロリーがやや低い要因とは言えません。
食物繊維の量が多い
そらまめには可食部100gあたり2.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化器官の働きを促進し、便通を改善する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食べ過ぎを防ぐことができます。食物繊維の量が多いことから、そらまめは少量でも満足感を得ることができ、カロリーがやや低い要因となっています。
タンパク質の量が普通である
そらまめのタンパク質は可食部100gあたり10.9gと普通の量です。タンパク質は筋肉や組織の修復に必要な栄養素であり、エネルギー源としても機能します。そらまめのタンパク質量が普通であることから、カロリーがやや低い要因とは言えません。
脂質の量が低い
そらまめの脂質は可食部100gあたり0.2gと低い量です。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。そらまめの脂質量が低いことから、カロリーがやや低い要因となっています。
以上の栄養データから、そらまめのカロリーがやや低い理由は、食物繊維の量が多いことと脂質の量が低いことによると考えられます。そらまめは健康的な食材として、バランスの取れた食事に取り入れることがおすすめです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「そらまめ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 15.6g | 4 | 62.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.6g | 2 | 5.2kcal |
たんぱく質 | 10.9g | 4 | 43.6kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「そらまめ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、62.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
そらまめは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
そらまめは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、糖質量が少ないとされる「そらまめ」について、低糖質ダイエットに適しているのかについて考えてみましょう。
そらまめの糖質量は15.6g
まず、そらまめの糖質量についてですが、100gあたりの糖質量は15.6gとなっています。一般的な野菜と比べると、やや高めの糖質量と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することが目的です。そのため、糖質量の少ない食材を選ぶことが重要ですが、そらまめはその点で不向きと言えます。
そらまめの糖質量がやや高いため、低糖質ダイエットを行う際には、他の野菜を選ぶことが望ましいです。例えば、キャベツやほうれん草などは、糖質量が非常に低いため、積極的に摂取することができます。
また、そらまめは食物繊維が豊富であることも特徴ですが、それによっても糖質の吸収が抑えられるわけではありません。食物繊維は腸内環境を整える効果がありますが、糖質制限には直接的な影響を与えるわけではありません。
まとめ
そらまめは、糖質量が15.6gとやや高めであり、低糖質ダイエットには不向きと言えます。低糖質ダイエットを行う際には、他の糖質量の少ない野菜を選ぶことが重要です。そらまめは食物繊維が豊富であることも特徴ですが、それによっても糖質の吸収が抑えられるわけではありません。低糖質ダイエットを成功させるためには、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
そらまめは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Nadia
そらまめの低脂質成分に注目
そらまめは、野菜の一種でありながら低脂質な特徴があります。そらまめ100gあたりの脂質含有量はわずか0.2gと非常に低く、ダイエット中の方にとって魅力的な食材と言えるでしょう。
そらまめのダイエット効果
低脂質な食材を摂取することは、ダイエットを行う上で重要なポイントです。脂質は高カロリーであり、摂り過ぎると体重増加の原因となります。しかし、そらまめは低脂質ながらも栄養価が高く、食物繊維やビタミン、ミネラルなどを豊富に含んでいます。
そらまめのダイエット効果を高める食べ方
そらまめを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な調理方法や組み合わせが重要です。例えば、蒸したそらまめにレモンを絞って食べると、さっぱりとした味わいで満足感を得ることができます。また、そらまめをサラダやスープに加えることで、食事のボリューム感を高めることができます。
そらまめを活用したレシピ
そらまめを活用したレシピとしては、そらまめの煮物や炒め物、そらまめを使った豆乳スープなどがあります。これらのレシピは低脂質でありながらも栄養バランスが良く、ダイエット中の方におすすめです。ただし、調理方法によっては脂質が増えることもあるため、調理法には注意が必要です。
まとめ
そらまめは低脂質ながらも栄養価が高い野菜であり、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。適切な調理方法や組み合わせを考えることで、より効果的にダイエットをサポートすることができます。そらまめを上手に活用して、健康的な身体づくりを目指しましょう。
最後に、そらまめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「そらまめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 15.5 | g | |
└糖質 | 15.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 10.9 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「そらまめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 72.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「そらまめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 22 | mg | 普通 |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 2.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.39 | mg | 多い |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 150 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン | 240 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 240 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 20 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 18 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.46 | mg | 普通 |
ビオチン | 6.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 23 | mg | 多い |
廃棄部位: 種皮/廃棄率: さや入りの場合 80 %/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。