このページでは、藻の塩昆布を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
塩昆布のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは塩昆布の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 193 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 37 | g | |
└糖質 | 23.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 13.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 16.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 18.0 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「(こんぶ類) 塩昆布」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、塩昆布がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
塩昆布はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
塩昆布とは?どんな食材?
塩昆布は、海藻の一種である「ワカメ」を塩漬けにした食材です。その名の通り、ワカメを塩と一緒に漬け込んで作られています。塩昆布は、日本料理や和食の一部でよく使用される食材であり、その特徴的な風味と食感が人気です。
特徴1:風味豊かな海の香り
塩昆布は、ワカメの持つ独特な風味が特徴です。海の香りが広がり、ほんのりとした塩味が口の中に広がります。この風味は、料理にアクセントを与えるだけでなく、食欲をそそります。
特徴2:プチプチとした食感
塩昆布は、ワカメの食感がそのまま残っており、プチプチとした食感が楽しめます。歯ごたえがあり、食べ応えがあります。そのため、サラダやご飯のトッピングとして活用されることが多いです。
特徴3:栄養価の高さ
塩昆布には、ワカメが持つ栄養素が豊富に含まれています。特にワカメにはカルシウムや鉄分、ビタミン類が多く含まれており、健康に良いとされています。また、ワカメには食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善にも役立ちます。
以上のように、塩昆布は風味豊かな海の香りとプチプチとした食感が特徴であり、栄養価も高い食材です。和食や日本料理において、さまざまな料理に活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は塩昆布がダイエットにどう役立つか説明します!
塩昆布はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が多く含まれている
塩昆布は可食部100gあたりに13.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事のボリュームを感じながらカロリーを抑えることができます。塩昆布を摂取することで、日常の食事において必要な食物繊維を摂ることができます。
2. タンパク質が多く含まれている
塩昆布には可食部100gあたりに16.9gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。また、タンパク質は食事から摂取したエネルギーを効率的に利用するため、ダイエットや筋力トレーニングを行う方にも適しています。塩昆布を摂取することで、タンパク質の摂取量を増やし、健康的な体作りをサポートすることができます。
3. 脂質が低い
塩昆布は可食部100gあたりに0.4gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。塩昆布は脂質が低いため、バランスの取れた食事に取り入れることで、脂質の摂取量をコントロールすることができます。健康的な食事を心掛ける方にとって、塩昆布は良い選択肢となります。
以上のように、塩昆布は食物繊維やタンパク質が豊富であり、脂質が低いという特徴を持っています。これらの栄養素をバランスよく摂取することで、健康的な食事を実現することができます。塩昆布を利用して、日常の食事にバラエティを加えながら、健康をサポートしましょう。
おすすめ:塩昆布のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
塩昆布に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ヤマサ
1. ミネラル豊富な食材
塩昆布はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。特にナトリウムやカリウムの含有量が多く、体内の水分バランスを調整するのに役立ちます。また、カルシウムやマグネシウムは骨や歯の健康に重要な役割を果たします。
2. マンガンの摂取源として優れている
塩昆布にはマンガンが多く含まれており、マンガンは酵素の働きをサポートする役割を持っています。酵素は体内で様々な代謝反応を促進するため、塩昆布を摂取することで代謝をサポートする効果が期待できます。
3. ヨウ素やセレンなどの微量元素が不足している
一方で、塩昆布にはヨウ素やセレン、クロム、モリブデンなどの微量元素がほとんど含まれていません。これらの微量元素は体内で様々な機能を担っており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。そのため、塩昆布を摂取する際には他の食材とのバランスを考える必要があります。
塩昆布に含まれるビタミンを解説!
引用元:サントリー
ビタミンA
塩昆布に含まれるビタミンAの特徴は以下の通りです。
1. レチノールやα-カロテンは含まれておらず、ビタミンAの主要な成分はβ-カロテンです。
2. β-カロテンの含有量は390 μgで、多く含まれています。
3. レチノール活性当量も33 μgと、他の食材と比べると多いです。
ビタミンE
塩昆布に含まれるビタミンEの特徴は以下の通りです。
1. α-トコフェロールは0.4 mg含まれており、普通の量です。
2. β-トコフェロールは含まれていません。
3. γ-トコフェロールは0.1 mg含まれており、普通の量です。
4. δ-トコフェロールは0.1 mg含まれており、他の食材と比べると多いです。
その他のビタミン含有量
塩昆布には他にも以下のビタミンが含まれています。
- ビタミンKは74 μg含まれており、多い量です。
- ビタミンB1は0.04 mg含まれており、普通の量です。
- ビタミンB2は0.23 mg含まれており、多い量です。
- ナイアシンは0.8 mg含まれており、普通の量です。
- ビタミンB6は0.07 mg含まれており、普通の量です。
- パントテン酸は0.33 mg含まれており、普通の量です。
なお、塩昆布にはビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は塩昆布の使用例としてレシピをご紹介します。
塩昆布を使ったレシピ20選!
#1 和えるだけ!塩昆布を使った和風パスタ
スパゲッティ、ロースハム、塩昆布、麺つゆ、無塩バター、スパゲッティのゆで汁、青じそ
塩昆布を使った、和風パスタのレシピ。スパゲッティを茹で、ロースハムを切り、青じそを千切りにします。…
レシピを見る#2 シャキシャキ食感 白菜と大根の塩昆布サラダ
白菜、大根、胡麻油、サラダ油、塩昆布、かつお節、いりゴマ、刻み海苔
白菜と塩昆布を使った、ささっと作れるサラダのレシピ。調理時間はたったの5分。…
レシピを見る#3 冷しゃぶとねぎの塩昆布ナムル
豚肉(薄切り、しゃぶしゃぶ用)、ねぎ(白い部分)、かいわれ菜、塩昆布、ごま油、きび砂糖、レモン
豚肉をゆでて、ねぎと塩昆布を和えた、ナムルのレシピ。塩昆布の旨味がアクセントになった、すぐに出来てかつ主菜にもなる、うれしい一品です。…
レシピを見る#4 えびとレタスの塩昆布炒め
えび、片栗粉、レタス、しょうが、長ねぎ、ごま油、塩昆布、しょうゆ
エビとレタスを使った炒め物です。切る食材も少ないので手軽に作れそうですね。…
レシピを見る#5 レンジで簡単!ピーマン塩昆布和えのレシピ
ピーマン、ツナ、塩昆布
たった10分でできるピーマンの簡単塩昆布和えのレシピ。加熱はピーマンの下ごしらえに電子レンジを使ってラクラクでできます。…
レシピを見る#6 レタスと塩昆布のパラッとチャーハン
ご飯、レタス、塩昆布、キユーピーマヨネーズ
レタスと塩昆布を使ったチャーハンのレシピ。油の代わりにマヨネーズで炒めることによって、パラっと仕上がり、コクが増します。…
レシピを見る#7 塩昆布とネギのレンコンもち
レンコン、はんぺん、塩昆布、刻みネギ、片栗粉
塩昆布とネギを使ったレンコンもちのレシピ。はんぺんをつなぎとして使っています。…
レシピを見る#8 意外な組合せ塩昆布かぼちゃサラダのレシピ
カボチャ、キュウリ、塩昆布、マヨネーズ
カボチャと塩昆布を活用したマヨネーズ味のサラダのレシピ。カボチャはレンジで加熱し時短が可能に。…
レシピを見る#9 中華素材の青梗菜青梗菜と塩昆布の菜種和えのレシピ
チンゲンサイ、塩昆布、めんつゆ
チンゲンサイと炒り卵をざっくり和えた簡単レシピ。チンゲンサイの下茹でと炒り卵さえ作ってしまえば、あとは調味料を混ぜるだけです。…
レシピを見る#10 脂質が少なく低カロリータラと塩昆布のホイル焼きのレシピ
タラ、胡椒、シメジ、長ネギ、ゴマ油、ニンニク、塩昆布、葉ネギ
タラを使った、低カロリーなホイル焼きのレシピ。タラは脂質が少なく、ヘルシーな食材です。…
レシピを見る#11 金時豆の塩昆布煮
金時豆(水煮)、塩昆布(角切り)、芝えび、だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖
金時豆を芝えび、塩昆布と一緒に甘辛く煮ていただく和風レシピ。水煮の金時豆を使用することで、手早く調理を進めることが可能です。…
レシピを見る#12 相性ばつぐんゴーヤの塩昆布炒めのレシピ
ゴーヤ、豚肩ロース(薄切り)、塩昆布
塩昆布が相性抜群のゴーヤの炒め物のレシピ。味付けは、塩昆布と塩でシンプルに。…
レシピを見る#13 ブロッコリーの塩昆布サラダ
ブロッコリー、ブラックタイガー、塩昆布、マヨネーズ、レモン汁
塩昆布を活用した、10分で作れる簡単サラダのレシピ。塩昆布にマヨネーズを合わせることでコクのある深い味わいになります。…
レシピを見る#14 キャベツと豚しゃぶの塩昆布マヨサラダ
キャベツ、豚肉(しゃぶしゃぶ用)、塩昆布、白ごま、キユーピーマヨネーズ
5分でできる時短レシピ。塩昆布であっさりとした味をベースとしているのでマヨネーズをかけても油っこい味にはなりません。…
レシピを見る#15 海からサラダフレークとはくさいの塩昆布和え
海からサラダフレーク」、はくさい、しょうが(千切り)、ごま油、塩昆布、白いりごま
かにかまとはくさいを使ったレシピ。生姜とお酢でさっぱりといただけます。…
レシピを見る#16 超時短レシピアボカドとキュウリの塩昆布和えのレシピ
アボカド、キュウリ、塩昆布、ゴマ油、ゴマ(白)
アボカドとキュウリを活用した塩昆布和えのレシピ。すべての具材とタレをボウルで合わせるだけで簡単に作れます。…
レシピを見る#17 だしツッコミ!塩昆布と桜海老の和風お好み焼き
塩昆布、桜海老、お好み焼きミックス、キャベツ、マヨネーズ
ソースよりもさっぱりといただける和風お好み焼きのレシピ。材料を混ぜて焼くだけで簡単。…
レシピを見る#18 塩昆布ときのこの炊き込みご飯
塩昆布、しめじ、まいたけ、しいたけ、油揚げ、しょうゆ
塩昆布で味の決まる塩昆布とキノコの炊き込みご飯のレシピ。きのこは味のなじみが良いように細かくカット。…
レシピを見る#19 塩昆布ときゅうりのポテトサラダ
じゃがいも、きゅうり、塩昆布、キユーピーマヨネーズ
塩昆布ときゅうりを使ったポテトサラダのアレンジレシピ。塩昆布が入っているので、和風の味わいになります。…
レシピを見る#20 塩昆布マヨのおにぎり
ご飯、グリーンアスパラガス、塩昆布、かつお節、キユーピーディフェ
塩昆布マヨのおにぎりのレシピ。塩昆布とかつお節にマヨネーズを合わせた具はごはんと相性抜群。…
レシピを見る最後に、塩昆布の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「塩昆布」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 193 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 37 | g | |
└糖質 | 23.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 13.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 16.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「塩昆布」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 24.1 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 21.6 | g | 多い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 18.0 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「塩昆布」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 7100 | mg | 多い |
カリウム | 1800 | mg | 多い |
カルシウム | 280 | mg | 多い |
マグネシウム | 190 | mg | 多い |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 4.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.56 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 390 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 390 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 33 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 74 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.33 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。