このページではかぼちゃのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
かぼちゃのカロリーは41kcal(100gあたり)!これってどうなの?
かぼちゃの可食部100gあたりのカロリーは、41kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1306位です。これは多い順にすると上位82%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでかぼちゃのカロリーを評価すると、221件中51位です。これは上位から23%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 41Kcal |
全体での評価 | 1306位 / 1592件中(上位82%…低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 51位 / 221件中(上位23%…高い) |
かぼちゃはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜかぼちゃのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜかぼちゃのカロリーは低いのか?
かぼちゃは野菜の中でも特にカロリーが低い食材の一つです。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
カロリーが低い理由
かぼちゃの可食部100gあたりのカロリーは41kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較しても低いと評価されています。その理由は、糖質、タンパク質、脂質の含有量が少ないことにあります。
糖質が低い
かぼちゃの可食部100gあたりの糖質は8.6gと低いです。糖質はエネルギーの源となる栄養素ですが、かぼちゃは他の食材と比べて糖質の含有量が少ないため、カロリーも低くなります。
食物繊維が多い
かぼちゃの可食部100gあたりの食物繊維は2.8gと多いです。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。また、便通を促進する働きもあります。食物繊維が多いため、かぼちゃはカロリーが低いにも関わらず満足感を得ることができます。
タンパク質と脂質が低い
かぼちゃの可食部100gあたりのタンパク質は1.6g、脂質は0.1gと低いです。タンパク質と脂質はエネルギーの源となる栄養素ですが、かぼちゃには少量しか含まれていません。そのため、カロリーも低くなります。
以上のように、かぼちゃのカロリーが低い理由は、糖質、タンパク質、脂質の含有量が少ないことや、食物繊維が多いことによるものです。カロリーを気にする方やダイエット中の方にとって、かぼちゃは優れた食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「かぼちゃ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.6g | 4 | 34.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.8g | 2 | 5.6kcal |
たんぱく質 | 1.6g | 4 | 6.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「かぼちゃ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、34.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
かぼちゃは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
かぼちゃは、低糖質ダイエットに使える?
かぼちゃは、野菜の一つであり、糖質量が8.6gということが知られています。低糖質ダイエットを実践している方にとって、糖質量は非常に重要な要素です。では、かぼちゃは低糖質ダイエットに使えるのでしょうか?
かぼちゃの糖質量は控えめ
かぼちゃは、糖質量が控えめと言われています。一般的な野菜と比べると、糖質量はやや高めですが、他の食材と比べると低い方です。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、かぼちゃは選択肢の一つとなるでしょう。
かぼちゃの糖質量について
かぼちゃ100gあたりの糖質量は8.6gです。これは、一般的な野菜の中ではやや高い部類に入ります。しかし、他の食材と比べると、まだまだ控えめな量です。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、かぼちゃを適度に摂取することは可能です。
かぼちゃの利点
かぼちゃには、栄養価が高いという利点もあります。ビタミンAやカロテン、食物繊維などが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることが期待されています。また、かぼちゃは食物の消化を助ける効果もありますので、消化不良や便秘の改善にも役立つかもしれません。
まとめ
かぼちゃは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだと言われていますが、糖質量は控えめです。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、かぼちゃを適度に摂取することは可能です。また、かぼちゃには栄養価が高く、健康に良い影響を与える効果も期待できます。かぼちゃを上手に活用しながら、バランスの取れた食事を心がけましょう。
かぼちゃは、低脂質ダイエットに使える!?
かぼちゃは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に栄養価の高い「かぼちゃ」は、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由として、かぼちゃの脂質含有量が非常に低いことが挙げられます。実際のデータによれば、かぼちゃ100gあたりの脂質はわずか0.1gしか含まれていません。
かぼちゃの低脂質がダイエットに効果的な理由
かぼちゃが低脂質ダイエットに効果的な理由は、その低カロリーかつ高食物繊維の特性にあります。低脂質であるため、かぼちゃを食べることで脂肪摂取量を抑えることができます。さらに、かぼちゃには食物繊維が豊富に含まれており、満腹感を与える効果があります。これによって、食事の量を減らすことができ、ダイエットに成功する可能性が高まります。
かぼちゃの栄養価
かぼちゃは低脂質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。かぼちゃにはビタミンA、ビタミンC、カリウム、鉄、マグネシウムなどが含まれており、健康維持に必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。さらに、かぼちゃには抗酸化作用があり、免疫力を高める効果も期待できます。
かぼちゃのおすすめの食べ方
かぼちゃを低脂質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。油で揚げたり、砂糖を加えたりするとカロリーが増えてしまうため、蒸したり煮たりするのがおすすめです。また、かぼちゃを他の野菜やタンパク質と一緒に摂ることで、栄養バランスを整えることができます。
まとめ
かぼちゃは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質で低カロリーなため、脂肪摂取量を抑えることができます。さらに、かぼちゃに含まれる食物繊維が満腹感を与え、食事の量を減らす効果があります。また、かぼちゃには豊富な栄養素が含まれており、健康維持にも役立ちます。調理方法には注意が必要ですが、かぼちゃを上手に取り入れて低脂質ダイエットに取り組みましょう。
最後に、かぼちゃの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かぼちゃ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 41 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 10.9 | g | |
└糖質 | 8.6 | g | 低い |
└食物繊維 | 2.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.6 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「かぼちゃ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 9 | % | 特になし |
水分 | 86.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「かぼちゃ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 420 | mg | 多い |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 55 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.08 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 49 | μg | 多い |
└β-カロテン | 1400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1400 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 120 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 2.9 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 26 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.9 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.5 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | 16 | mg | 多い |
別名: とうなす、ぼうぶら、なんきん/廃棄部位: わた、種子及び両端/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。