このページではたまねぎのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
たまねぎのカロリーは33kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
たまねぎの可食部100gあたりのカロリーは、33kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1360位です。これは多い順にすると上位85%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでたまねぎのカロリーを評価すると、221件中70位です。これは上位から31%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 33Kcal |
全体での評価 | 1360位 / 1592件中(上位85%…低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 70位 / 221件中(上位31%…平均的) |
たまねぎはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜたまねぎのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
たまねぎのカロリーはなぜ低いのか?
野菜の中でも「たまねぎ」は、可食部100gあたりのカロリーが33kcalと非常に低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
糖質が低い
たまねぎは、可食部100gあたりの糖質が7.1gと低いです。糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果があります。また、糖質の摂取量を抑えることは、ダイエットや血糖管理にも役立ちます。
食物繊維が普通
たまねぎには、可食部100gあたりの食物繊維が1.5g含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果や便通を促進する効果があります。たまねぎの食物繊維は普通とされていますが、野菜の中では比較的多い方です。
タンパク質が低い
たまねぎには、可食部100gあたりのタンパク質が1gと低いです。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となる重要な栄養素ですが、たまねぎはその点ではあまり多く含まれていません。
脂質が低い
たまねぎには、可食部100gあたりの脂質が0.1gと低いです。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎるとカロリーが高くなります。たまねぎは脂質が少ないため、ダイエットや健康維持に適しています。
以上のように、たまねぎのカロリーが低い理由は、糖質・食物繊維・タンパク質・脂質の含有量が比較的少ないからです。これらの栄養データを踏まえると、たまねぎは低カロリーでありながら、健康に役立つ野菜と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「たまねぎ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.1g | 4 | 28.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.5g | 2 | 3kcal |
たんぱく質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「たまねぎ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、28.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
たまねぎは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
たまねぎは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に栄養価の高い「たまねぎ」は、糖質量が7.1gと、他の野菜に比べるとやや高めです。
たまねぎは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
たまねぎは、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きとされていますが、その糖質量は控えめです。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促すとされています。そのため、糖質量の少ない食材を選ぶことが重要です。
しかし、たまねぎは他の野菜に比べると糖質量がやや高めです。そのため、低糖質ダイエットを行う際には、たまねぎの摂取量には注意が必要です。
糖質量は控えめ
ただし、たまねぎの糖質量は他の食材に比べると控えめです。1個のたまねぎに含まれる糖質量は、約7.1gです。これは、一般的な野菜の中ではやや高めですが、他の食材と比べるとまだ低い方です。
また、たまねぎには食物繊維やビタミンC、ポリフェノールなどの栄養素も豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康をサポートする効果があります。
そのため、たまねぎは低糖質ダイエットを行う上で完全に避ける必要はありません。適度な量を摂取することで、栄養を摂りながら糖質の摂取を抑えることができます。
まとめ
たまねぎは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きとされていますが、その糖質量は控えめです。適度な量を摂取することで、栄養を摂りながら糖質の摂取を抑えることができます。また、たまねぎには健康をサポートする栄養素も含まれているため、バランスの良い食事に取り入れることが大切です。
たまねぎは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
たまねぎは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも特に栄養価が高く、健康に良いとされる「たまねぎ」。その中でも、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。
たまねぎの低脂質な特徴
まず、たまねぎの低脂質な特徴についてご紹介します。たまねぎ100gあたりの脂質量はわずか0.1gと非常に低いです。これは、ダイエット中の方にとっては朗報ですね。
たまねぎのダイエット効果
たまねぎには、ダイエット効果が期待できる要素がいくつかあります。まず、食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感を得ることができます。これにより、食べ過ぎを防ぐことができます。
また、たまねぎには代謝を促進する成分も含まれています。これにより、脂肪の燃焼を助けることができます。さらに、抗酸化作用もあり、体内の老廃物を排出する効果も期待できます。
たまねぎの食べ方のポイント
たまねぎを効果的にダイエットに活用するためには、食べ方のポイントを押さえることが重要です。まず、生のまま食べるのではなく、加熱することで栄養素をより吸収しやすくすることができます。
また、たまねぎを使った料理には油を使わない、あるいは少量の油で調理することも大切です。これにより、脂質摂取量を抑えることができます。
まとめ
たまねぎは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜の一つです。低脂質でありながら、食物繊維や代謝を促進する成分が豊富に含まれているため、満腹感を得ながら脂肪の燃焼を促進することができます。
ただし、食べ方には注意が必要です。加熱することで栄養素をより吸収しやすくするとともに、油の使用量を抑えることがポイントです。
たまねぎを上手に取り入れながら、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、たまねぎの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「たまねぎ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 33 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.4 | g | |
└糖質 | 7.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.5 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「たまねぎ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 6 | % | 特になし |
水分 | 90.1 | g | 多い |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「たまねぎ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 17 | mg | 普通 |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.15 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.17 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 7 | mg | 多い |
廃棄部位: 皮(保護葉)、底盤部及び頭部/硝酸イオン:0g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。