このページではミニトマトのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ミニトマトのカロリーは30kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ミニトマトの可食部100gあたりのカロリーは、30kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1379位です。これは多い順にすると上位86%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでミニトマトのカロリーを評価すると、221件中82位です。これは上位から37%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 30Kcal |
全体での評価 | 1379位 / 1592件中(上位86%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 82位 / 221件中(上位37%…平均的) |
ミニトマトはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜミニトマトのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
ミニトマトのカロリーはなぜかなり低いのか?
ミニトマトは野菜の中でもカロリーがかなり低い食材として評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリーが低い
ミニトマトのカロリーは、可食部100gあたり30kcalと非常に低いです。これは、ミニトマトが水分を多く含んでいるためです。水分が多いと、同じ重量でもカロリーが少なくなります。そのため、ミニトマトはダイエット中やカロリーを気にする方にとっては優れた選択肢となります。
糖質が低い
ミニトマトの糖質は、可食部100gあたり5.6gと低いです。糖質の摂取量が気になる方にとっては、ミニトマトは適した食材です。低糖質の食材を選ぶことで、血糖値の上昇を抑えることができます。
食物繊維が普通
ミニトマトには食物繊維が1.4g含まれています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便通を促進することが知られています。ミニトマトの食物繊維量は普通とされており、バランスの取れた食事に役立ちます。
タンパク質が低い
ミニトマトのタンパク質は、可食部100gあたり1.1gと低いです。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素ですが、ミニトマトはその点ではあまり優れていません。タンパク質を摂取する場合は、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
脂質が低い
ミニトマトの脂質は、可食部100gあたり0.1gと非常に低いです。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。ミニトマトは脂質が低いため、健康を気にする方にとっては良い選択肢となります。
以上のように、ミニトマトはカロリーや糖質、脂質が低いという特徴があります。これらの栄養データを考慮すると、ミニトマトはダイエットや健康に気を使う方におすすめの食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ミニトマト」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.6g | 4 | 22.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.4g | 2 | 2.8kcal |
たんぱく質 | 1.1g | 4 | 4.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ミニトマト」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、22.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ミニトマトは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ミニトマトは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に人気がある「ミニトマト」は、糖質量が5.6gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
ミニトマトの糖質量は5.6g
ミニトマトは、野菜の中でも糖質量が比較的低い食材です。一般的なトマトの糖質量は1個あたり約3gですが、ミニトマトはその約2倍の5.6gとなっています。糖質制限を行っている方にとっては、この数値は非常に魅力的に映るでしょう。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重の減少や血糖値の安定を目指すダイエット方法です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇し、脂肪が蓄積されやすくなるため、糖質制限は効果的な手段とされています。
ミニトマトの利点
ミニトマトは、低糖質ダイエットにおいて以下のような利点があります。
- 糖質量が比較的低いため、ダイエット中でも食べやすい
- 食物繊維が豊富で、満腹感を与える
- ビタミンCやリコピンなどの栄養素も含まれている
これらの利点からもわかるように、ミニトマトは低糖質ダイエットにおいて有用な食材と言えます。
適量の摂取が重要
ただし、ミニトマトを食べる際には適量を守ることも重要です。糖質量は低いとはいえ、摂りすぎると糖質制限の効果が薄れてしまいます。また、ミニトマトの酸味が苦手な方や、アレルギーを持っている方もいるため、個々の体質や好みに合わせて摂取量を調整することが大切です。
まとめ
ミニトマトは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。糖質量が比較的低く、食物繊維や栄養素も豊富に含まれているため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。ただし、適量の摂取と個々の体質に合わせた調整が重要です。ミニトマトを上手に取り入れながら、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
ミニトマトは、低脂質ダイエットに使える!?
ミニトマトは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、特にダイエットに効果的な食材として知られているのが「ミニトマト」です。その理由は、その低脂質な特性にあります。ミニトマトは、100gあたりわずか0.1gの脂質しか含んでいません。
ミニトマトの低脂質効果
低脂質ダイエットを行う際には、脂肪の摂取量を制限することが重要です。脂質は高カロリーなため、摂り過ぎると体重増加の原因になります。しかし、ミニトマトはその低脂質な特性から、ダイエット中でも安心して食べることができる野菜です。
ミニトマトの栄養価
ミニトマトには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、ビタミンCやビタミンA、食物繊維が豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。また、ミニトマトにはリコピンという成分も含まれており、抗酸化作用や免疫力の向上にも役立ちます。
ミニトマトの食べ方
ミニトマトは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも活用することができます。サラダやスープ、パスタソースなどに加えることで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。また、ミニトマトは小さいサイズなので、持ち運びにも便利です。
まとめ
ミニトマトは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜です。その低脂質な特性から、ダイエット中でも安心して摂取することができます。また、栄養価も高く、ビタミンや食物繊維、リコピンなどが豊富に含まれています。さまざまな料理に活用することで、食事のバリエーションを増やすこともできます。ミニトマトを上手に取り入れて、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ミニトマトの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ミニトマト」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 30 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 7.2 | g | |
└糖質 | 5.6 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ミニトマト」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 91.0 | g | 多い |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ミニトマト」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 29 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.10 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 4 | μg | 多い |
└β-カロテン | 960 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 960 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 80 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.17 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 32 | mg | 多い |
別名: プチトマト、チェリートマト/廃棄部位: へた/硝酸イオン: 0 g/
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。