このページではあおさのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あおさのカロリーは201kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あおさの可食部100gあたりのカロリーは、201kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中611位です。これは多い順にすると上位38%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「藻」ジャンルのであおさのカロリーを評価すると、39件中12位です。これは上位から30%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 201Kcal |
全体での評価 | 611位 / 1592件中(上位38%…平均的) |
「藻」ジャンル内での評価 | 12位 / 39件中(上位30%…平均的) |
あおさはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあおさのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜあおさのカロリーは平均的のか?
「あおさ」は、可食部100gあたりのカロリーが201kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされた理由について、以下の栄養データを参照して考察してみましょう。
カロリー:201kcal(平均的)
あおさのカロリーは、可食部100gあたり201kcalです。この値は、他の食材と比較して平均的と評価されています。カロリーは、食物を消化・吸収し、エネルギーとして利用するための指標です。あおさのカロリーが平均的であることは、バランスの良い食事に取り入れることができることを示唆しています。
糖質:18g(普通)
あおさの糖質は、可食部100gあたり18gです。この値は、他の食材と比較して普通と評価されています。糖質は、体内でエネルギー源として利用される重要な栄養素です。あおさの糖質量が普通であることは、バランスの取れた食事に取り入れることができることを意味しています。
食物繊維:29.1g(多い)
あおさの食物繊維は、可食部100gあたり29.1gです。この値は、他の食材と比較して多いと評価されています。食物繊維は、腸内環境の改善や便通の促進など、健康に良い影響を与える重要な栄養素です。あおさの食物繊維量が多いことは、健康維持のために積極的に摂取することができることを示唆しています。
タンパク質:22.1g(多い)
あおさのタンパク質は、可食部100gあたり22.1gです。この値は、他の食材と比較して多いと評価されています。タンパク質は、体の組織や筋肉の構成要素として重要な役割を果たしています。あおさのタンパク質量が多いことは、栄養バランスを考えた食事に取り入れることができることを示しています。
脂質:0.6g(低い)
あおさの脂質は、可食部100gあたり0.6gです。この値は、他の食材と比較して低いと評価されています。脂質は、エネルギー源として利用される他、脂溶性ビタミンの吸収にも関与しています。あおさの脂質量が低いことは、低脂肪の食事に取り入れることができることを示唆しています。
以上の栄養データから、あおさのカロリーが平均的と評価される理由が明らかになりました。あおさは、カロリー・糖質・食物繊維・タンパク質・脂質のバランスが取れた栄養価の高い食材であることが分かります。バランスの良い食事を心掛ける際に、あおさを積極的に取り入れることは健康維持に役立つでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あおさ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 18.0g | 4 | 72kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 29.1g | 2 | 58.2kcal |
たんぱく質 | 22.1g | 4 | 88.4kcal |
脂質 | 0.6g | 9 | 5.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あおさ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、88.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あおさは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
あおさは、低糖質ダイエットに使える?
「あおさ」は、藻()の一種であり、多くの人々に親しまれている食材です。その特徴として、独特の風味や食感があり、和食によく使われることが知られています。
あおさの糖質量は18g
しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、あおさは注意が必要な食材と言えるでしょう。なぜなら、あおさの糖質量は18gと、他の野菜や海藻に比べてやや高めです。
あおさは低糖質ダイエットに不向き
低糖質ダイエットでは、摂取する糖質の量を制限することがポイントです。糖質を控えることで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促す効果が期待できます。
しかし、あおさの糖質量が18gということは、摂取する際には注意が必要です。例えば、低糖質ダイエットを実践している方が、1日に摂取する糖質の目安が20g以下である場合、あおさを摂取するとほぼ1日分の糖質を摂取してしまいます。
そのため、あおさは低糖質ダイエットにおいては、制限を設ける必要があります。もちろん、個々のダイエット方法や体質によって摂取する糖質の量は異なるため、あおさを摂取する際には、自身の目標や制限量を考慮した上で適量を摂るようにしましょう。
まとめ
あおさは、独特の風味や食感があり、和食によく使われる食材です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食材と言えます。糖質量が18gとやや高めであり、制限を設けないと1日の糖質摂取目安を超えてしまう可能性があります。自身の目標や制限量を考慮した上で、適量を摂るようにしましょう。
あおさは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キューピー
あおさは、低脂質ダイエットに使える?
「あおさ」と呼ばれる藻は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由をご紹介します。
低脂質な食材としてのあおさ
あおさは、低脂質ダイエットに適した食材です。その理由は、あおさの脂質含有量が非常に低いからです。一般的に、藻類は脂質が少なく、あおさも例外ではありません。
実際に、あおさ100g当たりの脂質含有量はわずか0.6gです。この数値は非常に低く、脂質制限を行っている方にとっては非常に魅力的な食材と言えるでしょう。
あおさの栄養価
あおさは、低脂質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。例えば、あおさにはビタミンAやビタミンC、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。
また、あおさには食物繊維も多く含まれており、腸内環境の改善や便秘の予防にも役立ちます。さらに、あおさには抗酸化作用があり、体内の老化を防ぐ効果も期待できます。
あおさの活用方法
あおさは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、サラダやスープ、炒め物などに加えることで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。
また、あおさの風味は非常に独特であり、料理にアクセントを加えることができます。さっぱりとした味わいが特徴であり、ダイエット中の食事にもぴったりです。
まとめ
あおさは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら、栄養価も高く、さまざまな料理に活用することができます。脂質制限を行っている方や健康を意識している方にとって、あおさはおすすめの食材と言えるでしょう。
ぜひ、あおさを取り入れて、健康的な食生活を送りましょう。
最後に、あおさの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あおさ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 201 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 41.7 | g | |
└糖質 | 18.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 29.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 22.1 | g | 多い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「あおさ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 16.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 18.7 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 9.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あおさ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3900 | mg | 多い |
カリウム | 3200 | mg | 多い |
カルシウム | 490 | mg | 多い |
マグネシウム | 3200 | mg | 多い |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 5.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.80 | mg | 多い |
マンガン | 17.00 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2200 | μg | 多い |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 160 | μg | 多い |
モリブデン | 23 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 300 | μg | 多い |
└β-カロテン | 2500 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 27 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 2700 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 220 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.48 | mg | 多い |
ナイアシン | 10.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 37.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | 31.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 25 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。