このページでは、果物の梨を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
梨のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは梨の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 11.3 | g | |
└糖質 | 9.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(なし類) 日本なし 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、梨がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
梨はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
梨とは?どんな食材?
梨は、甘くてみずみずしい果物です。その形状は丸くて、色は黄色や緑色が一般的です。梨は、秋から冬にかけて旬を迎え、多くの人に愛されています。
梨の特徴
梨は、柔らかくて水分が豊富な果肉を持っています。そのため、噛むとジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。また、梨は独特の香りを持ち、爽やかな甘さが特徴です。
梨の栄養価
梨には、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高める働きがあり、食物繊維は腸内環境を整える効果があります。また、梨にはカリウムやマグネシウムも含まれており、体内の水分バランスを調整する効果も期待できます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は梨がダイエットにどう役立つか説明します!
梨はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. 低カロリーでダイエットに適している
梨は可食部100gあたりで38kcalと非常に低カロリーです。この低カロリーな特徴から、梨はダイエット中の方にとって理想的な食材と言えます。ダイエット中は摂取カロリーを制限することが重要ですが、梨を食べることで満腹感を得ることができ、カロリーコントロールがしやすくなります。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
梨には可食部100gあたりで9gの糖質が含まれています。この糖質量は低いと言えます。糖質の摂取が過剰になると血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えてしまうことがありますが、梨の糖質は低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。そのため、糖尿病予防や血糖値の管理に役立つ食材として適しています。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
梨には可食部100gあたりで0.9gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を改善し、便秘の予防や改善に効果があります。また、食物繊維は食べ物の消化を遅らせるため、満腹感を持続させる効果もあります。そのため、梨を摂取することで腸内環境の改善や満腹感の維持に役立ちます。
以上のように、梨は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低いため血糖値の上昇を抑える効果があります。さらに、食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果もあります。これらの栄養データから、梨は健康的な食事に取り入れることで、ダイエットや血糖値管理、腸内環境の改善に役立つことがわかります。
おすすめ:梨のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
梨に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. カリウムが豊富
梨の栄養データを見ると、可食部100gあたりにはカリウムが140mg含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートする重要な栄養素です。梨を摂取することで、カリウムの補給が期待できます。
2. カルシウムや鉄などの無機質栄養素は低い
梨の栄養データを見ると、可食部100gあたりにはカルシウムや鉄などの無機質栄養素が低い量しか含まれていません。これらの栄養素は骨や血液の健康に重要な役割を果たしていますが、梨を摂取するだけでは十分な量を摂ることはできません。他の食材と組み合わせてバランスの取れた食事を摂ることが大切です。
3. ナトリウムや亜鉛などはほとんど含まれていない
梨の栄養データを見ると、可食部100gあたりにはほとんどナトリウムや亜鉛などの栄養素が含まれていません。これらの栄養素は体内の機能に関与しており、適切な摂取が必要ですが、梨を摂取するだけでは十分な量を摂ることはできません。他の食材からこれらの栄養素を摂取する必要があります。
以上のように、梨はカリウムが豊富であり、カルシウムや鉄などの無機質栄養素は低い量しか含まれていません。また、ナトリウムや亜鉛などの栄養素はほとんど含まれていません。梨を摂取する際には、他の食材と組み合わせてバランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
梨に含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
梨のビタミンの特徴
梨に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
ビタミンEの特徴
梨に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみで0.1 mg含まれています。ただし、量は低いです。ビタミンEは、抗酸化作用を持ち、細胞を酸化から守る働きがあります。また、免疫力を向上させる効果もあると言われています。
ビタミンKの特徴
梨に含まれるビタミンKは、5 μg含まれており、普通の量です。ビタミンKは、血液の凝固を助ける働きがあります。また、骨の健康を保つためにも必要な栄養素です。
ビタミンCの特徴
梨に含まれるビタミンCは、3 mg含まれており、多い量です。ビタミンCは、抗酸化作用を持ち、免疫力を高める効果があります。また、コラーゲンの生成を促進し、肌の健康維持にも役立ちます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は梨の使用例としてレシピをご紹介します。
梨を使ったレシピ20選!
#1 梨の大量消費!白ワインで爽やか「梨のコンポート」
クローブ、シナモンスティック、グラニュー糖、白ワイン、レモンジュース
梨を使った、梨のコンポートのレシピ。白ワインやスパイスを使ったコンポート液で梨を煮ます。…
レシピを見る#2 梨とモッツァレラチーズのシンプルサラダ
モッツアレラチーズ、サニーレタス、白ワインビネガー、オリーブ油、粗挽き黒こしょう
梨とモッツアレラチーズを使用したシンプルサラダ。シャキシャキとした梨の食感と、モッツアレラチーズの柔らかさの対比が心地良いバランス。…
レシピを見る#3 梨と白きくらげの氷砂糖煮
きくらげ(白・乾燥)、氷砂糖、レモン汁
梨と白きくらげを使った氷砂糖煮のレシピ。白きくらげのコリコリとした食感が楽しい見た目も爽やかなデザートです。…
レシピを見る#4 洋梨入り豆乳レアチーズケーキ
洋梨(缶詰)、豆乳、クリームチーズ、粉ゼラチン、グラニュー糖、ヨーグルト、ブランデー
洋梨のフレッシュな香り広がる、豆乳レアチーズケーキのレシピ。豆乳とクリームチーズを混ぜ合わせた濃厚でまろやかなケーキに、洋梨のねっとりした甘みがアクセントになります。…
レシピを見る#5 洋梨のクリームチーズパイ
パイシート(冷凍)、卵白、グラニュー糖、クリームチーズ、洋梨(缶・約400g)、ミント、卵黄、グラニュー糖、しょうゆ、等
洋梨を活用した、クリームチーズパイのレシピ。クリームチーズのなめらかで酸味ある味に、洋梨のさわやかな甘みがアクセントに。…
レシピを見る#6 アイスクリームの洋梨ソースかけ
バニラアイスクリーム、洋梨(缶詰・約400g)、コアントロー
アイスクリームに洋ナシのピューレをかけて作るデザートレシピ。洋梨の缶詰をオレンジの香りが漂うコアントローと共に混ぜることで本格的なデザートの味わいになります。…
レシピを見る#7 今だけのお楽しみ"洋梨のクラフティ"
洋梨、グラニュー糖、レモン汁、薄力粉、生クリーム、コアントロー、粉糖
洋梨のコンポートから作る、フランスのお菓子「クラフティ」のレシピ。カスタード生地に、シロップで煮た洋梨を加えてオーブンで焼き上げます。…
レシピを見る#8 子供もパクパク!梨とにんじんのラペ
にんじん、オリーブオイル、砂糖、白だし、刻みパセリ
にんじんと梨を使った、副菜やサンドイッチの具にピッタリな「ラペ」のレシピ。ラペとはフランス語で千切りや細切りを意味します。…
レシピを見る#9 洋梨のタルト
無塩バター、粉糖、薄力粉、バニラエッセンス、アーモンドプードル、洋梨、スライスアーモンド、ピスタチオ、アプリコットジャム、等
洋梨をたっぷり乗せた本格的なタルトです。バターの風味とサクサク食感がおいしいタルト生地にアーモンドクリームを詰め、洋梨とスライスアーモンドを乗せて香ばしく焼き上げました。…
レシピを見る#10 ホットケーキミックスで! 梨のキャラメルタルト
砂糖、無塩バター、薄力粉、サラダ油
梨をふんだんに使った本格的なキャラメルタルトのレシピ。キャラメル風味に味付けをした梨は豊かな香りとでほろ苦さが特徴的。…
レシピを見る#11 秋に食べたい♡しっとり洋梨のタルト
タルト生地、無塩バター、グラニュー糖、薄力粉、卵黄、クレームダマンド、アーモンドプードル、みりん、洋梨、等
洋梨を使った、おしゃれなタルトのレシピ。洋梨とタルト生地の間には濃厚なクレームダマンドをはさみ、味わいも本格的です。…
レシピを見る#12 風味広がる♪ 梨のカルダモンジャム
砂糖、レモン汁、カルダモン
このレシピは梨を使った風味豊かなジャムの作り方です。梨の優しい甘みにカルダモンを加えることで、一味違った味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#13 梨のフレッシュサラダ
サニーレタス、カッテージチーズ、レーズン、オリーブオイル、リンゴ酢、砂糖、粒マスタード、塩コショウ、ケッパー、等
このレシピは、梨を使ったフレッシュサラダです。梨を縦4~6つに切り、サニーレタスを食べやすい大きさにちぎり、レーズンを柔らかくして、カッテージチーズやレーズンを散らしておしゃれなサラダを作ることができます。…
レシピを見る#14 しっとりジューシー♪ 梨のコンポートケーキ
砂糖、レモン汁、無塩バター、薄力粉、ベーキングパウダー
このレシピは梨を使ったコンポートケーキです。梨の風味がとってもさわやかで、ヨーグルトを入れることでしっとりとした生地になります。…
レシピを見る#15 梨のソイラッシー
プレーンヨーグルト、豆乳、ハチミツ
このレシピは、旬の梨を使った爽やかなソイラッシーです。プレーンヨーグルトと豆乳を加えることで、まろやかな味わいに仕上がります。…
レシピを見る#16 おもてなしに♪ 梨の生ハム巻き
オリーブオイル、黒こしょう
このレシピは梨と生ハムを使ったおもてなし料理です。梨の甘みと生ハムの塩気が絶妙なハーモニーを作り出します。…
レシピを見る#17 栄養たっぷり!梨のパイ 冷凍パイシートで簡単
砂糖、レモン汁、冷凍パイシート、卵黄、グラニュー糖、シナモンパウダー
梨を使った、冷凍パイシートで簡単に作れるパイのレシピ。梨のソテーを冷凍パイシートに乗せてオーブンで焼くだけのお手軽な一品です。…
レシピを見る#18 ふわっと軽い仕上がり♪ 梨のソーダシャーベット
サイダー、レモン汁、砂糖
このレシピは梨を使ったさっぱりとしたシャーベットの作り方です。梨はすりおろして食感を楽しむことができます。…
レシピを見る#19 相性ぴったり♡ 梨チョコケーキ
洋梨、砂糖、レモン汁、ミルクチョコレート、無塩バター、薄力粉、ベーキングパウダー
このレシピは梨を使った濃厚なチョコレートケーキの作り方です。洋梨のジューシーさとチョコレートの濃厚さが相性ぴったりで、最後まで飽きずに楽しめます。…
レシピを見る#20 洋梨とチーズの前菜
洋梨、カマンベールチーズ、メープルシロップ、ミントの葉
このレシピは洋梨とカマンベールチーズを使った前菜料理です。洋梨を軸を切り取って皮をむき、半分のくし切りにして食べやすい大きさにスライスし、器に盛り、カマンベールチーズを小さく切ってのせます。…
レシピを見る最後に、梨の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「梨」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 38 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 11.3 | g | |
└糖質 | 9.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.9 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「梨」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 88.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「梨」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 2 | mg | 低い |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 11 | mg | 低い |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (5) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | Tr | mg | 無し |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | 0.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
廃棄部位: 果皮及び果しん部
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。