このページではポーチドエッグのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ポーチドエッグのカロリーは145kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ポーチドエッグの可食部100gあたりのカロリーは、145kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中785位です。これは多い順にすると上位49%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「卵」ジャンルのでポーチドエッグのカロリーを評価すると、15件中9位です。これは上位から60%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 145Kcal |
全体での評価 | 785位 / 1592件中(上位49%…平均的) |
「卵」ジャンル内での評価 | 9位 / 15件中(上位60%…やや低い) |
ポーチドエッグはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜポーチドエッグのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
ポーチドエッグのカロリーは平均的な理由
ポーチドエッグのカロリーは、可食部100gあたり145kcalで、「平均的」と評価されています。この評価は、以下の栄養データを考慮して行われました。
糖質がかなり低い
ポーチドエッグの糖質は、可食部100gあたり3.9gと「かなり低い」です。糖質が低いため、血糖値の急上昇を抑えることができます。また、低糖質の食品はダイエット中の方にも適しており、カロリーコントロールに役立ちます。
食物繊維は無し
ポーチドエッグには食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素ですが、ポーチドエッグはその点では不足しています。食物繊維を摂取するためには、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
タンパク質は普通
ポーチドエッグのタンパク質は、可食部100gあたり12.3gと「普通」です。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・成長に必要な栄養素であり、適切な量を摂取することが重要です。ポーチドエッグはタンパク質を含んでいるため、食事のバランスを考える上で良い選択肢と言えます。
脂質が多い
ポーチドエッグの脂質は、可食部100gあたり11.7gと「多い」です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリーの摂取量が増えるため、注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けるためには、脂質の摂取量にも気を配る必要があります。
以上の栄養データから、ポーチドエッグのカロリーは「平均的」と評価されています。糖質が低く、タンパク質が普通である一方、食物繊維が無く、脂質が多いという特徴があります。個々の栄養素のバランスを考慮しながら、適切な量を摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ポーチドエッグ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.9g | 4 | 15.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 12.3g | 4 | 49.2kcal |
脂質 | 11.7g | 9 | 105.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ポーチドエッグ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、105.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ポーチドエッグは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
ポーチドエッグは、低糖質ダイエットに使える?
最近、低糖質ダイエットが注目されています。糖質を制限することで、血糖値の急上昇を防ぎ、体脂肪の蓄積を抑えることができます。そのため、糖質制限を取り入れた食事をすることが多くなっています。
ポーチドエッグの糖質量は3.9g
糖質を制限するためには、食品の糖質量を把握することが重要です。そこで、ポーチドエッグの糖質量を調べてみました。すると、ポーチドエッグ1個には3.9gの糖質が含まれていることが分かりました。
ポーチドエッグは低糖質ダイエットに効果的?
ポーチドエッグの糖質量が3.9gということは、低糖質ダイエットにおいては比較的低いと言えます。糖質制限をする際には、1日の糖質摂取量を制限する必要がありますが、ポーチドエッグを摂取することで、その制限を守りながら栄養を摂取することができます。
また、ポーチドエッグは低脂肪であり、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質はダイエットにおいて重要な栄養素であり、食事の満足感を高める効果もあります。そのため、ポーチドエッグを摂取することで、満腹感を得ながら糖質制限を守ることができます。
ただし、ポーチドエッグには塩分が含まれているため、塩分摂取量には注意が必要です。塩分の摂り過ぎは高血圧や水分バランスの乱れを引き起こす可能性があります。ポーチドエッグを摂取する際には、塩分摂取量を考慮し、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
まとめ
ポーチドエッグは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食品と言えます。糖質量が比較的低く、タンパク質も豊富に含まれているため、満腹感を得ながら糖質制限を守ることができます。ただし、塩分摂取量には注意が必要です。バランスの良い食事を心掛けながら、ポーチドエッグを取り入れてみると良いでしょう。
ポーチドエッグは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ソラレピ
ポーチドエッグは、低脂質ダイエットに不向き
ポーチドエッグは、卵を使った料理の一つであり、多くの人々に人気があります。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品です。
ポーチドエッグの脂質量は11.7g
ポーチドエッグは、一般的には卵をゆでるよりも少ない脂質量であると思われがちですが、実際には11.7gの脂質が含まれています。低脂質ダイエットでは、1食あたりの脂質摂取量を制限する必要がありますので、ポーチドエッグはその制限には適していません。
ポーチドエッグの調理方法による脂質量の変化
また、ポーチドエッグの脂質量は、調理方法によっても変化することがあります。例えば、バターやオイルを使用して調理する場合、脂質量が増えることがあります。さらに、ソースやドレッシングを添えることで、脂質摂取量が増える可能性もあります。
低脂質ダイエットに適した食品の選択
低脂質ダイエットを実践している方は、ポーチドエッグの摂取を控えることをおすすめします。代わりに、鶏のささみや白身魚、豆腐などの低脂質な食品を積極的に摂ることが重要です。これらの食品は、脂質量が少なく、かつ良質なタンパク質を含んでいます。
まとめ
ポーチドエッグは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その脂質量が11.7gであることや、調理方法によって脂質量が変化することを考慮すると、低脂質ダイエットを実践している方は、ポーチドエッグの摂取を制限するか、避けるべきです。代わりに、低脂質でタンパク質を豊富に含む食品を選ぶことが重要です。
最後に、ポーチドエッグの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ポーチドエッグ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 145 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.3 | g | 普通 |
脂質 | 11.7 | g | 多い |
「ポーチドエッグ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 420 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ポーチドエッグ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 100 | mg | 低い |
カルシウム | 55 | mg | 多い |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 160 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 35 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 21 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 160 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 13 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.40 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.45 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。