このページでは、卵のポーチドエッグを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ポーチドエッグのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはポーチドエッグの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 145 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.3 | g | 普通 |
脂質 | 11.7 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、卵分類に所属する正式名称「鶏卵 全卵 ポーチドエッグ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ポーチドエッグがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ポーチドエッグはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ポーチドエッグとは?どんな食材?
ポーチドエッグは、卵料理の一つであり、卵をゆでずにそのまま湯に落として調理する方法です。外側は白身がもちもちとした食感で、中は半熟の黄身がとろりとした口当たりが特徴です。
ポーチドエッグの特徴1:外側のもちもち感
ポーチドエッグの特徴の一つは、外側の白身がもちもちとした食感です。湯に落とすことで白身が包まれ、形を保ちつつも柔らかく仕上がります。このもちもち感が、ポーチドエッグを他の卵料理とは一線を画す特徴となっています。
ポーチドエッグの特徴2:中のとろりとした黄身
ポーチドエッグのもう一つの特徴は、中の黄身が半熟でとろりとした口当たりです。湯に落とすことで白身が固まりつつも、黄身は半熟のまま保たれます。このとろりとした黄身が、ポーチドエッグの美味しさを引き立てています。
ポーチドエッグの特徴3:シンプルで上品な味わい
ポーチドエッグは、シンプルな調理法でありながら、上品な味わいを持っています。卵本来の風味や濃厚な黄身の味わいがしっかりと感じられ、他の具材や調味料との相性も良いです。これにより、ポーチドエッグは多くの料理に合わせやすく、幅広い食事のシーンで楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はポーチドエッグがダイエットにどう役立つか説明します!
ポーチドエッグはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
ポーチドエッグの栄養データを見ると
ポーチドエッグは、可食部100gあたりで145kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは平均的な量です。
炭水化物と糖質について
ポーチドエッグは、炭水化物が0.2gであり、糖質が3.9gです。炭水化物の量は非常に少なく、糖質もかなり低いです。これは、糖質制限を行っている方や糖質を抑えたい方にとっては適した食材と言えます。
タンパク質について
ポーチドエッグは、タンパク質が12.3g含まれています。タンパク質は普通の量です。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。また、食事の満腹感を与えるため、ダイエット中の方にもおすすめの食材です。
脂質について
ポーチドエッグは、脂質が11.7g含まれています。脂質の量は多めですが、健康に必要な脂質も含まれています。脂質はエネルギー源として利用されるだけでなく、体温調節やビタミンの吸収にも関与しています。
塩分について
ポーチドエッグは、塩分が0.3g含まれています。塩分の量は普通です。塩分は体液のバランスを保つために必要ですが、摂りすぎると高血圧や腎臓疾患のリスクが高まることもあります。適度な摂取量を心がけましょう。
以上のように、ポーチドエッグは炭水化物や糖質が少なく、タンパク質や脂質を含んでいます。これらの栄養素は健康的な食事に欠かせないものであり、バランスの取れた食事に役立ちます。特に糖質制限を行っている方やダイエット中の方にとっては、ポーチドエッグは適した食材と言えるでしょう。ただし、塩分の摂りすぎには注意が必要です。
おすすめ:ポーチドエッグのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ポーチドエッグに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
ポーチドエッグの特徴
ポーチドエッグは、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カルシウムが多い
ポーチドエッグは、可食部100gあたりに55mgのカルシウムを含んでいます。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、ポーチドエッグを摂取することでカルシウムの補給ができます。
2. リンが多い
ポーチドエッグには、可食部100gあたりに200mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、カルシウムと一緒に働いて体内の骨や歯の健康を保つ役割があります。
3. 鉄が多い
ポーチドエッグには、可食部100gあたりに2.2mgの鉄が含まれています。鉄は赤血球の生成や酸素の運搬に関与しており、貧血の予防や免疫力の向上にも役立ちます。
以上のように、ポーチドエッグはカルシウムやリン、鉄といった無機質栄養素が豊富に含まれており、骨や歯の健康維持や貧血予防に役立つ食材と言えます。
ポーチドエッグに含まれるビタミンを解説!
引用元:ソラレピ
1. ビタミンA
ポーチドエッグに含まれるビタミンAは、レチノールが160 μgで多く、β-カロテンが3 μgで普通の量です。また、β-クリプトキサンチンやβ-カロテン当量も多く含まれています。これらの成分は、視力の維持や免疫力の向上に役立つとされています。
2. ビタミンD
ポーチドエッグにはビタミンDが0.9 μg含まれており、多い量です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、骨の健康維持に重要な役割を果たします。
3. ビタミンE
ポーチドエッグに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが1 mgで普通の量です。また、γ-トコフェロールも0.6 mgで多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があると言われています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はポーチドエッグの使用例としてレシピをご紹介します。
ポーチドエッグを使ったレシピ20選!
#1 ポーチドエッグがとろり!オリジナルドレッシングと食パンクルトンで作るカフェ風シーザーサラダ
マヨネーズ、にんにくすりおろし、牛乳、粒マスタード、ベーコン、ロメインレタス、食パン、パルメザンチーズ、黒コショウ、等
ポーチドエッグがとろり!オリジナルドレッシングで作るカフェ風シーザーサラダのレシピ。マヨネーズ、にんにく、牛乳、粒マスタードを混ぜたドレッシングで、ロメインレタスとベーコンを和えます。…
レシピを見る#2 アスパラのグリル焼き〜ポーチドエッグのせ〜
アスパラ、オリーブオイル、黒こしょう、オリーブオイル、黒こしょう、乾燥パセリ
アスパラと卵を使った、インパクト抜群なグリル焼きのレシピ。グリルでアスパラを丸っと焼き上げて。…
レシピを見る#3 ポーチドエッグ
キャベツ、にんじん、ケチャップ
お好みのポーチドエッグを作ってアレンジできそうです。新鮮な卵を使う事がポイント、ポーチドエッグの完成度が違います。…
レシピを見る#4 見た目も華やか!アスパラのソテーポーチドエッグのせのレシピ
アスパラガス、オリーブオイル、ニンニク、胡椒(黒)、粉チーズ
ガーリック風味のアスパラガスソテーに「ポーチドエッグ」を添えていただくレシピ。仕上げに粉チーズを振って、白ワインのお供にもぴったりです。…
レシピを見る#5 ポーチドエッグボウル バリエーションマヨソース
ご飯、ベビーリーフ、中濃ソース、白ごま(すり)、ツナ(缶詰)、めんつゆ、キユーピーマヨネーズ、長ねぎ、牛乳、等
お好みのソースをかけていただく、丼のレシピ。ポーチドエッグと野菜をのせたご飯に、マヨネーズを混ぜた6種類のソースをかけて楽しむことができます。…
レシピを見る#6 推理作家の高橋克彦さんとポーチドエッグ。
カニ肉、たまねぎ、にんにく、マッシュルーム、生クリーム、小麦粉、バター、ポーチドエッグ、卵黄、等
魅力卵料理2種のレシピ。新鮮で上質な卵でつくるポーチドエッグは、まさに至福の味わい。…
レシピを見る#7 豚ヒレ肉の照り焼き~ポーチドエッグ載せ~
豚ヒレ肉、こしょう、タレ、しょうゆ、みりん、ブロッコリー、サラダ油
甘辛てりやきと卵の人気な組み合わせレシピ。さっぱりなヒレ肉にてりやきの濃いめの味付けをすることで食べごたえが出ます。…
レシピを見る#8 2色アスパラガスのポーチドエッグソース
アスパラガス、ホワイトアスパラガス、ベーコン、アンチョビフィレ、味噌、粉チーズ、黒コショウ
ホワイトとグリーン、2色のアスパラガスが主役を張るレシピのご紹介です。シンプルに塩ゆでしたアスパラガスに、アンチョビと味噌で作った濃厚なソースと、ポーチドエッグを絡めていただきます。…
レシピを見る#10 ポーチドエッグのポテトサラダ
じゃがいも、マヨネーズ、こしょう、黒こしょう
じゃがいもと卵だけを使った朝食にもおすすめなポテトサラダのレシピ。ポーチドエッグと固ゆで卵の二種類を作ります。…
レシピを見る#11 ウズラのポーチドエッグサラダ
ウズラの卵、ブロッコリー、サラダ菜、ドレッシング、クルトン
このレシピはウズラの卵を使ったポーチドエッグサラダです。ウズラの卵をトロッとした半熟加減に仕上げ、サラダに組み合わせました。…
レシピを見る#12 とろっと卵!ポーチドエッグのモーニングサラダ
ベーコン、アボカド、レタス、ミニトマト、マヨネーズ、ケチャップ、ブラックペッパー、お好みのドレッシング
あこがれのポーチドエッグを使ったモーニングサラダのレシピ。火加減や時間の管理が難しそうなポーチドエッグ。…
レシピを見る#13 ベビーリーフとポーチドエッグのサラダ
ベビーリーフ、パン、レモン汁、スプラウト、オリーブ油、こしょう
このレシピはベビーリーフを使ったポーチドエッグのサラダです。ベビーリーフのさっぱりとした味わいと、トロッとした卵の黄身が絶妙に絡み合っています。…
レシピを見る#14 青豆のオイル蒸しポーチドエッグのせ
スナップえんどう、グリンピース、そら豆、にんにく、オリーブ油、黒こしょう
このレシピは、フレッシュな青豆のやさしい甘さを味わえる「青豆のオイル蒸しポーチドエッグのせ」です。スナップえんどうやそら豆を筋を除いて細かく刻み、小鍋で蒸し焼きにします。…
レシピを見る#15 ポーチドエッグのせサラダ
レタス、ブロッコリー、プチトマト、クルトン、粉チーズ、フレンチドレッシング
このレシピは、ポーチドエッグのせサラダです。レタス、ブロッコリー、プチトマトなどを使ったサラダで、卵をポーチドエッグにしてからからめて召し上がれます。…
レシピを見る#16 ポーチドエッグのまろやか七草粥(七草がゆ)
七草粥、粉チーズ、ミルびき岩塩、粗びき黒コショウ、オリーブオイル
このレシピは、七草粥を使ったポーチドエッグ料理です。とろ~り半熟のポーチドエッグを崩しながら、七草粥のまろやかな味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#17 ポーチドエッグサラダ
レタス、ブロッコリー、バゲット、パン、オリーブ油、粗びき黒コショウ、粉チーズ、ニンニク、粒マスタード、等
このレシピは卵を使ったポーチドエッグサラダです。まず、レタスを手でちぎって冷水に放ち、パリッとしたら水気を切り、冷蔵庫で冷やします。…
レシピを見る#18 レンジで時短! サラダほうれん草とポーチドエッグのサラダ
イワシ缶[蒲焼き、マヨネーズ、おろしにんにく、黒こしょう
サラダほうれん草といわし缶を使ったレシピ。いわし缶を加えて栄養満点のサラダ。…
レシピを見る#19 黄身がとろ〜り! ポーチドエッグのせレタスサラダ
オリーブオイル、マヨネーズ、こしょう
このレシピは、ポーチドエッグを使ったレタスサラダです。クリーミーなドレッシングで仕上げ、カリカリなベーコンとフランスパンで食感も楽しめます。…
レシピを見る#20 卵がとろーり!簡単ポーチドエッグのスープ
カボチャ、玉ネギ、ベーコン、固形スープの素、ローリエ、塩コショウ、オリーブ油
このレシピは卵を使ったポーチドエッグのスープです。優しい味わいのスープに、半熟のポーチドエッグを入れてお楽しみください。…
レシピを見る最後に、ポーチドエッグの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ポーチドエッグ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 145 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.3 | g | 普通 |
脂質 | 11.7 | g | 多い |
「ポーチドエッグ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 420 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ポーチドエッグ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 100 | mg | 低い |
カルシウム | 55 | mg | 多い |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 160 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 35 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 21 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 160 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 13 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.40 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.45 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。