このページではきくらげのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
きくらげのカロリーは216kcal(100gあたり)!これってどうなの?
きくらげの可食部100gあたりのカロリーは、216kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中558位です。これは多い順にすると上位35%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「きのこ」ジャンルのできくらげのカロリーを評価すると、24件中3位です。これは上位から12%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 216Kcal |
全体での評価 | 558位 / 1592件中(上位35%…平均的) |
「きのこ」ジャンル内での評価 | 3位 / 24件中(上位12%…高い) |
きくらげはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜきくらげのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜきくらげのカロリーは平均的のか?
「きくらげ」は、可食部100gあたり216kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。では、なぜきくらげのカロリーは平均的なのでしょうか?以下の栄養データを参照しながら、その理由について考えてみましょう。
カロリー
きくらげは、可食部100gあたり216kcalのカロリーを含んでいます。この値は他の食材と比較して平均的と評価されています。カロリーは、食物を消化し、エネルギーとして利用するために必要な量を示す指標です。きくらげのカロリーが平均的であることは、一般的な食事の中でバランスの良いエネルギー摂取を提供することを意味しています。
糖質
きくらげは、可食部100gあたり17.1gの糖質を含んでいます。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。糖質は、体内でエネルギーとして利用される主要な栄養素です。きくらげの糖質量が普通であることは、バランスの良い食事において適切なエネルギー供給を提供することを示しています。
食物繊維
きくらげは、可食部100gあたり57.4gの食物繊維を含んでいます。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。食物繊維は、腸内の健康をサポートし、便通を改善するために重要な役割を果たします。きくらげが多くの食物繊維を含んでいることは、食事の中で十分な食物繊維を摂取するために役立つことを示しています。
タンパク質
きくらげは、可食部100gあたり7.9gのタンパク質を含んでいます。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。タンパク質は、体の組織の修復や成長に必要な栄養素です。きくらげのタンパク質量が普通であることは、バランスの良い食事において適切なタンパク質摂取をサポートすることを示しています。
脂質
きくらげは、可食部100gあたり2.1gの脂質を含んでいます。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。脂質は、エネルギー供給や脂溶性ビタミンの吸収に重要な役割を果たす栄養素です。きくらげの脂質量が普通であることは、バランスの良い食事において適切な脂質摂取を提供することを示しています。
以上の栄養データを考慮すると、きくらげのカロリーが平均的である理由は、他の栄養素とのバランスが取れており、一般的な食事において適切な栄養摂取をサポートするからです。きくらげは、カロリーだけでなく、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質といった栄養素のバランスも考慮すると、健康的な食事に取り入れることができる食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「きくらげ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 17.1g | 4 | 68.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 57.4g | 2 | 114.8kcal |
たんぱく質 | 7.9g | 4 | 31.6kcal |
脂質 | 2.1g | 9 | 18.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「きくらげ」のカロリー内訳です。一番多いのは食物繊維で、114.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
きくらげは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
きくらげは、低糖質ダイエットに使える?
「きくらげは低糖質ダイエットに不向き」ということが言われていますが、その理由をご説明いたします。
きくらげの糖質量は17.1gで高め
まず、きくらげの糖質量は17.1gと、他のきのこに比べてやや高めです。低糖質ダイエットを行う際には、糖質摂取量を制限する必要がありますので、この点は注意が必要です。
きくらげは食物繊維が多いが
また、きくらげには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進するなどの効果がありますが、同時に糖質の吸収を遅らせる作用もあります。そのため、糖質を制限したい場合には、食物繊維の多いきくらげを摂取することは避けるべきです。
代わりに選ぶべききのこ
低糖質ダイエットを行う場合には、きくらげの代わりに糖質量の少ないきのこを選ぶことがおすすめです。例えば、しいたけやまいたけ、えのきたけなどは糖質量が比較的低く、ダイエットに適しています。
まとめ
きくらげは糖質量が17.1gと高めであり、低糖質ダイエットには不向きです。食物繊維が多いため、糖質の吸収を遅らせる作用がありますが、同時に糖質の制限をする際には避けるべきです。代わりに、糖質量の少ないきのこを選びましょう。
きくらげは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キューピー
きくらげは、低脂質ダイエットに使える?
きくらげは、低脂質ダイエットに少し効果的
きくらげは、日本料理や中華料理でよく使われるきのこの一種です。その特徴は、低脂質であることです。きくらげ100gあたりの脂質は2.1gと非常に少なく、ダイエット中の方にとっては魅力的な食材と言えます。
きくらげの低脂質効果
きくらげは、主に水分で膨らむ性質があります。そのため、少量でも満腹感を得ることができます。また、低脂質であるため、カロリーを抑えながら食べることができます。ダイエット中は、カロリー制限が必要なため、きくらげを積極的に取り入れることで、満足感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
きくらげの栄養価
きくらげは、低脂質だけでなく、他の栄養素も含まれています。特に食物繊維やミネラルが豊富であり、腸内環境の改善や健康維持に役立ちます。また、きくらげにはビタミンDが含まれており、骨や歯の健康にも良い影響を与えます。
きくらげの食べ方
きくらげは、乾燥した状態で販売されていることが一般的です。食べる前に水で戻してから調理することが一般的ですが、時間がない場合は熱湯に浸して戻すことも可能です。きくらげは、煮物や炒め物、サラダなど様々な料理に使うことができます。そのまま食べることもできますが、味を引き立てるために調味料と一緒に炒めることをおすすめします。
まとめ
きくらげは、低脂質で満腹感を得られる食材です。ダイエット中の方にとっては、カロリー制限をしながら満足感を得たいというニーズに応えることができます。また、栄養価も高く、健康維持にも役立ちます。日本料理や中華料理に取り入れることで、バランスの良い食事を楽しむことができます。ぜひ、きくらげを活用して、低脂質ダイエットをサポートしましょう。
最後に、きくらげの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きくらげ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 216 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 71.1 | g | |
└糖質 | 17.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 57.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 7.9 | g | 普通 |
脂質 | 2.1 | g | 普通 |
「きくらげ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.0 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「きくらげ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 59 | mg | 普通 |
カリウム | 1000 | mg | 多い |
カルシウム | 310 | mg | 多い |
マグネシウム | 210 | mg | 多い |
リン | 230 | mg | 多い |
鉄 | 35.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.31 | mg | 多い |
マンガン | 6.18 | mg | 多い |
ヨウ素 | 7 | μg | 多い |
セレン | 9 | μg | 多い |
クロム | 27 | μg | 多い |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 85.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.87 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.14 | mg | 多い |
ビオチン | 27.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
試料: 栽培品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。