このページでは、藻のあおさを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あおさのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあおさの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 201 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 41.7 | g | |
└糖質 | 18.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 29.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 22.1 | g | 多い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 9.9 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、藻分類に所属する正式名称「あおさ 素干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あおさがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あおさはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
あおさとは?どんな食材?
あおさとは、海藻の一種であり、日本の伝統的な食材です。日本海や太平洋沿岸で採れることが多く、特に北海道や東北地方でよく食べられています。
あおさの特徴
あおさは、細長い形状をしており、独特の緑色をしています。海中で育つため、豊富なミネラルやビタミンを含んでおり、栄養価が非常に高い食材です。
あおさの食べ方
あおさは、生のままでも食べることができますが、一般的には乾燥させたり、塩漬けにしたりして保存されます。乾燥あおさは、煮物やサラダ、おにぎりの具として利用されることが多く、塩漬けあおさは、味噌汁や炊き込みご飯に使われることがあります。
あおさの美味しい食べ方
あおさを食べる際には、まず乾燥させたものを戻す必要があります。水に浸して戻し、余分な塩分を洗い流すと、より食べやすくなります。煮物やサラダに加える際には、あおさの風味を引き立てるために、ごま油や醤油、酢を加えると良いでしょう。
あおさの効能
あおさには、食物繊維やカルシウム、鉄分、ビタミンCなどが含まれており、健康に良い影響を与えると言われています。特に、カルシウムや鉄分は、骨や歯の健康に役立ちます。また、食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防にも効果的です。
まとめ
あおさは、日本の伝統的な海藻であり、栄養価が高い食材です。乾燥させたり、塩漬けにしたりして保存され、煮物やサラダ、おにぎり、味噌汁などに利用されます。健康に良い効果も期待できるため、積極的に食べることをおすすめします。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあおさがダイエットにどう役立つか説明します!
あおさはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
「あおさ」の栄養データ
カロリー:201kcal(平均的)
炭水化物:41.7g
└糖質:18g(普通)
└食物繊維:29.1g(多い)
タンパク質:22.1g(多い)
脂質:0.6g(低い)
塩分:9.9g(多い)
1. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
「あおさ」は食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する効果があります。腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善に役立ちます。また、腸内環境が良好な状態になると、免疫力の向上や病気のリスク低減にもつながるとされています。
2. タンパク質が豊富で筋肉の合成に役立つ
「あおさ」にはタンパク質が多く含まれています。タンパク質は筋肉の合成に必要な栄養素であり、筋肉量の維持や増加に役立ちます。特に、運動をしている方や筋力を維持したい方にとって、タンパク質は重要な栄養素です。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、ダイエット中の方にも適しています。
3. 脂質が低くカロリーコントロールに適している
「あおさ」には脂質が低い特徴があります。脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めるため、脂質の摂取量を抑えることは重要です。また、脂質の摂り過ぎはカロリー摂取量の増加にもつながりますが、脂質が低い「あおさ」はカロリーコントロールに役立ちます。食事のバランスを考えながら、「あおさ」を取り入れることで、健康的な食事を実現することができます。
以上のように、「あおさ」は食物繊維やタンパク質が豊富であり、脂質が低い特徴があります。これらの栄養素の効果により、腸内環境の改善や筋肉の合成、カロリーコントロールに役立つ食材として健康的な食事に取り入れることができます。
おすすめ:あおさのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あおさに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キリン
「あおさ」の特徴
「あおさ」は、以下の特徴を持っています。
1. ミネラル豊富な食材
「あおさ」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど、多くのミネラルを含んでいます。特にナトリウムやカリウムの含有量は多く、体内の水分バランスを調整するのに役立ちます。また、鉄や亜鉛も豊富に含まれており、貧血の予防や免疫力の向上にも効果があります。
2. リンが普通量
「あおさ」に含まれるリンの量は普通量です。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や細胞の構成にも関与しています。リンの含有量が普通量であることから、バランスの良い食事に取り入れることができます。
3. ヨウ素が豊富
「あおさ」にはヨウ素が豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、正常な甲状腺機能を維持するために重要です。ヨウ素の含有量が多いことから、甲状腺の健康維持に役立つ食材と言えます。
あおさに含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
1. ビタミンAの特徴
「あおさ」に含まれるビタミンAは、以下の特徴があります。
- レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのカロテノイド類が多く含まれています。
- β-カロテン当量は2700 μgであり、ビタミンAの摂取量として十分な量です。
- レチノール活性当量も220 μgと、ビタミンAの必要量を満たすことができます。
2. ビタミンEの特徴
「あおさ」に含まれるビタミンEは、以下の特徴があります。
- α-トコフェロールが1.1 mg含まれており、ビタミンEの豊富な供給源となります。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
「あおさ」には他にも様々なビタミンが含まれています。
- ビタミンKは5 μg含まれており、適量と言えます。
- ビタミンB1、B6、パントテン酸は普通の量です。
- ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12、ビオチン、ビタミンCは多く含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあおさの使用例としてレシピをご紹介します。
あおさを使ったレシピ20選!
#1 もちもちヘルシーな、おからニョッキとしらすとあおさのクリーム
生おから、じゃがいも、米粉、しらす、あおさ、バター、牛乳、胡椒
おからとじゃがいもを使った、ニョッキとしらすとあおさのクリームのレシピ。じゃがいもをすりおろし、おからと米粉、塩、胡椒を混ぜて生地を作ります。…
レシピを見る#2 磯の香りと色を逃さない!心も体もホッと温まる基本の「あおさの味噌汁」
あおさ、絹ごし豆腐、人参、長ねぎ、出汁パック、味噌
あおさを使った、あおさの味噌汁のレシピ。長ネギと人参を煮て、絹ごし豆腐を加えて煮ます。…
レシピを見る#3 枝豆とあおさ海苔のナムル
枝豆(ゆでてさやから出す)、あおさ海苔(乾燥品)、だし汁、白炒りごま
枝豆とあおさ海苔のおつまみのレシピ。ごま油とごまの香ばしい風味がやみつきになるナムルです。…
レシピを見る#4 マヨネーズで!しいたけとあおさの肉詰め
しいたけ(生)、長いも、鶏ひき肉、にんにく、青じそ、あおさ、しょうゆ、こしょう、サラダ油、等
マヨネーズを活用した、しいたけの肉詰め。定番の「肉詰め」にあおさを入れることで風味が増し、マヨネーズ、ながいもを練り込むことで舌触りも滑らかに。…
レシピを見る#5 フライパン1つでコク旨あおさクリームパスタ
スパゲッティ、牛乳、オリーブオイル、あおさのり、粉チーズ、黒こしょう
15分で完成する、磯の香り広がるあおさクリームパスタのレシピ。調理はフライパンのみで終えられるので、お手軽に作れる一品です。…
レシピを見る#6 ぱぱっと‼納豆あおさ汁
あおさ、鰹節、梅ふ、納豆、熱湯
納豆とあおさを加える汁物のレシピ。味付けは「ヤマサ ぱぱっとちゃんとこれ!うま!!つゆ」のみ。…
レシピを見る#7 あおさの焼きそば
中華麺(蒸し・焼きそば)、豚肉(切り落とし)、ごま油、ねぎ、あおさ、料理酒、片栗粉、オイスターソース、しょうゆ、等
あおさを活用した焼きそばのレシピ。味付けはしょうゆとオイスターソースでシンプルにすることで、ごま油で炒めたあおさの風味を引き立てます。…
レシピを見る#8 ひらたけとシーフードのあおさチャーハン
ご飯、ひらたけ、シーフードミックス、あおさ、しょうゆ、こしょう、キユーピーマヨネーズ
ひらたけとシーフードを使ったあおさチャーハンのレシピ。油の代わりにマヨネーズで炒めることにより、パラッと仕上がり、さらにコクがアップします。…
レシピを見る#9 あおさ風味卵たっぷりポテトサラダ
じゃがいも、玉ねぎ(スライス)、マヨネーズ
磯の香りたっぷりのあおさしょうゆを使ったレシピ。じゃがいもと玉ねぎのシンプルなポテトサラダに濃厚な磯の風味が加わり、一味違うポテトサラダが完成します。…
レシピを見る#10 あおさのりのポテト焼き
あおさのり(乾燥)、じゃがいも、片栗粉、マヨネーズ、みそ、サラダ油、しょうゆ、みりん、砂糖、等
あおさのりを使った、おつまみにもおすすめのポテト焼きのレシピ。あおさのりの持つ磯の香りが口の中に広がり、香ばしい一品です。…
レシピを見る#11 どっしりとした日本酒に合う"あおさプロチーチャーハン"
玄米ご飯、ほぐしたあおさ海苔、プロセスチーズ、らっきょう漬け、にんにくスライス、太香胡麻油
あおさ海苔とプロセスチーズ、らっきょうを使ったチャーハンのレシピ。具材の組み合わせは珍しいですが、にんにくと胡麻油で炒めることで味にパンチと一体感が出ます。…
レシピを見る#12 あおさ風味のタルタルソース
マヨネーズ
「ヤマサ あおさしょうゆ」を使ったタルタルソースのレシピ。茹で卵にマヨネーズと「あおさしょうゆ」を混ぜるだけで、豊かな磯の香のタルタルソースが出来上がります。…
レシピを見る#13 長芋とあおさのピリ辛浅漬け
長芋、あおさ、めんつゆ、砂糖、柚子コショウ
あおさの磯の風味を楽しむ、ピリ辛浅漬けのレシピ。あおさは塩水で戻すことで、下味がつきメリハリのある味わいに仕上がります。…
レシピを見る#14 しっとり柔らか磯の香り♡むね肉であおさ揚げ焼き♪
鶏胸肉、砂糖、醤油、中華顆粒だし、乾燥あおさ、にんにく、片栗粉、レモン
鶏胸肉を使った、主菜になる揚げ焼きのレシピ。下準備をすることでお肉がしっとり柔らかに焼き上がり、たっぷり使ったあおさの香りもたまらない一品です。…
レシピを見る#15 何コレ!やみつき!子供も喜ぶ♡お揚げのあおさカリカリチーズ
油揚げ、ピザ用チーズ、あおさ
もう一品欲しい時に大助かりのお揚げのカリカリチーズレシピ。3つの材料で出来上がる手軽さも嬉しいポイント。…
レシピを見る#16 ふわっと卵が◎ あおさのだし巻き卵
あおさ[乾燥、サラダ油、和風顆粒だし、めんつゆ
だしの香りが食欲をそそる卵料理。定番のだし巻き卵にあおさを加えて風味豊かな料理に。…
レシピを見る#17 じゃがいもの新玉ねぎのあおさガレット
じゃがいも、新玉ねぎ、オリーブオイル、あおさ
あおさの風味が食欲をそそる、じゃがいもと新玉ねぎのあおさガレットのレシピ。新玉ねぎの甘みも感じられる一品です。…
レシピを見る#18 パパッと簡単! あおさの卵スープ
あおさ(乾燥)、しょうゆ、鶏ガラスープの素
あおさと卵を使用した、簡単に作れるスープのレシピ。あおさのとろっとなめらかな口当たりと、卵のふんわり柔らかい食感がアクセントになっています。…
レシピを見る#19 あおさの風味漂う♪蓮根とエリンギのあおさきんぴら
蓮根、エリンギ、醬油、みりん、料理酒、砂糖、いりごま、青のり、ごま油、等
レンコンやエリンギを使った、副菜にぴったりのきんぴらのアレンジレシピ。コリコリのエリンギとシャキシャキのレンコンを組み合わせ、香りのよいあおさがアクセントになった一品。…
レシピを見る#20 ダシが効いてる! あおさ鍋
あおさ(乾燥)、だしパック、しょうゆ、白だし、みりん
このレシピはあおさを使った鍋料理です。濃いめのだしで味付けし、美肌素材がたっぷりなので健康的な料理としてもおすすめです。…
レシピを見る最後に、あおさの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あおさ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 201 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 41.7 | g | |
└糖質 | 18.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 29.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 22.1 | g | 多い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「あおさ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 16.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 18.7 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 9.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あおさ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3900 | mg | 多い |
カリウム | 3200 | mg | 多い |
カルシウム | 490 | mg | 多い |
マグネシウム | 3200 | mg | 多い |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 5.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.80 | mg | 多い |
マンガン | 17.00 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2200 | μg | 多い |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 160 | μg | 多い |
モリブデン | 23 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 300 | μg | 多い |
└β-カロテン | 2500 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 27 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 2700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 220 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.48 | mg | 多い |
ナイアシン | 10.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 37.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | 31.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 25 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。