このページではナスのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ナスのカロリーは18kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ナスの可食部100gあたりのカロリーは、18kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1483位です。これは多い順にすると上位93%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでナスのカロリーを評価すると、221件中156位です。これは上位から70%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 18Kcal |
全体での評価 | 1483位 / 1592件中(上位93%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 156位 / 221件中(上位70%…やや低い) |
ナスはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜナスのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
なぜナスのカロリーはかなり低いのか?
ナスは野菜の中でもカロリーがかなり低いと評価されています。その理由は、以下の栄養データを参照すると明らかです。
カロリー
ナスの可食部100gあたりのカロリーは18kcalです。この数値は他の食材と比較してかなり低いです。
糖質
ナスの可食部100gあたりの糖質は3gです。これも他の食材と比較してかなり低い値です。
食物繊維
ナスの可食部100gあたりの食物繊維は2.2gです。この数値は他の食材と比較して多いと言えます。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。
タンパク質
ナスの可食部100gあたりのタンパク質は1.1gです。この数値は他の食材と比較して低いです。
脂質
ナスの可食部100gあたりの脂質は0.1gです。この数値も他の食材と比較して低いです。
以上の栄養データからわかるように、ナスはカロリーや糖質、タンパク質、脂質が他の食材と比較して低い傾向にあります。そのため、ダイエットや健康に気を使っている方にとっては優れた食材と言えるでしょう。また、食物繊維が多いため、満腹感を得られるという利点もあります。ナスはさまざまな料理に活用できるため、積極的に取り入れることをおすすめします。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ナス」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.0g | 4 | 12kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.2g | 2 | 4.4kcal |
たんぱく質 | 1.1g | 4 | 4.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ナス」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、12kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ナスは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ナスは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、ナスは糖質量が3gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットに取り入れることができます。
ナスの糖質量は3g
ナスの糖質量は3gと言われています。これは、100gのナスに含まれる糖質の量です。一般的に、1日の糖質摂取量は50g以下を目指すことが推奨されています。そのため、ナスは糖質制限を行う際に積極的に取り入れることができる食材と言えます。
ナスに含まれる栄養素
ナスには、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。例えば、食物繊維やビタミンC、ビタミンB6などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美肌効果に役立つとされています。
ナスの調理方法
ナスは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。例えば、炒め物や煮物、揚げ物などに使うことができます。また、ナスをグリルすることで、風味や食感が引き立ちます。ナスの調理方法によって、味や食感が変わるため、自分の好みに合わせて調理方法を選ぶことができます。
まとめ
ナスは、低糖質ダイエットに取り入れることができる野菜です。糖質量が3gと比較的低く、健康維持や美肌効果にも役立つ栄養素が豊富に含まれています。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、自分の好みに合わせて取り入れてみてください。
ナスは、低脂質ダイエットに使える!?
ナスは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、特にナスは低脂質ダイエットに効果的な食材として知られています。ナスは、100gあたりの脂質量がわずか0.1gと非常に低いため、カロリーを抑えたい方やダイエット中の方におすすめです。
ナスの低脂質効果
ナスには、脂質を抑える効果があります。脂質は、体内に摂取されるとエネルギーとして蓄積されやすく、過剰摂取すると体重増加の原因になります。しかし、ナスの低脂質な特性により、脂質摂取を抑えることができます。
さらに、ナスには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。これにより、体内の老廃物をスムーズに排出することができます。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事量を抑えることができます。
ナスの調理方法
ナスは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。代表的な調理方法としては、炒める、蒸す、焼くなどがあります。これらの調理方法でナスを調理することで、美味しさを引き出しながら脂質を抑えることができます。
また、ナスは他の野菜やお肉との相性も良いため、様々な料理に活用することができます。炒め物や煮物、グリル料理など、自分の好みやシーンに合わせて調理方法を選ぶことができます。
まとめ
ナスは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その低脂質な特性により、脂質摂取を抑えることができます。さらに、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境を整える効果もあります。ナスはさまざまな調理方法で楽しむことができるため、自分の好みに合わせて取り入れてみてください。
最後に、ナスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ナス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 18 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「ナス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 93.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ナス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | 220 | mg | 普通 |
カルシウム | 18 | mg | 普通 |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 30 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.16 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 10 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 100 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 100 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 10 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.33 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
廃棄部位: へた/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。