このページでは、きのこのきくらげを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
きくらげのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはきくらげの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 71.1 | g | |
└糖質 | 17.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 57.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.9 | g | 普通 |
脂質 | 2.1 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、きのこ分類に所属する正式名称「(きくらげ類) きくらげ 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、きくらげがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
きくらげはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
きくらげとは?どんな食材?
きくらげは、食材の一つであり、日本料理や中華料理でよく使用される食材です。その特徴は、黒い色と薄い形状であり、乾燥させて保存されています。
きくらげの食感
きくらげは、食べるときの食感が特徴的です。水に戻すと、もちもちとした食感になります。噛むと、少し歯ごたえがありますが、柔らかくなるため、食べやすくなります。
きくらげの味と風味
きくらげは、ほとんど味がありませんが、他の具材や調味料と一緒に調理することで、他の食材の旨味を引き立てる役割を果たします。また、きくらげには独特の風味があり、料理に深みを与えることができます。
以上のように、きくらげは黒い色と薄い形状が特徴であり、もちもちとした食感があります。味はほとんどありませんが、他の食材との相性が良く、料理に深みを与えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はきくらげがダイエットにどう役立つか説明します!
きくらげはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 食物繊維が多い
きくらげは食物繊維が多く含まれています。可食部100gあたりの食物繊維の量は57.4gです。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、ダイエットや健康な食事に役立ちます。
2. カロリーが平均的
きくらげは可食部100gあたり216kcalのカロリーがあります。このカロリーは平均的な範囲に収まっています。カロリーが適度であるため、食事のバランスを考えた健康的な食事に取り入れることができます。
3. 塩分が低い
きくらげは可食部100gあたり0.1gの塩分が含まれています。塩分の摂り過ぎは高血圧や体の水分バランスの乱れの原因となりますが、きくらげは塩分が低いため、塩分制限のある方や健康を意識している方に適しています。
以上のように、きくらげは食物繊維が多く、カロリーが平均的で塩分が低いため、健康的な食事に役立つ食材です。食物繊維の効果により腸内環境を整え、ダイエットや健康な食事にも適しています。また、カロリーが平均的で塩分が低いため、バランスの取れた食事を心掛けることができます。
おすすめ:きくらげのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
きくらげに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. ミネラルが豊富
きくらげは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどのミネラルが多く含まれています。特にカリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、鉄などは多い量が含まれており、健康維持に役立ちます。
2. ナトリウムの含有量が低い
きくらげに含まれているナトリウムは、可食部100gあたり59 mgと比較的少ないです。ナトリウムの摂り過ぎは健康に悪影響を及ぼすことがありますが、きくらげはその点で安心して摂取することができます。
3. ミネラルバランスが良い
きくらげに含まれるミネラルはバランスが良く、特にカリウムとナトリウムの比率が良いです。カリウムは体内の水分バランスを調整し、ナトリウムは血圧の調整に関与しています。きくらげのミネラルバランスは、健康な生活をサポートするために重要です。
以上のように、きくらげはミネラルが豊富であり、ナトリウムの含有量が低く、ミネラルバランスが良い食材です。健康を考えた食事に取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取ができるでしょう。
きくらげに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
きくらげのビタミンの特徴
- ビタミンDの含有量が多い
- ビタミンB1の含有量が多い
- ビタミンB2の含有量が多い
ビタミン含有量のデータ
きくらげの可食部100gあたりのビタミン含有量は以下の通りです。
- ビタミンD:85 μg(多い)
- ビタミンB1:0.19 mg(多い)
- ビタミンB2:0.87 mg(多い)
- ナイアシン:3.2 mg(多い)
- ビタミンB6:0.1 mg(普通)
- パントテン酸:1.14 mg(多い)
- ビオチン:27 μg(多い)
なお、きくらげにはビタミンA、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はきくらげの使用例としてレシピをご紹介します。
きくらげを使ったレシピ20選!
#1 豚こま×白菜のおかずならこれ!生きくらげを入れた本格中華丼
ごはん、豚こま切れ肉、白菜、人参、青梗菜、生きくらげ、生姜、ごま油、濃口醤油、等
豚こまと白菜、生きくらげを使った中華丼のレシピ。生姜とごま油で炒めた豚肉に、生キクラゲと青梗菜を加えて炒めます。…
レシピを見る#2 厚揚げときくらげの甜麺醤炒め
厚揚げ、きくらげ(乾)、ねぎ、ごま油、鶏ガラスープ、甜麺醤(テンメンジャン)、しょうゆ、みりん
厚揚げときくらげを使った、主菜になる中華風炒めもののレシピ。厚揚げは味が良く絡むように、薄めの1.5センチ厚にカットします。…
レシピを見る#3 きゅうりときくらげの和え物
きゅうり、きくらげ(乾)、しょうが(小)、ごま油、しょうゆ、料理酒、こしょう
ごま油の香ばしい香り広がる、きゅうりときくらげの和え物のレシピ。作り方は食材を切り、フライパンで熱したら完成するので、お手軽に作れる一品です。…
レシピを見る#4 きくらげとアスパラガスの台湾風マヨソース和え
グリーンアスパラガス、きくらげ、ごま油、ラー油、砂糖、しょうゆ、キユーピーハーフ
きくらげとアスパラガスを使用した、簡単に作れる和え物のレシピ。アスパラガスのシャキシャキの歯応えと、きくらげのコリコリ食感がクセになる一品です。…
レシピを見る#5 ゆで鶏といんげん・きくらげの中華和えアレンジサンドイッチ
ゆで鶏といんげんきくらげの中華和え、食パン(角食)、マヨネーズ
常備菜で作るサンドイッチのレシピ。中華風に味付けされた常備菜をマヨネーズを活用してサンドイッチの具にするアレンジレシピ。…
レシピを見る#6 生きくらげとふわふわたまごのマヨソテー
生きくらげ、長ねぎ、にら、しょうゆ、豆板醤、砂糖(上白糖)、キユーピーマヨネーズ
生きくらげと卵を使用した、フライパン1つで作れるソテーのレシピ。卵のフワッとした優しい食感に、きくらげのコリコリの歯応えがアクセントを加えています。…
レシピを見る#7 鶏ささみときくらげの豆乳茶碗蒸し
鶏ささみ、むきえび、きくらげ、豆乳
卵液に豆乳を加えた、クリーミーで優しい味の茶碗蒸しレシピ。具材はささみやえびなどの低カロリーな食材を使用して、あっさりとした味わいに仕上げています。…
レシピを見る#8 春雨ときくらげの中華風サラダ
春雨、きくらげ、きゅうり、かにかま、ごま油、しょうゆ、砂糖、白ごま
春雨を使った定番の中華風サラダのレシピ。定番のごま油と酢じょうゆで作ったドレシッングが食欲をそそります。…
レシピを見る#9 ゆで鶏といんげん・きくらげの中華和え
鶏肉(むね)、いんげん豆、きくらげ、白ねぎ(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、赤唐辛子(輪切り)、ごま(すったもの)、ラー油、砂糖、等
いんげん豆ときくらげ、ゆで鶏を合わせ、中華和えにしていただくレシピ。程よい酸味や風味、ピリッと辛みもある中華味の和え衣が味の決め手となる一品です。…
レシピを見る#10 鶏むね肉ときくらげとトマトの甘酢炒め
鶏むね肉、片栗粉、きくらげ(乾)、トマト(中)、溶き卵、サラダ油、青ねぎ(小口切り)、しょうゆ、みりん、等
鶏むね肉とトマトを使ったおかずレシピ。鶏むね肉とトマト、きくらげを炒めて和風調味料で甘辛く味付けます。…
レシピを見る#11 白きくらげのコンポート
きくらげ(白)、氷砂糖、バニラビーンズ、シナモン(スティック)、レモン、ヨーグルト
白きくらげを活かしたデザートのレシピ。コンポートといえば、りんごや桃などの果物を使ったものが一般的ですが、こちらのレシピでは白きくらげを使います。…
レシピを見る#12 梨と白きくらげの氷砂糖煮
きくらげ(白・乾燥)、氷砂糖、レモン汁
梨と白きくらげを使った氷砂糖煮のレシピ。白きくらげのコリコリとした食感が楽しい見た目も爽やかなデザートです。…
レシピを見る#13 ゆで鶏といんげん・きくらげの中華和え入りの春巻き
ゆで鶏といんげんきくらげの中華和え、春雨、春巻の皮、ごま油
常備菜「ゆで鶏といんげん・きくらげの中華和え」のアレンジレシピ。常備菜の中華和えにと春雨を加えて炒め、子供にも大人にも人気のある春巻きにアレンジしています。…
レシピを見る#14 中華風!食感が楽しい"アボカド&きくらげのマリネ"
アボカド、きくらげ、米酢、醤油、オイスターソース、砂糖、胡麻油、すり胡麻、小ねぎ、等
アボカドときくらげを使った、副菜代わりにもなるおつまみのレシピ。クリーミーな舌触りのアボカドに、コリコリとした食感のきくらげが混ざって食感の違いを楽しめます。…
レシピを見る#15 もやしときくらげのナムル風
もやし、きくらげ、白すりごま、おろしにんにく、しょうゆ、ごま油
もやしときくらげを使用した、おつまみにもなるナムル風のレシピ。もやしのシャキシャキの歯応えと、きくらげのコリコリ食感がアクセントになる一品です。…
レシピを見る#16 心地よい食感と卵の旨味をシンプルに味わう"卵と豆苗、きくらげの炒め物"
豆苗、きくらげ、サラダ油、胡椒
短時間で作れるシンプルな炒め物のレシピ。卵だけで炒めて取り出しておき、後で他の具材と炒め合わせることで、卵の存在感をしっかり残すことができます。…
レシピを見る#17 レタス・卵・きくらげの三色中華風炒め物
レタス、きくらげ(乾燥)、白ねぎ、しょうが、ごま油、こしょう、オイスターソース、砂糖
レタスときくらげを使用した、簡単に作れる炒め物のレシピ。レタスのシャキシャキ食感と、きくらげのコリコリとした歯応えがアクセントになる一品です。…
レシピを見る#18 きくらげのピリ辛炒め
きくらげ、豆板醤、ごま油、しょうゆ、みりん、白ごま
きくらげと豆板醤を使用した、おつまみにもなる炒めもののレシピ。きくらげのコリコリとした食感がアクセントになる一品です。…
レシピを見る#19 トマト・きくらげ・玉子の炒めもの
ミニトマト、青ねぎ、きくらげ、こしょう、マヨネーズ、サラダ油、しょうゆ
きくらげと玉子を使用した、簡単に作れる炒めもののレシピ。玉子のふわっと柔らかい口当たりと、きくらげのコリコリとした歯応えがアクセントになります。…
レシピを見る#20 今が旬!生きくらげと春雨と卵の絶品和え
生きくらげ、緑豆春雨、マヨネーズ、ポン酢、鶏がらスープの素砂糖、ごま油、塩こしょう、白いりごま
ヘルシーなきくらげと春雨を使ったもう一品欲しいときに簡単に作れるおかずのレシピ。きくらげのコリコリ食感と卵のふわふわとした食感を楽しめるコク旨なメニュー。…
レシピを見る最後に、きくらげの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きくらげ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 71.1 | g | |
└糖質 | 17.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 57.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.9 | g | 普通 |
脂質 | 2.1 | g | 普通 |
「きくらげ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.0 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「きくらげ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 59 | mg | 普通 |
カリウム | 1000 | mg | 多い |
カルシウム | 310 | mg | 多い |
マグネシウム | 210 | mg | 多い |
リン | 230 | mg | 多い |
鉄 | 35.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.31 | mg | 多い |
マンガン | 6.18 | mg | 多い |
ヨウ素 | 7 | μg | 多い |
セレン | 9 | μg | 多い |
クロム | 27 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 85.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.87 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.14 | mg | 多い |
ビオチン | 27.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 栽培品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。